年末年始の飲み会や新春バーゲンなど、何かと出費が重なってしまうこの時期。給料が上がりにくい昨今、日々、節約を心かげている人も多いと思います。どこの国に住んでいても、無駄な買い物をしてしまうのは避けられないことですが、日本では特に無駄遣いをしてしまうという海外在住者の人も多いです。単に久しぶりに帰るから日本でしか手に入らないものをまとめ買いするというわけではありません。海外で生活する人は、「こっちでは日用品や食品などの必要なものだけ買えれば満足だけど、日本に帰るとあれこれ予定していなかったものまでついつい買ってしまう」と口々に言います。それではなぜ日本ではこれほどまでに購買意欲をそそられるのでしょうか。そこで今回は日本人がついつい無駄遣いしてしまうほど購買意欲をそそられてしまう理由を7つご紹介します。

 

1. 商品の種類が豊富

日本には海外ではなかなか手に入らないようなちょっと変わった商品がたくさんあります。隙間産業が発達しているせいか、「こんなもの必要ないだろ!」と思わず突っ込みたくなるような商品も多い、商品の豊富さが魅力です。買い物に行くたびに、「こんなおもしろい商品がある!」という新しい発見があり、実際に買わない場合でも、見ているだけで日本でのショッピングは面白いですよね。人は7段階を経て実際に「買う」という行動に出るといいますが、まずはお客さんの「注意」と「興味」をひくことが必要だといいます。豊富な種類の商品で溢れる日本は売り場を歩いているだけで「これってどんなものだろう?」、「使ってみたいな」と思わせるものに出会い、注意と興味をひかれてしまいます。この点が海外に比べて、購買意欲をよりそそられる理由のひとつだと思います。

 

2. 広告の量が多い

日本はとにかく広告の量が多いです。テレビや雑誌などのマスメディアにおける広告の量は海外も日本もほぼ同量ですが、それ以外の広告は日本の方が多いように思います。電車内の宙吊り広告や街中で配られるチラシやティッシュなど、日本では海外に比べて至る所に広告がある印象があります。広告の量が多ければ、それだけ人の購買意欲をそそる機会が多いということ。「何か買いたい」という気持ちになるのはこういった街中の広告に起因しているのかもしれません。

 

なぜ日本では無駄遣いがやめられないほど購買意欲をそそられるのか?3. コンビニ

クロス・マーケティングの調べによると、25~34歳の男性300人に「なかなか止められない無駄遣いはありますか?」というアンケートをとったところ、1位は「コンビニなどでお菓子や飲み物を“ついで買い”」(38.1%)という結果になりました。今では海外でもコンビニがある国もありますが、日本ほどコンビニが生活に根付いている国はないと思います。あるインターネット調査によると、コンビニを毎日利用している人は7.1%、週1回以上利用する人は67.5%。日本人の過半数が毎週コンビニに行っており、ついつい無駄遣いしてしまっているようです。

 

4. 「見栄」の文化

日本人はブランド志向で見栄を張りたがる人が多いと言われています。確かに日本のように、若い女の子がルイヴィトンやシャネルのバックを持っているような光景は海外ではあまり目にしませんね。他人よりも良い物を持っていたいという欲求はどこの国の人にでも共通していますが、たとえそれが身分不相応なものでも手に入れたい!という人が日本には多いのではないでしょうか。自分が他人から見たらどう見えるかという、見えを重要視する傾向が、より良い物を買いたいという購買意欲に繋がっているようです。

 

5. 流行をキャッチしやすい

日本にたまに帰っただけでも「今なにが日本で流行っているのか?」、割とすぐに知ることができます。例えばファッションなら、街行く女の子を観察するだけで流行がわかります。流行語を誰もがみなが口にし、がん予防になることが最近わかった食品が一斉にスーパーからなくなったりします。海外に比べて、みなが同一に同じ行動をとる傾向にある日本では流行をすぐにキャッチすることができます。そして、「今これが流行っている!」というのがわかれば、自分も買って試してみたくなるのが人の心理。本当は必要のない物でも流行っているものならつい買ってしまいますよね。

 

6. 活気のある売り場

写真:東急東横のれん店いとはん
写真:東急東横のれん店いとはん

日本の売り場はスーパーでも、デパートでもとにかく活気があります。照明の明るい店内に、店員さんの元気な「いらっしゃいませ!」のかけ声。売り場全体から発散されるオーラが海外に比べて、新鮮でとても活気があるのが日本です。お客さんの相手をしていない時でも「いらっしゃいませー。どうぞご覧くださいませー!」のようなかけ声を絶やさない国は日本以外あまりないのではないでしょうか。売り場全体から発散される活気のあるオーラがそこを訪れるお客さんの気分を高揚させ、ついつい財布のひもが緩くなってしまうのかもしれません。

 

7. 安くて「質」もいいモノが多い

日本では海外に比べ安くて「質もいい」モノが多いように思います。海外では安いものは決まって質も悪いですが、日本では安くてもそれなりにいい質のものが多いです。日本の100円ショップがいい例ですが、日本のチープなもののなかには「とてもこんなに安いとは思えない」ような、品質のいいものがあります。ある程度の値段を出さないと品質の良いものが買えない海外とは違い、安いものをとりあえずは買って「試してみたい!」という欲求が日本の購入者にはあるように思います。これが結果として、無駄遣いになることもありますが、「当たり」を見つけたいという欲求が日本人の購買意欲に通じているのではないでしょうか。

シェア


返事を書く

 

※ コメントは承認制です
コメント反映までに時間がかかることがあります。予めご了承ください。

16 コメント

  1. 日本もアメリカ的な販売、常に顧客を飽きさせないPOP(チラシやセール)を真似たからだと思う。

    北米のテンポの速い販売方は、飽きないと思う、常に次の目玉商品を用意してる。

  2. 「見栄の文化」ではなく、江戸の大衆消費社会の経験と、消費に関して階級差が江戸のころから無かったのが大きいと思うがね。

    身分や立場で買うものが決まる、ではなくいいと思うものを買ってよいというね。

  3. ロールモデルのファッション真似たりするのは、国と関係ない
    精神が未成熟な女子にありがちな行動
    人気のある男(強いオス)に擬似恋愛するのと一緒
    本能的なものと言い換えてもいい

  4. 日本人がブランド好きには違いないが、若い人でも高級ブランドを持ってるのは、日本社会に階級意識が殆どないからだと思う。特に欧州辺りと違って、金持ちとそうでない人も別に上下関係を感じる事は無いし、エリートというのも階級としては存在しない。
    だから高価なブランドモノは私ごときが持つべきでない、とか言う意識は皆無。欲しいと思って買う金があれば誰でも買う。
    欧州の高級ブランドは社会階層(階級)と結びついて存在価値を持っているが、そこらのおばちゃんや姉ちゃんなどの日本人にかかったら形無しだね。

    別の側面として治安の良さがある。欧州などではセキュリティのない人達が高級ブランドモノを持ってウロウロしてたらひったくられたり、碌なことにならない。

  5. 「神」って言っても、日本の神様と外国の、特に一神教の神様は違うもんだからなぁ。
    日本では、あらゆるものに神性が宿ると考えられてるからねぇ。
    →トイレの神様もいるし。
    そういう意味では日本は「神」の国だよね。
    この辺の言語感覚は人によって受け取り方がかわるから難しいよね。
    最初のコメントが、どういう意味で言ったのかわからんけど。

  6. マダムリリーさん、初めまして。私はフランスに住んでいます。

    営業時間が短い(昼休み有) /商品の種類(色•サイズ等)が極端に少ない
    安物は信じがたいくらい質が悪い(すぐ壊れる)/店員が不親切(売る気ゼロ)

    など、など…
    買い物意欲の湧かない要因で溢れてます 笑
    お金の節約をしている身としてはフランスで十分なのですが
    日本はまったくの逆で、家から一歩外に出ればなんでも買える国!
    私もたまに帰郷する日本ではついつい買い物に走ってしまいます〜^^;

    ただブランド物にお金をかけるくらいなら
    家族と旅行へ行ったり、友人と美味しい物を食べたり
    そうやってお金を使いたいです。

    • 残業代もらえない
      1日12時間働く
      バカンスない
      そういう国から逃げれたというだけで感謝すべき。

  7. 自分の知る範囲でしかないのですが、確かに海外で日本ほど今何が流行っているかという点が生活していて意識にのぼる国はないだろうなあ、と思います。

  8. 日本に帰ったらドラッグストアや化粧品をあれこれ買っちゃうかな。パッケージデザインが可愛いし、商品の説明が分かりやすい。食品も新しい味や限定品などで上手なマーケティングだし、安易に試したくなっちゃうね。売り方がうまいと思う。でも客層や流通が狭くてすむから商売がしやすいのかなーとも思う。

  9. 商品を購買するっていうのは、消費者がメーカーに対して応援とかコレイイネ!の気持ちを分かりやすく伝える手段の一つだと思う。だから気に入った商品があったらばっかり買いします。作ったメーカーも商品も長続きして欲しいから。

  10. ドイツ在住です。
    髪は自分で切って、携帯は5年変えなくても誰にも不思議がられない環境。
    みんな似たような格好してるし、ハイヒールで外に出たら20代女性から「歩けるの?歩き方教えて」と真剣に聞かれます。
    そもそもお金のかけかたが違うので無駄遣いはストレスなく減りました。
    日本にいると、物の流行りが色々とあって買わなきゃ集団から外れてしまうというような無意識が働くのかなーと思いました。