目を真っ赤にして、私がこれまで見たことのないような悲しい顔をして私の部屋を出て行った彼。その直後に彼からメールが来た。

…but still, I think that I will always love you. I’m sorry to say this to you but, FUCK YOU!

…それでも僕は思うんだ。君をずっと愛してるって。こんなこと言ってごめんね、でもファック ユー!

「ファックユーだって、もう信じられない!」と友達に話し、心の中ではlove youの言葉にほっとした。ほっとする自分を意識しないようにと、裏腹な言葉が口をついた。もうこんな痛い恋は嫌だ。これで良かったんだ。これが一番の選択だった。これは自分で決めたことなんだ。

次の日から私は毎日、人に会いに出掛けた。1人になるのが怖かった。1人になって彼を思い出すのが怖かった。彼のクラスメイトに「彼、今日すごい暗かったけど何かあった?」と聞かれても、「知らない」と答えた。「リリー今日元気ないね。」と言われても、「別に」と答えた。

今はただ、1人になりたくない。もうあれこれ考えるのも疲れた。これで良かったんだ。

友達がワイワイ楽しそうに話す横で、1人そんなことを思っていた私。突然、彼から日本語でメールが来た。

「おはよう。元気?…この前借りてたDVDを私が返すから、大丈夫だよ^^今日も素敵な一日を。」

この前のメールとは全く違って、何というかすごく普通だった。彼も私と同じように、私なしの生活を始めようとしているんだ。

私:「ふん、無理しちゃってさぁ~。」

その時ふと、彼の普段の優しい笑顔と、泣きそうになった顔の両方が頭に浮かんだ。

押し込めてきた気持ちが、彼に対する想いが、自分で下した決断の悲しみが、一気に溢れ出てきて涙が出た。

どうして彼から離れなくちゃいけないんだろう?どうしてこうなっちゃたんだろう?どうして好き同士なのに別れなくちゃいけないんだろう?どうして私は彼を信じれなかったんだろう?どうしてあんなにきつい事言っちゃたんだろう?どうしてあの時彼の話をちゃんと聞いてあげなかったんだろう?どうして終わりにしなくちゃいけないんだろう?どうしてこんなに大切な人を失わなくちゃいけないんだろう?

彼が好きだなぁ。彼をこんなに好きだったんだなぁ。彼との別れがこんなに悲しくなるほど好きになってたんだなぁ。

ようやく気づいた自分の気持ちと、彼に別れを告げてしまったことへの後悔に、一度出た涙は止まらなくなった。

彼に会いたい!今ならまだ間に合うかもしれない。

彼の家へ走った。

それからの私たちは喧嘩で無駄にした1ヶ月を取り戻すかのように、毎日いつも、ずっと2人で一緒にいた。毎朝、目覚めたら隣に彼がいる。夢の中にいる彼の寝顔を見つめる。それが私の幸せだった。彼の表情ひとつひとつ、彼の言葉ひとつひとつがかけがえのない宝ものに思えた。「いとしい」ってこうゆうことかと初めて思った。「人を愛する」ってこういうことかと初めて思った。この幸せな時間が永遠に続けばいい、時間がストップしてしまえばいい。

それでも彼と一緒にいられる時間は長くて残り3ヶ月、最短で1ヶ月。

彼の帰国&私の仕事が始まる。

ようやく実った恋だから、愛することを学んだ恋だから、何でもするから。とにかくできるだけ長く一緒にいさせて下さい。

神様に祈った。

[国際ラブストーリー5~プロポーズの予感]に続く・・・・

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4 コメント

  1. うらやましいな!でも、その反面嬉しいよ!りりーが本当の恋に出会えて!愛するということを知ることができたんだもんね!幸せでいてくれることが嬉しいよ!

  2. いまフランス人の年下の彼と付き合っています。その彼は明日フランスに帰国してしまいますが、ブログの内容がとてもリンクしてしまいました。文化の違いで恋愛への温度差があり、とても辛いですが、同じような経験をしている人もいるのだと思いました。