悲しい男の子

フランスでの養子縁組~だらだらした手続き
フランスで出生した子どもの養子縁組はますます難しい状況にある。2008年、家族に引き取られた子どもはたったの726人。23年前の1985年には1749人であった。これはこの20年間増加傾向にある他国の養子縁組成立のグラフとは対照的である。

これを背景に、フランス医師協会は養子縁組成立へ向けた支援をすることを決定。というのも、フランスでは現在2万世帯が養子受け入れ“待ち”状態だからである。それでは問題はどこにあるのか?

それは、フランスで“注意を要する”とされた子どもたちの手続きがあまりにも非能率的で、スムーズにいかない点にある。手続きだけで平均5~6年かかるそうだ。25万人~30万人の子どもが公的な措置による保護対象となっている。

改善か?
仏紙「ル・パリジャン」によると、フランス医師協会は養子縁組制度を簡素化するよう進言。実親との縁を切らないままの状態で、養親へ親権を移すことなどを盛り込んでいる。また、報酬金を伴わないホストファミリーボランティアのパイプラインを構築することにも賛成しており、これにより養家候補者の中から子どもの幸福を追求する者を選別でき、家族のための子どもではなく、“子どものための家族”という養子縁組の真意をくみとることができるとみている。

養家から引き離された少女
5歳の少女、シンディーは今月の初め、ジェールにある養家から引き離された。それは何故か?

彼女は生後2か月で実の母親に養育権を放棄され、2006年に養子に出された。その養親とあまりに強いきずなを育んでしまったことが原因となり、シンディーちゃんと引き離される結果となったそうだ。養親側は、彼女を養子としてまた迎えられるように準備を進めており、「子どもの声」協会からのサポートを得つつ、地方行政裁判所に訴えている。

ソース:フランス女性誌『ELLE』より、写真:Lance Neilson

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