英語マスターが語る「日本語にあったらいいなと思う英語のフレーズ」 6パターンでは、日本語では表現しづらい英語のフレーズを紹介しました。そこで今回は、どうしても英語には訳せない、英語にもあったらいいなと思う日本語のフレーズを8つご紹介します。英語にない日本語の言葉や表現を挙げたらキリがないので、今回は日本人が日常生活でよく使うフレーズのみをとりあげました。英語圏で生活してみて、どうしても訳せない日本語の表現にあなたも出くわすはず…。

 

1. お疲れ様です。

相手の労苦をねぎらう意で用いる言葉。職場で先に帰る人へのあいさつにも使われますが、これにあたる英語のフレーズはありません。「Good job」と言うこともできますが、これは相手のした“良い”仕事を褒める言葉。労苦をねぎらう意で用いる「お疲れ様」とは基本的に意味が異なります。「Thank you for your hard work」と無理やり英語にすることもできないことはありませんが、職場を去るときにも使うような日常的な使い方はしません。

 

2. よろしくお願いします。

「よろしくお願いします」の和訳はよく「I beg your kindness」なんて訳され方がされていますが、私はこのフレーズを言ったネイティブスピーカーに今まで会ったことがありません。ネイティブからすれば、あまりにも丁寧で不自然に感じてしまうからでしょう。日本の映画やドラマを英訳したものを見ると、「よろしくお願いします」は状況によってまちまちで、「Thank you」だったり、「Let’s work together 」だったり、「I’ll leave it to you」だったり。これだけ本来の「よろしく」の意味を広げられるとすれば、これはつまりピッタリと当てはまる英訳がないということ。状況によって、「よろしく」の意味を少し曲げるようにしましょう。

 

3. (いつも)お世話になります/なってます。

お世話になる、人の手助けを得ることを恐縮して、謝意を込めて言う表現である「お世話になります」というフレーズ。仕事の取引先や子どもの担任の先生、ビジネス上のメールなど様々な場面で日本人が日常的に使うこのフレーズを1つの英語で表現することはできません。相手との関係性や「お世話」そのものの内容、それぞれの状況にあわせて言い方を少し変えなければなりません。しかし上の例と同じようにこの表現も英語に訳できないものなので、自分が伝えたい気持ちは何なのか?を問い詰めて英語で表現できるようにするといいです。

 

4. いってきます/ いってらっしゃい

いってきますを「I’m leaving」、いってらっしゃいを「See you later」や「Have a nice day」と訳すこともできなくはないですが、やはり日本語の場合と意味が違います。そして、日本のように“あいさつ”としてこれらの言葉をネイティブたちは言いません。

 

5. ただいま/おかえり

ただいまを「I’m back」、おかえりを「Welcome back」と訳すこともできなくはないですが、やはり日本語の場合と意味が違います。いってきます/ いってらっしゃいと同様、英語圏ではあいさつとして使われていません。

 

6.いただきます/ごちそうさまでした

「頂きます」とは、「私の命のために動植物の命を頂きます」の意味から来た言葉だそうです。これらの意味に合致する言葉は英語にはありません。家庭によっては食事前にお祈りをするのが「いただきます」に似ているのではないかという意見もあります。どうしても食事前に何か一言言いたい場合は、おいしく頂きましょう!という意味で「Have a nice meal」と言うことができます。食後に作ってくれた人に対して感謝を述べたいときは、「Thank you for this delicious meal」など、色々な言い方ができます。

 

7. お邪魔します。

相手の仕事の邪魔をする意から、人の家などを訪問することをへりくだっていう表現である「お邪魔します」。へりくだるという概念がそもそもない欧米社会では、直訳した「Sorry for bothering you」なんて言ってしまうと、変な顔されてしまうでしょう。英語圏の家庭に招待され、お家に上がる時などは、特別何も言うこ必要はありません。普通に「元気にしてた?」という感じで、会話が始まります。家にあがるときに何かを言う必要はありませんが、家を去るときには一言「招待してくれてありがとう」という感謝の意を伝えておくのがルールです。

 

8. がんばってね!

ネットで「頑張って」の英訳を調べてみると、本当にたくさんの表現がでてきます。それだけ日本語の「頑張って」には多くのニュアンスが含まれており、様々な場面で使える便利な言葉です。英語にする場合は「頑張る対象」が何なのかによって、フレーズを使い分けなければなりません。相手が何か困難に直面している場合は「Hang in there」、相手が試験などの試練に挑戦しようとしている時には「Do your best」や「Good luck」、相手が勇気を出して何かをしようとしているときには「Go for it」などなど。がんばって!の英語訳にはこれといったルールがないので、相手を応援する気持ちを状況に応じて自分の言葉で表現できればOKです。

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