フランスのパン屋さんで

いつも食べるバゲットの種類を教えて。あなたがどんな人間か言い当てるから。

研究―自然人類学者アドブ・グナバがフランス人のパンの購買傾向を研究、性格判断テストを開発

パンとフランス人の間には長い長い歴史がある。これは日本人とコメの関係のようなものなのかもしれない。フランスのパン屋さんには、たくさんの種類のパンが毎日並び、1日中絶え間なくお客さんがパンを求めて買いに来る。毎日“パンを買う”という行為はフランス人特有の習慣であるとも言える。自然人類学者アドブ・グナバによると、フランス人が毎日どんな種類のパンを食べるかによって、その人の性格までをも言い当てることができるらしい。彼の書いた本『パンを食す者の人類学(Anthropologie des mangeurs de pain』によると、フランスでパンを食す者は6つのタイプに分けられるそうだ。あなたはどのグループにあてはまる?

 

パン選びで性格分析

バゲット・トラディションを買う人は本物志向、≪確固たるトラディション≫タイプ

パンなしでの食事が考えられない!というパン愛好家。栄養のバランスが取れた食事で育ち、家族が集まるときなどには本格料理にしたつづみする。この手のタイプはなかなか変化を受け入れない。フランス人の人口の21%がこのカテゴリーに入り、そのうち65%は男性によって構成される。 (Sociolab調べ; フランス人1万5千人をリサーチ)

 

少し変わったバケットを買う人は快楽主義者、≪凝り固まった反トラディション≫タイプ

快楽は消費志向にも現れる。「食卓に欠くことのできないバケットでも、独創性や改革は大いに大歓迎!が、このタイプです。」自然人類学者アドブ・グナバは説く。このカテゴリーにあてはまるタイプは特別であることを重視し、オーガニックパンや少し変わったバゲットを選ぶ傾向にあるそうだ。これはフランス人人口の32%があてはまり、うち52%は女性である。

 

時々変わったバゲットにトライする人は両極化する、≪斑点トラディション≫タイプ

これに当てはまるのは平日は普通にバゲットを買い、週末にはオリジナリティーのあるパンにそそられるタイプ。新しいものをトライしてみるが、石橋をたたいて歩くというのがこのタイプ。男女ほぼ同数で構成され、フランス人口の14%に当たる。

 

区別しないで買ってしまう放浪者、≪ころころ変わるトラディション≫タイプ

パンの価値を見分けれるが、栄養価はよくわからないというこのタイプの人は、ライフスタイルをその時その時に応じて適応させていくことができる。時間のない都会人である彼らは、パンの違いをしっかり区別することなく買ってしまうことが多い。フランス人口の12%が当てはまり、女性はそのうち58%で、男性の数をやや上回る。

 

普通でいい!という人は現状に疎い≪未決定トラディション≫タイプ

ごくありきたりのバゲットや工場で作られたパンを安易に選んでしまうタイプ。フランス人の平均よりもパンの消費量が少なく、独身者が多い。男性が53%を占め、人口の12%がこのカテゴリーに入る。

 

パンがなくてもいいと考える人は、さまよう≪廃れたトラディション≫タイプ

パンの種類などには執着せず、大量生産の製品に導かれる。パンが手に入るならそれを食べるが、ピザやベニェ(揚げ菓子)などの他の代替製品に換えるのも躊躇しないというタイプ。普段の食事の栄養バランスも悪い。彼らはどのバゲットも高すぎると思い、決めつける。フランス人の9%のみがこれにあてはまり、うち女性が61%を占める。

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