語学学習を1本の木に例えるなら、単語はその木の葉っぱ1枚1枚美しい木を育てたいなら、葉っぱはたくさんあるほうがいい。たとえ上級者になっても、真剣に勉強している人なら毎日新しい単語に出くわすはず。その単語ひとつひとつを「どうしたら長く強く記憶に残すことができるか?」を私なりに考えて生み出した単語暗記法です。面倒だけど、とても大切なのが単語の記憶。参考になれば、と思います。

  1. 単語だけの勉強はしない(単語集を買わない)
  2. 単語暗記カードを使う(右写真参照)
  3. 辞書で調べたら、①その単語の主要な意味全て、②反対語、③発音、④フレーズなども一緒に覚える
  4. 日常生活で新しく出会った単語はメモする
  5. 電子辞書は使わず、紙の辞書を使う

1.単語だけの勉強はしない(単語集を買わない)

私が単語の暗記で一番大切にしていることは「新しく出会った単語をできるだけ強く印象に残して長く記憶を定着させること」です。そのためにはその単語のバックグラウンドとなる文章が必要になります。例えばあなたが英字新聞を読んでいて、そのなかに出てくる単語がいくつかわからなかったとしましょう。辞書を引く前に「これは〇〇という意味ではないか?」と推測すること。それから実際に辞書を引いてみましょう。推測があったっているかどうかはここでは問題ではありません。大切なのは、辞書を引くまでの過程です。辞書を引いて、知らなかった単語の意味に行き着くまでの道のりを印象に残すことが大切です。「市販の単語集を買って最初のページから毎日〇単語ずつ覚える」という勉強は、単語の印象が薄いため早く忘れやすいのです。単語集を使って覚えるというのは一見効率よくたくさんの単語を覚えられるように思えても、結果的に忘れてしまうので、長い目で見るととても効率が悪いのです。

2.単語暗記カードを使う

辞書で調べた単語は、100円均一で売っているような暗記カードに書き写し、記憶を定着させます。この暗記カードも工夫しているところがあり、「カード1枚に1単語書くのではなく、カード1面に1単語書く」ようにしています。こうすることのメリットは3つです。

  1. 知らない単語と日本語の意味を1画面、つまり1セットとして頭の中に入れられる
  2. 両手を使わなくてもいいので、満員電車の中でも使える
  3. カードを半分節約できる

暗記カードの便利なところはいつでもどこへでも持ち運べる点です。1日に1回は暗記カードを使って暗記するようにしましょう。私は何度見ても意味がわかるようになった単語は修正テープで消して、その上にまた新しい単語を書いて使ってます。

3.周りの単語も一緒に覚える

単語を辞書で調べたら、①その単語の主要な意味全て、②反対語、③発音、④フレーズなども一緒に覚えましょう。せっかく辞書でわざわざ調べた単語なので、できるだけ多くのことを一緒に覚えるようにしましょう。このサブ情報は完全に覚えるのではなく、頭の片隅に置く程度で大丈夫です。

4.日常生活で新しく出会った単語はメモする

私が単語を覚える上で一番大切にしていることは「辞書を引くまでの過程」です。印象に残る単語は忘れにくい。では、「印象に残る」とはどういうことでしょうか?それは「どういう意味だろう?」と考えるポジティブな好奇心から来るものだと思います。例えばあなたが「It’s a small world」という歌を何かのきっかけで耳にしたとしましょう。

It’s a small world after all
It’s a small world after all
Everybody now
It’s a small world after all
It’s a small, small, small, small world・・・・
では何度も出てくるこの“after all”とはどういう意味なのでしょう?どういう時に使うのでしょう?どういう気持ちを表すフレーズなのでしょう?このフレーズに類似する言葉はあるのでしょうか?直訳すると「全ての後」だけど、この意味を広げるとどうなるのかなぁ?・・・と、考えた上で意味を調べた単語の意味は忘れにくいものになるのです。

5.電子辞書は使わず、紙の辞書を使う

私はある程度その言語をマスターするまで(ネイティブと普通に会話できるようになるまで)は、電子辞書を使わないようにしています。電子辞書の利点はすぐに意味を調べることができる点、音声を確認できる点、持ち運びに便利な点などたくさんあります。しかし、それでも私は初心者のうちはできるだけペーパーの辞書を使うようにしています。それは電子辞書にはない利点がペーパーの辞書にはあるからです。

  1. 書き込みができる(何度も調べてしまう単語が何かを確認できる)
  2. 電子辞書ではページ送りをしなければならないが、ペーパー辞書ならページ1面に意味、例文が載ってある
  3. その単語の動詞形、名詞形、形容詞形、副詞形を一度に確認できる
  4. アルファベットの順番を覚えられる

語学学習初心者はその言語をマスターするための記憶のストックが少ない。だからこそ、一度に多くの事を頭に入れられるように入り口をできるだけ広くすることが大切だと思います。そのためにはペーパーの辞書が必要不可欠だと思います。何度も何度も辞書を引いていると、そのうち電子辞書よりも速く引けるようになります。その辞書がボロボロになるころには、きっとその言語を自在に使えるようになっていますよ(^^)

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