今、フランスで注目されているHOTなトピックといえば、ミスフランスコンテスト2011である。今年は例年とは違い、ミスフランスが2人選ばれるという異常事態が発生する。1つは例年通りTF1で12月4日に放送。もう1つは翌日の12月5日に地方チャンネルで放送される。

なぜこのような事態が起こったか?

ミスフランス大会委員長ミスフランスを語る上で欠かせない存在が左の写真の女性。ミスフランス大会委員長を務めるジュヌビエーブ・ド・フォントネーである。大きな帽子とモノトーンのコスチュームが彼女のトレードマーク。今年で78歳になる彼女は、“美”にかける情熱も超一流。「“美”は性の安売りではない。ミスになる前もなった後でも、ヌードはご法度!」という厳しい規律も彼女がすべて取り仕切っている。

しかし、彼女のこの“頑固さ”が、大会主催者側との激しい衝突につながった。

彼女が問題の2008年ミスフランス

これが問題の写真の1つことの発端は、2008年大会にさかのぼる。その年のミスに選ばれたヴァレリー・ベグさんの昔のセクシーなポーズの写真が世に出回ってしまったのだ。これが大きな帽子のマダムの逆鱗に触れた。ミス・フランス参加者の契約書には、「ヌードやいかがわしいポーズの写真を一切撮らせない」という項目があり、全候補者がサインをさせられるのだ。

2008年の大会をきっかけにして、大会委員長であるフォントネーと大会主催者との間で激しい対立が生まれ、とうとう2010年3月、大きな帽子のマダムは「“ミスフランス”のイメージをぶち壊し、荒らされるのを我慢し続ける必要なんてない」と、大会主催者側に抗議することを決定。

その果てに彼女は、「大会の価値を忠実なものとするため、ミスフランス大会にかける情熱のために」自らミスコンテストを開くことにした(しかし当然ながら“ミスフランス”という名称は使うことができず、正確には彼女の開くコンテストの優勝者は“ミスナショナル”となる)。

2008年のミスのスキャンダルに関しては、「何もそんなに目くじらをたてることはないだろう…」というフランス人の声も多いが、大きな帽子のマダムは大会主催者を徹底的に批判。「目には目を、歯には歯を!」をスローガンにリベンジを計る。これに対して大会主催責任者は、「死ぬほど金がかかるだろうに…」と語っている。

2010年12月、フランスでは2人のミスが誕生する。今年はどんな女性が選ばれるのか、大きな帽子のマダムと大会主催者の衝突は今後いつまで続くのか、フランス人たちは2つの大会をそれぞれどう評価するのか。今後もミスフランスから目が離せない。

<去年のミスフランスコンテストの模様>


<今年のミスフランス(公式)大会出場者>

あなたは誰が今年の“ミスフランス”に輝くと思いますか?

坂井麻衣子さん

↑ちなみに彼女はミスユニバース・ジャパン2010に選ばれた坂井麻衣子さん。

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