私たち夫婦のコミュニケーション方法はとってもユニーク!日本語、英語、仏語の完全なるミックスだ。

彼と出会った当初は英語のみで会話していた私たち2人。しだいに彼の日本語力が上がり、今のコミュニケーションは彼が英語で話し→私が日本語で返すというのがベースとなっている。そして、私のフランス語の勉強のため、時々フランス語も混ざる。こんな言語ミックスを長く続けていると、私たち夫婦独自の会話方法ってのができあがる。例えば、「わかった。じゃあ、明日やっとくね!」という文を、私たち夫婦の言語ミックスで訳すと、” D’accord.
じゃあ、I’ll do it tomorrowね!」になる。はっきり言って、「ものすごく変!」私たち夫婦は単一の言語でしゃべれないようになってきているのだ。3ヶ国語コミュニケーションというと聞こえはいいが、結局はどれもマスターできていないということになる。そしてそんな私たち2人はフランス人・日本人としてそれぞれの異なる悩みがある。


(彼・フランス人の悩み)

1.フランス語: 私と生活するなかでほとんど母国語であるフランス語をしゃべらなくなった彼。そうなると、フランス人同士の会話で以前よりうまく、説得力を持たせて話すことができなくなってきたらしい。以前は何かの議論の時でも、相手が話している間に自分の考えを頭の中でわかりやすくまとめながら聞いていたが、今は人の話を聞いているときも頭のなかは空っぽで、ただ話を聞くだけになってしまった。しかもフランス人と話しているときも「You see?」とか、「だから、」といった簡単な英語&日本語で話してしまう。

2.英語: 英語のみで話をするのが困難になった。英語をベースにし、「普通は」「多分」「~とか」「てゆうか、」などの便利な?日本語を無意識のうちに使ってしまう。彼の英語レベルは私よりもかなり高いが、日本語を知らないネイティブイングリッシュスピーカーと英語だけで会話するとおかしなことになる。

3.日本語: かといって日本語が流暢に話せるというわけでもなく、日本語を仕事にできるまでのレベルはない。しかも、私との会話に慣れてしまったため、日本語でわからない単語があるとすぐに英語にしてしまう。

(私・日本人の悩み)

1.日本語: フランスに来てネイティブ日本人との会話が全くなくなった代わりに、簡単な日本語(熟語なし)ばかり話すようになった私。彼との会話で熟語を言いたいときはいつも英語になおしている。その結果、最近はカタカナの日本語英語と本物英語の見分けがつかない。というか、普通の日本人がどこまで英語が理解できるのかがわからなくなってきた。フレンドリーは日本語、クウォリティーも日本語、じゃあプライオリティーは?と疑問に思う。その上、漢字は忘れる一方。英語&フランス語を日本語訳をしようとしてもなかなかいい日本語(私たちが普段使う日本語)が浮かばない。元々から漢字&熟語が苦手だった私。このままいくと本当にヤバイことになるかも。

2.英語: 忘れた!毎日彼の口から英語を聞いているはずなのに、実際自分の口から英語を話そうとするとなかなか出てこない。日本語から英語にせず、英語で考え英語で話すことができなくなた。

3.フランス語: わからん!それに英語の知識がフランス語の勉強のためになることもあれば、その逆になることもしばしば。例えば、フランス語でéchangerという単語が出てきたらまず、英語でexhangeだとまず理解する。その後日本語訳しようとすると、あれ?どうしよう?échangerはexchangeだし。今まで辞書を引いたことがない言葉でも英語のおかげで知った気になる。この知った気になってしまうところが実は落とし穴。似ているといってもやっぱり英語とフランス語は別物なのだ。英語とフランス語で意味が異なる単語に出会うことがよくある。

そこで!私たち夫婦は全ての言語を混ぜこぜにするのではなく、別物として頭に定着させるためにある作戦を考え付いた。それは、1日に日本語のみ、英語のみ、フランス語のみを話す時間を作るということ。具体的に言えば、昼ごはんを食べるまでは日本語で話し、夜ご飯を食べるまではフランス語で話し、寝るまでは英語で話す、という作戦だ!

さて、これからどうなる?この3ヶ国語コミュニケーション?

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6 コメント

  1. はは、大変そうやねー。

    日本語の漢字や熟語を忘れてしまう・・・っていうのは
    定期的に実家の家族に手紙を書けば?もちろん手書きで。
    あとドリルやるとか。笑

    • ドリル売ってないし・・・。(笑)
      手紙ねぇー。何書けばいいのやら?
      親とはスカイプで定期的に連絡とってるし。

  2. 初めてのコメントです。
    今日リリーさんのブログ見つけたんですが、
    これからずーっと読んでいきたいです。

    私も今同じ状況にあって、とっても役にたちました~!!
    私の場合は、お昼は別々に仕事をしてるので、
    1日1日交代で使う言葉を変えたいと思います!!

    • ゆうさん、はじめまして♪
      そんな風におっしゃって頂けて、光栄です。
      語学の面ではいろいろ苦労しますが、お互いがんばりましょー!

  3. 初めまして、こんばんは。
    フランスにある日本語の本を扱った書店ならドリルがあるのではないでしょうか。
    アマゾン・ジャパンでも本とCDなら海外まで届けてもらえますし、そちらから購入することも出来ると思います。
    ご参考までに。失礼しました。

  4. マダムリリーさん、いつも素敵な記事を書いて下さり有難う御座います。
    そしていつもながらお疲れ様です。
    あれまぁ、多言語での意思疎通(コミュニケーション)をはかっての夫婦生活が
    そんなにまで大変だとは知らなんだ…。まずはそれが私の簡単な感想ですが、
    この題目(タイトル)の記事を読んでいたら、ふと中学時代の記憶がよみがえりました。
    それは私の中学時代の英語の先生の事で、その先生は自らが教えている英語、そしてフランス語、
    母語の日本語の三カ国語を操れる(つまりはリリーさんと同じ)先生だったのですが、
    母語の日本語は第一、英語もフランス語も別の物として勉強して覚えたとのことで、それから
    もうひとつ言葉と言う物は喋らなければどんどん退化すると仰っていました。
    なるほどこの記事を読む限り、ちゃんとバランス良く喋らないことには日本語だろうと英語だろうと
    フランス語だろうと頭の中でうまく言葉の整理整頓が出来なくなる事が分かったような気が致します。