「日本で作られたお茶」あるいは「日本でよく飲まれる種類のお茶」として親しまれる日本の緑茶。現在では日本やアジアのみならず、世界中で愛されるお茶のひとつとなっています。しかし、欧米ではまだまだ緑茶は最近入ってきた新しい飲み物で、緑茶に対するおかしな通説や誤解がまかり通っている場合もあるようです。特に欧米では日本茶を健康とウェルビーイングと結び付けて考える人が多く、日本茶を正しく理解して飲むことが必要だと世界のあらゆるトップ10を紹介する米国サイトTOP10LISTでは紹介しています。そこで今回は、多くの外国人が日本茶に対して抱きがちな疑問に応える海外メディアの記事を紹介します。

 

誤解1 : 緑茶はカフェイン抜きである

緑茶にカフェインが含まれていることは意外と忘れられがちです。緑茶(煎茶)では、 湯呑1杯分の150mlあたり26~30mgのカフェインが含まれていると言われています。緑茶の中でも種類によってカフェインの量が違うのは、あまり知られていないでしょう。カフェインはお茶の苦みの成分と言われていますが、一般に苦いお茶には量が多く入っていると考えてよさそうです。

 

誤解2 : 緑茶を飲むとやせる

確かに、お茶には脂肪を分解する働きのある成分や吸収を阻害する成分が含まれていますが、その効果が期待できるほどの量のお茶を飲むのは、ほぼ不可能ではないかと思われます。また、実験によって試験管の中で起こった反応が、人間の体の中でも起こるとは限りません。しかし、お茶はカロリーがないのでいくら飲み過ぎても太ることはありません。
日常的に、清涼飲料水や缶コーヒーなどを飲んでいる人は、代わりにお茶を飲むように心がければ、余分なカロリーの取り過ぎを防ぐことは可能でしょう。したがって、お茶で痩せることに、過大な期待はしない方が無難であると思われます。(一部抜粋:「お茶は痩せる」を大検証

 

誤解3 : 緑茶、紅茶、ウーロン茶はそれぞれ別の植物からとれる

中国茶、日本茶、紅茶、これらは皆同じ「カメリア・シネンシス(学名)」という、椿科の植物の葉が原料と言われています。この誤解はオリーブの色の違いの誤解に似ていると海外サイトでは説明しています。何でも緑色のオリーブも黒色のオリーブも同じ木からなるもので、緑のオリーブが熟して黒くなるそうです。お茶に関しては、葉の色はそれぞれが処理される方法によって決定されます。

 

誤解4 : 紅茶は緑茶よりもカフェインがある

その通りだと思っている人も多いですが、必ずしも当てはまらないそうです。一般に若い茶葉ほど多くのカフェインを含んでおり、お茶の色でカフェインレベルを言い当てることはできません。例えば日本茶のなかでも玉露は通常の緑茶よりも多くのカフェインを含んでいます。

【海外メディア】外国人が抱きがちな日本茶・緑茶への誤解トップ10

 

誤解5 : 緑茶で健康になる

緑茶は何でも治せる魔法の飲み物ではないと記事では紹介しています。緑茶はメタボリックシンドローム対策やコレステロールの吸収を抑制してくれる健康効果があるとして、再度注目されていますが、だからと言って緑茶を飲めばオールOKというわけではありません。

 

誤解6 : カフェイン入りの緑茶はエネルギーを向上させる作用がある

カフェインには多くの作用が含まれています。覚醒作用、脳細動脈収縮作用、利尿作用に加え、眠気、倦怠感に効果があるとも言われています。しかし、カフェインを習慣的に摂取する人が半日から1日カフェインを摂取しなかった時に現れる症状として最も顕著であるものは頭痛であり、その他、不安、疲労感、集中力の欠如、抑うつが現れることがあるそうです。

 

誤解7 : 妊婦は緑茶を飲まない方がいい

妊娠中の女性は一日に200 mgまでしかカフェインを摂ってはならないが、緑茶を飲んではいけないわけではないと記事では紹介しています。あまり神経質にカフェインの量にこだわりすぎるのもストレスの元でよくありませんが、普通の煎茶でカフェインが28mg含まれているので、一日大体7杯までです。

 

誤解8 : お茶をいれるときにカフェインは完全に排除される

熱いお湯を注いでお茶を入れる過程でカフェインがなくなると信じている人もいるみたいです。

 

誤解9 : 緑茶は様々ながんの予防になる

緑茶を習慣的に飲んでいる人たちはガンが少ないと言われていますが、研究レベルではまだ不確定要素が多いと言われています。しかし、緑茶や緑茶抽出物(茶ポリフェノール)のガン予防効果が検討されています。多くの動物実験において、緑茶や茶ポリフェノール(エピガロカテキンガレートなど)が、発ガン物質の作用を打ち消したり(抗イニシエーション作用)、ガンの進行を遅らせる(抗プロモーター作用)効果があることが明らかになっています。

 

誤解10: 緑茶はアジアのお茶だ

全てがアジアからくるものではありません。アメリカなどでは緑茶だけだと味が薄く感じられるということで、フレーバーを混ぜて楽しむこともあり、 500ml 缶入りの砂糖入り緑茶 (Green Tea) が広く出回っています。オーストリアでも健康ブームの中で緑茶がクローズアップされていおり、こちらも砂糖などを加えた日本の紅茶飲料に近い形態で販売されています。現在ではアジアのみで生産されるお茶というわけではなく、世界中の人に親しまれているようです。

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