村上隆作品展

日本の現代美術家・村上隆氏の作品がパリ郊外のベルサイユ宮殿の展示された件で、賛否両論が沸き起こってから約1ヶ月。

あれから「村上隆」という名をめっきり耳にしなくなったが、ここに来て新たな事件が発生したらしい。

フランスニュースダイジェストによると、東京のフランス大使館に繰り返しおわびの電話がかかってくるという。その内容は、現在ベルサイユ宮殿で開催されている村上隆氏の展覧会が、フランス国民に迷惑を掛けているのではないか、それなら日本人として謝罪したいというものらしい。

そもそも、村上隆作品展が呼んだこの論争の焦点は「フランスの古典の領域に現代ポップアートが侵入すること」にある。ベルサイユ宮殿の展覧会でこの手の論争があったのは、村上氏が最初ではない。村上氏の前に2人、この手の論争があったそうだ。

 

ベルサイユのスペクタクル部門のディレクターであるローラン・ブリュネ氏はこう語っている。

「論争が起きるのはむしろ良いことだと私は思います。ショックの少ないアーティスト作品を飾るということももちろんできますが、それはこれほど興味深いものでしょうか?ショックが少ない、弱い・・・。後に何も残らないのでは?・・・。私は、事前に満場一致だったというプロジェクトを手がけたことはありません。」

レッシング

 

ドイツにおいて、劇作を専門職とした最初の人物であり、文学・思想に多大な影響を及ぼしたゴットホルト・エフライム・レッシングは語った。

「芸術家は人がその作品を見て、その作家を忘れる時にのみ真に賞賛される。」

 

栄華を誇ったフランスの象徴を日本人の芸術が汚しているのではと恐れる日本人。

もっと自分たちの価値を認めてあげてもいいのかもしれない。

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