アジア好きな白人女性

日本語学習歴5年のフランス人旦那が持っているテキストの中で、私も旦那も気に入っている1冊がコレ。Amazonでの評価も上々な「旅の指差し会話帳21~JAPAN」である。私たち日本人が日本で生活する上で普通に使う単語がイラスト&写真で載せてあるものだ。

フランス人の旦那はこの本の「食べ物編」が好きだが、日本人の私にとって一番興味深いところは第2部。「Tips on Understanding Japanese People~日本人を理解するためのヒント」である。

内容は欧米人が日本人に対して疑問を抱きやすそうな言葉や習慣、文化の違いなどを、「~は、こういうものですよ」と説明したもの。

これを読んでいると、「オイオイ、日本人はみんながみんな〇〇ってわけじゃないゾ!」と反論したくなるが、全体的にはイイとこついているなぁ~と思う。

diplommatic language (建前/tatemae)

When Japanese meet someone new,usually restrict their conversation to “safe” topics. They usually make an effort to say only those things they think thier new acquaintance wants to hear. Take it with a grain of salt if your brand-new Japanese friend tells you what an intelligent, good-looking, person you are.

初対面の人と話す時、日本人は「安全」な内容の会話のみに終始しがちだ。知り合いになったばかりの人が喜ぶような話ばかりをしてしまうのである。そうした訳で、新しい友達から頭の良さとかルックスの良さを誉められても、あまり真に受けないようにおすすめしておく。

ほうほう。これは日本に行く外国人に全員読んでほしい。私も知らず知らずのうちにやってしまうんだよなぁ~。別にお世辞を言おうと思っているわけではないんだけど、初対面の相手には「どこかいいところないか?」を無意識のうちに探して、誉めてしまう。日本人相手だったら別にいいのかもしれないけど、外国人相手の場合はちょっと違うみたい。

 

sentences without a subject (主語のない文章/shugo no nai bunshoo)

In Japanese you can delete the subject of a sentence and still make yourself understood. …Japanese people are so good at “sensing” the right meaning from the context that hardly ever have any trouble the omitted subject of a sentence and still understand each other. …While this may sound quite confusing for non-Japanese, the key here is for you to say the key word. They will complete the rest of the sentence in their heads and will most likely understand you.

文中の主語を省略しても、ちゃんと意味が通じる言葉、それが日本語である。・・・日本人は文脈から正しい意味を「感じ取る」のが得意で、省略された主語を何の問題もなく知ってしまう人たちなのだ。・・・外国人にはかなり難しいかも知れないが、とにかくキーワードを言えば良いと考えておこう。文章の残りの部分はそれを聞いた日本人が頭の中で勝手に組み立てて、かなりの確立で言いたいことを理解してくれるはずだ。

まさか、私の旦那がキーワードだけを話していたとは知らなかった!(笑)でも、日本語って主語、動詞、目的語の全てを言うと、逆に不自然でぎこちなくなってしまうから不思議。日本語のテキストには、「あなたはこれを持ってくれますか?」なんて書いてあったりするものもあるけど、普通は「これ持って!」だし。

最後に面白いのがこれ!

reserve and restraint (遠慮/enryo)

When visiting the home of a new Japanese friend, don’t make yourself at home too soon. When presented with fancy Japanese sweets, “well-mannerd Japanese” lokk away from them with an appreciate smile and try not to think about it for at least a few minutes. When your host offers them for the third or fourth time, it is finallyOK for them to dig in.

新しく友達になったばかりの日本人の家に招かれた時の注意だ。・・・美しい和菓子を出された場合、まず感謝の笑みを浮かべてお菓子から目をそらし、その後数分間はお菓子のことを考えないよう努力し、3度目か4度目にすすめられて始めて手をつけるのだ。

ええ!こんなジャパニーズマナー知らんし!(笑)っていうか、私がホストだったら茶菓子を3度も4度もすすめたりしない。そっちの方が失礼じゃない?と思う。招かれた時に茶菓子が出た場合は大抵、「どうぞ」とテーブルに出された後すぐには手をつけず、ホストが「どうぞ」ともう一度言ってから食べるように私はしている。これってどーなんだろう。マナー違反なの?

外国人が日本を理解するってなかなか大変なんだなぁ~。そういえば、私がフランスに着いたばかりの頃、旦那がこんなことを言っていた。

「フランスでの生活にはすぐ慣れるよ。少なくとも僕が日本社会に順応するよりも断然簡単だと思うね。フランスには何ていうか…日本でいう“社会”がないから。」

日本から離れた生活をして10ヶ月・・・。あのとき旦那が言ったことが、わかる気がする。

写真:Nicola Albertini

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3 コメント

  1. 確かに〜。
    三回以上言う人っておるんかいな?
    二回すすめてまだ手つけんかったら
    もしかして苦手なのかな?って思って
    もうすすめるのはやめて、帰り際にお包みしましょうかとか言ってしまいそう。
    謙虚である事や場の空気を読める事は、私は日本人のいいところやと思うけど
    外国の人にはわかりづらい文化なんやねぇ。

  2. お茶菓子をだされたときは、みなと一緒に食べるまで待ってますね。^^;
    だされてスグにパクッはないなぁ・・・。

    外国人からみるとうっとおしいく個人を否定されてるような感じがするのでしょうか。「お互いが快く感じましょう」ってところからきてるのかなな。
    とにかく空気を大事にしてるんですよねぇ

    オンラインゲームをしてたときもおもしろく感じたのは
    ゲームなんだから好きにふるまえばいいのに最初は混沌とした世界からリアルに近い秩序がだんだん作られて日本特有のローカルルールが
    できあがりましたw

    • かおりさん、こんにちは。

      外国人からみるとうっとおしくて面倒くさい日本の風習っているのは確かにあるでしょうね。
      これはお互いが気持ちよく生活するための村社会からくる日本の文化ってやつですかね。最近では崩壊してきてるのかもしれませんが。
      でも実際は、この「空気を読む」ってやつも見方によっては良くなったり悪くなったりするわけで。
      外国人相手の場合は、少し厄介な風習でもあります。