テレビのバラエティ番組などで活躍するおネエ系タレント。しかし実際に私たちが同性愛者と接してみる機会はあまりなく、何となく嫌悪感を抱いてしまう人も少なくないのではないだろうか。2007年日系ビジネスが発表した日本の同性愛者は274万人で、10人に一人が同性愛者だという。昔に比べれば日本も同性愛が社会的に認められてきてはいるが、それでも他の先進国と比べると同性愛者たちの権利の保障が遅れており、日本では同性愛者への偏見や無理解が目立つと指摘されてしまうことも少なくない。
また、日本の同性愛者の約6割が自殺を考えたことがあるという研究結果もあり、同性愛者の置かれた社会状況が同性愛者の精神状況に影響を与えていることがわかる。日本でも異性愛者であろうと、同性愛者であろうと、社会的差別のない同等の権利をもてる国へ変化していくべきなのではないだろうか。そこで今回は、目をそらしがちな「同性愛者の権利」に関する日本と世界の認識や捉え方の違いを紹介する。

 

世界の同性結婚事情

日本が同性愛に理解がないと言われてしまう理由のひとつに、同性愛者の「結婚」が日本ではまだ認められていないことがある。現在では世界の多くの国で同性結婚(またはそれに準ずるもの)が認められているが、同性結婚は以下の3つに分類できる。


1. 同性結婚を認めた国(地域)
同性結婚を異性間の婚姻と同等とみなし、夫婦とほぼ同じ権利を認める国や地域を指す。オランダ、スペイン、スウェーデン、アルゼンチン、カナダ、南アフリカ共和国など10か国、アメリカの11州で認められている。

2. パートナーシップ法がある国(地域)
男女の婚姻とは別枠の制度として、異性結婚の夫婦に認められる権利の全部もしくは一部を同性カップルにも認め、保証するという法律(パートナーシップ法)を認めている国もある。結婚を、同居、協力、扶助、貞操など互いの義務と、生活財の共有権や遺産相続権などの互いの権利とを相互に規定した一種の民事的な契約関係であるとみなしてみる。パートナー法とはそうした婚姻に付随する権利と義務のすべて、もしくはいくつかを、同性間のパートナーシップにも認め、民事契約関係を政府が公証したり、制度的に保障したりする内容を持つ法律のことである。このパートナー法を採用している国は、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、スイス、ブラジル、ニュージーランドなど13か国、アメリカ6州、メキシコ2地域、オーストラリア2地域である。

3.同性カップルの権利を保障する国(地域)
同性結婚は認めていないが、同性カップルの権利に対し、何らかの形で法的な保証をあたえている国もある。例えば、イスラエルでは1994年、 非登録の同棲制度が制定され、1996年までに配偶者控除、1998年以降、寡婦・寡夫控除、2000年までに年金に関する権利、2001年までにパートナーが生物学上の親である場合に限り、その子を養子縁組する権利が認められるようになった。裁判所は、同性カップルにさらなる権利を認める判決を下す傾向にあり、イスラエル政府は、異性愛カップルに認められる権利の全てを同性愛カップルにも認められる方向で検討を進めている。

  このように日本より経済的に発展していない国でも、同性愛者の結婚を認めている国は多い。最近ではアジアでも法案を検討中、または議論が始まっている国もあり、例えば台湾では同性結婚を認めていないものの、昨年8月11日、台湾初となる同性(女性カップル)による仏式結婚式が執り行われた。それに対して、日本においては、社会民主党が選挙公約にフランスのPACSをモデルとした新制度の創設を目指すとし、日本共産党は欧米各国のパートナーシップ法などを参考に、日本でも性的マイノリティの人権と生活向上、社会的地位の向上のために力をつくすとしたが、 国会などで同性結婚に関する討論が行われたことは2013年の現在までない。このように選挙公約で公言したにもかかわらず、結局は同性愛は「後回し」、「先送り」になっていることからみても、日本社会の同性愛に対する無関心さや無理解さが窺える。


 

世界の同性愛カップルに対する最近の動向

 

すでに同性結婚ないしそれに準ずるを法的処置を認めている国では、同性愛者も当然社会的に認められた共同生活を送れるものとして次のステップへ向かっている。それは子育てだ。同性カップルも養子をひきとることにより、子育てをできる社会にしようとする動きが出ている。そんな同性カップルの子育てをめぐり議論が白熱しているのが、昨年政権交代をしたフランスだ。世論調査では、国民の3分の2が同性婚に賛成しているが、同性カップルによる養子縁組の是非となると、世論は二分する。賛成派の意見としては「同性カップルでも親の役割は担える」、「親と呼べる存在がいないで孤児院で育つよりはいい」と言った意見が目立つ。反対意見は「同性愛者が親となれば子どもが学校で混乱してしまう」や、「大事なのは子供たちの権利であって、子を持つ権利ではない」と言ったものだ。同性カップルが子どもを育てるべきか?はフランス以外の国でも盛んに議論されている。現在、同性婚が合法な国は世界に10か国あり、うち9か国が養子縁組も認めている

フランスに暮らす27歳のトマ(Thomas)さん(仮名)は、自分を育ててくれた「2人の母親」を誇らしく思っていることを世界中の人に知ってもらいたいと思っている。

「僕は生まれた直後から2人の母親に育てられました。でも、それで悩んだことは全くありません。大事なのは与えられる愛情です。」

 

なぜ日本では同性愛者の法改正が進まないのか?

世界の様々な国で、同性婚や同性カップルによる養子縁組を認める動きがあるのに対し、日本ではなかなか法改正が進まない。その理由はいくつか考えられるが、1つは憲法改正の難しさからくると言われている。日本国憲法第24条1項は「 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」、2項は「配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない」と規定されている。この“両性”の法解釈で意見が割れてしまうという。また、憲法の改正には厳しい条件が存在するので、条文の変更は容易ではない。さらに、第九条に関連していかなる条文の改正を危険視する勢力が存在するため、憲法改正は非常に難しい。

パートナーシップ法などで夫婦と同一の権限を同性のカップルにも認める法律を制定し、夫婦としてでなく家族として籍の登録を認めることも同性婚の法整備の前段階として考えられる。しかし、それ以前に大切なのは国民が同性愛者の権利にもう少し関心をもつことではないだろうか。私は異性愛者だから関係ないというのではなく、先進国の日本として社会的マイノリティーの人権を後回しにせず、誰もが自分のこととして考えることが大切だと思う。同性愛に対する捉え方の違いは、国によって大きく違いがでる。同性愛も異性愛も全く同じ権利をもつ国もあれば、同性愛者が死刑になってしまう国もあるそうだ(宗教上の理由から)。

しかしながら、多くの先進国で性的指向による差別をなくす動きがあるなかで、未だに何の法整備も行われていない日本は問題なのかもしれない。世界のなかの日本が今後、同性愛者とどう向き合っていくのか。性的マイノリティの人権と社会的地位の向上のために力をつくすと約束したはずの日本の政党に期待したい。

参照サイト:(1)(2)(3)


60 コメント

  1. >1つは憲法改正の難しさからくると言われている。

    同性婚の合法化の是非はともかく、合法化は新たに立法するか、既存の法を改正すれば、可能だよ。

    「同性婚を禁止する」という趣旨のことは書いていないのだから、憲法を改正する必要はない。

    • なんで直ぐバレル嘘をつく?願望と現実は違う。

      以下引用

      現行の日本法で同性どうしの婚姻届が受理されることは100%ありません。参考となる判例として佐賀家裁審判 平11・11・7(審判そのものはコチラ、コチラは弁護士の先生が解説されています)が挙げられます。

      多数説としては、憲法24条「婚姻は両性の合意のみ…」から婚姻の当事者たるのは男女であり、また社会的にも夫婦は一男一女であることから、同性婚は社会観念上、婚姻的共同生活関係とは認められず婚姻意思(742条1号)に欠け無効、あるいは明文規定は無いが、婚姻の本質から同性婚は婚姻障害(男女の結合ではない)があり、無効としています。

    • 日本は同性愛に明るい未来はないって思いがあるから
      同性愛者であることを隠しながら結婚して死んでいく人も多いんだよ
      色々と壁や抵抗がなくなったり性に開放的な国になれば
      「そっちのが性に合ってた」なんて人が増えるかもよ
      バイセクシャルならもっと多いしね

      例えば男子校や女子高で同級生を好きになるケースがあるけど
      日本の場合なら「環境による一時的な物なはず」って思うけど
      アメリカでは「自分はそっちなのか…そうなのか…でもやりたいから同性とHしてみよう」
      同性愛で死刑になるような国では「いっそ死んでしまおうか…」かな

  2. 言っちゃ悪いけど同性婚認めてる国のほうが少ないんだよなあ
    先進国だから認めなくてはいけないってのも暴論だと思う

    • 先進国で否定してるのは、中国と韓国と日本ぐらいなものですけどねぇ。
      特に韓国の同性愛に対する偏見は、凄まじいのをご存じですか。逆に台湾は同性愛大国なんですよ。

      同性婚で死刑を執行している国なんて、戦争地域の中東や、アフリカ民族地域ですよ。
      日本も国連で同性愛の人権を守る案に、賛成をしたんですよ。認めるべき時代なのでは。

      • 一般的に日本社会では、価値観はその時代ごとの覇権者の好き嫌いによって決まる、かのように思われがちです。
        戦前と戦後で価値観が180度変わった事柄、などがいい例ですが。
        なので、現代は白人が世界の覇権者ですから、白人の、日々変化する価値観が、世界の、というより、宇宙の、法なわけです。
        でも、この世界には、時代や、状況や、人種などに左右されない決まり、というのがあるのではないですか?
        例えば、盗みはいけない、などです。
        これらの決まりは、自然の法則の人間向けバージョンと言ってもいいほど不変ではないでしょうか?
        自分の全ての価値判断をただ勝者の命令に合わせる、ということは、自然の法則に反していた場合、危険でもあり、また、自分の頭で考えて選択をする、という奴隷ではない人間としての権利を放棄している、ということにもなります。

  3. 130000000/2740000=47.5人に1人が同性愛者

    上記が適当な数字かと

    基本的に政治家にとってマイノリティーは票田にならないですからね
    それに政治家に同性愛者の権利確立を訴える同性愛者自身の声がまだまだ小さいのかもしれません
    アメリカやヨーロッパではゲイパーティーが頻繁に行われていて、時には町中でデカい音でテクノやハウス・トランスミュージックをかけながら練り歩いて自分達の存在をアピールしています
    芸能人やスポーツ選手のカミングアウトも結構頻繁にありますね
    同性愛者の権利確立が本当に日本で望まれているかどうかはさておいて、既存の法制度を改正するには指を加えて待っているだけではなかなか変化しないのかなぁと思いました

    • そしてその走狗となって「遅れた日本」に「進んだ欧米」のやり方を押しつけようとする一部日本人。
      福澤諭吉はそういう浅はかな人たちを「心酔者流・開化先生」と呼んでからかいました。
      日本には同性愛者を保護する法律はないかも知れないけど、街中で同性愛者がリンチで殺されたりすることもない。日本の神々は同性愛をタブーにしなかったからね。

      • 明治時代に日本は同性愛を禁止する法律を作ったのです。幕末から明治に日本に来た西洋人が日本で同性愛が公然と行われていることに驚愕し、「日本はなんと野蛮で遅れた国なのだ」と激しい非難にさらされたのです。不平等条約撤廃を最大の外交課題に掲げていた明治政府は、「日本は文明国です」とアピールするために同性愛を禁止する法律を日本の歴史上はじめて作りました。西洋かぶれした日本人も、一緒になって日本の同性愛を激しく非難したのです(こういう人は今でいますよね)。最もこの法律はザル法で、数年で撤廃されましたが。
        欧州で同性愛者が火あぶりになっていた時代に、日本では同性愛者のための「吉原」があり、同性愛者のためのエロ本が売られていました。江戸城には「男色の間」があり、将軍に寵愛された小姓が大名に取り立てられていたいのです。
        昔から個人的に同性愛者を嫌う人はいたでしょうし、生理的なもので、アレルギーのようなものですからどうしようもありません。
        やりたい人はやればいいし、嫌いな人はちかよらなければいい。お互いに干渉せずに静かにすみ分けるのが日本式共存方法だったのです。
        同性愛者に理解を求めるのは構いませんが、同性愛者を生理的に受けつけない人たちにも理解がほしいものです。
        同性愛者で色々な意見を持った人々がいて、同性婚の合法化に反対している人もいるし、権利をよこせと騒ぎ立てることに嫌悪感を感じている人だっています。また同性愛者に育てられた人の中には、「辛い思いをした」「男のお父さんと女のお母さんの家庭で育ちたかった」という人だっているのです。
        多様性を尊重しろというのなら、そうした人達の意見にも謙虚に、そして真摯に耳を傾けるべきなのに、欧米の価値基準を前提に、遅れている、進んでいるを論じ、単純な烙印張りをするのは、同性愛者を火あぶりにしていたことと原則的に変わりはないと思いますね。
        日本では歴史的に同性愛者が迫害された歴史はありませんし、単に個人の嗜好の問題で社会秩序を乱しさえしなければ、どうこう言うほどもモノではないのです。
        最近つくづく思うの白人という人種は変わらないなということです。自分たちの文化や価値観が常に正しく、普遍的、絶対的であり、人類全体の標準となり、異民族、異文化に押し付け、「文明化」するのが正当だと考える。自覚していないから始末が悪い。
        彼らが、価値観をどのように変えようと自由ですが、そのたびに押し付けられる側にしてみたら、たまったものではないのです。

  4. >イスラエルでは1994年、 非登録の同棲制度が制定され

    と、国連で西アジアにカテゴライズされているイスラエルを讃えておきながら何事もなかったかのように

    >最近ではアジアでも法案を検討中、または議論が始まっている国もあり、例えば台湾では

    と、東アジアと西アジアを別枠で捉えるのはいかがなものかと思います
    アジアはユーラシア大陸の7割以上を占めます
    ヨーロッパ至上主義の区分方法であり、ヨーロッパより東はアジアという強引な線引です
    なのでヨーロッパ7億人に対し、アジアは40億人となってしまいます。
    私はこのカテゴライズの方法が大嫌いです。
    人種も民族も言語も文化も適当にまとめすぎです

    アジアと気軽に使う人にとってアジアの定義とは一体なんなのでしょうか

  5. 東浩紀がいみじくも言ったように、同性愛に対する嫌悪とか、それを社会的に認めないことが正当であるという主張を個人的に持つことは自由だし、何ならそれを表明しても構わないけど、そういうことしてると存外多くの人から軽蔑されたり遠ざけられたりすることはわかっとくべきだよね

  6. 「世界のどこどこですら認めてるんだから、日本も認めなきゃならない、日本は遅れてる」
    という論調の問題提起のやり方がまず嫌いだな。

    それ言い出したらキリがないし、それやりだしたら国の文化や伝統が消えて、
    画一化された無個性なつまらない世界になると思うんだけど。

    そして「マイノリティーへの差別だ、人権侵害だ」というヒステリックな論調も嫌い。
    それが前提だと思想が偏ったプロ市民団体に政治利用されて、くだらない利権構造を生むだけだし。

    日本は同性愛者に対しては寛容で差別意識も低いと思う。
    より法整備が必要だという話には異論はないんだけど・・・。
    アプローチの仕方にちょっと違和感を覚えました。

  7. 個性的な趣味には大らかな国柄だから、同性愛の人たちが相対的に他の国より差別されてるとまでは思わないんだけれども、たしかに制度に関する議論があったって良いとは思うね。
    しかし、その制度が必要かどうかは、同性愛の人たちが(必要なら水平社的な組織を作って)提起すべきだとも思うし、そうしなければ制度の改正なんてされる訳がないと思うよ。
    提起されない問題が社会に反映される訳が無いのであって、274万人も居るなら、その一部の人たちが行動を起こせば十分に議論が生じるでしょう。
    そもそも、制度の改正に多方面からの議論が必要とされているってだけで、特に日本で同性愛の人たちのLOVEが否定されている訳では無いと思うんだけど。
    この件に関する大部分の日本人は無関心だと思う。しかし、そんな問題、ニュースで観ないんだから、しょうがないぞ。

  8. 日本には日本のやり方がある。世界と同調していては日本独自の思考性が薄れる。
    欧州の血で血を洗う歴史を持つ悪魔的な民族の主張を聞いては聞けない。

    それに日本人特有の秩序を乱す物を何よりも嫌う民族は、
    彼ら(彼女ら)に下手に平等を与えると、サイレント・マジョリティを敵に回す。
    「ゲイで申し訳ない」と一歩下がった自己認識力の意識がゲイを差別させない効果が有るのでは?

    とりあえず世界で一番古い国体を持つ国家に対して「日本は遅れてる」などと言う無知蒙昧には
    源氏物語でも読ませておけということです。

  9. 同性愛の支持を訴えるのことに異論はありませんが
    「日本は世界に遅れている!」と書くと、同性愛者は攻撃的な差別主義者の集まりと思われて支持を失うことになるりますよ

    同性愛を押し付けてくる人間は、同性愛に反対している人間と大差ないのではありませんか

  10. 江戸時代は男色は普通だったけどね
    国際社会にあわせてダメにしたんだよね
    本当日本は周囲にふりまわされっぱなしだよな

    • 明治以前の日本=男色OKに思われがちだけど、幕末になると一部を除いて完全に廃れてたよ
      理由は痴情のもつれや美少年を巡る刃傷沙汰が多かったので藩が禁じたことと男娼を扱うお店が何度も規制されたから

  11. 自分は”恋愛感情無”のアセクシャルと呼ばれるマイノリティの一部。
    だから差別は沢山受けてきた。自殺未遂を起こすくらいには。
    結婚を強要する家族とも全ての縁を切って、一人で生きることを選択している。
    異性愛者にも同性愛者にも言われたことがある言葉は「恋愛できない人間は人間じゃない」。

    だから分かるのだけど、他のコメントの方が仰っている通りマイノリティの問題について多くの日本人が無関心なんだよ。
    それはマイノリティの意味そのままで、私たち少数派も努力が足りない。

    あと、どうして婚姻したいのか、恋愛感情のない自分には全て理解できないこともあるだろうけど、
    いまどきの若いカップルにも親戚関係や姑などのしがらみがある”婚姻”を嫌がっているひとも多いのだから、一緒にいるだけなら内縁関係でもいいのではないの?と思ってしまう。
    薄っぺらい紙の形が欲しいのだろうか?

    • あなたのおかげでアセクシャルという分類を知りました。ありがとう。
      人に友情以上の感情を持てないことを説明するのが難しかったんだよね。
      幸い知人は理解ある人ばかりなので助かってるけど。
      恋愛や結婚なんてしたい奴だけすればいいんだよねー。

  12. 他人に寛容さを求める前に、自分達が「同性愛を否定する人間に寛容」であるべきなんじゃないかな
    日本人に寛容であることを求めるくせに、自分達は同性愛を否定するイスラム教に寛容ではないんだよね

  13. 法整備は確かに遅れているよね。
    あと、「オネエ系」と言われるイロもの系の同性愛者は
    わりと受け入れられているのに、外見や話し方がノンケと
    変わらない普通の同性愛者(こっちの方が多数派)に対しては
    まるで存在していないがごとく無関心なのが日本人。

    もっとも、人目に触れずにこっそりお付き合いして、なんの権利も
    主張せずおとなしくしてるなら、あえて見てみぬフリをして
    何も言わないのも日本人。寛容さと非寛容さがごっちゃになっている。
    『権利さえ主張しなければいても別に構わない』みたいな感じ。
    でも、ほんとうにそれだけでいいのか、ちゃんと考えて問題にしっかり
    目を向けてみんなが議論して法整備を進めるときが来たのかもしれませんね。

  14. 実際外人さんの同性愛者にとって、日本のお江戸こそがユートピアだったかもね
    やじさんきたさんの進展しない仲に、読者はもどかしがり、
    ついに一線越えた話が出たときには、江戸中から喝采が沸き起こった
    歌舞伎の演目に男性同士の情人なんて普通で、特段ドラマチックな設定でもなかった

    その大らかさを野蛮と切って捨てたのはどちらのどなたさんたちでしたかね
    同性愛を西洋風に認めたら、次はきっと「日本は同性愛を拒否する人に冷たすぎる」とか言い出すんだろう

  15. なんで法律がある外国は、無条件にゲイに寛大とか思っちゃてるの?
    ゲイカミングアウトしたら友が離れていくのは世界共通だから。

  16. 同性婚に関する法律のない国が「遅れた国」という主張には強い違和感を覚える。
    ・・・じゃあ、同性婚を法的に認めた国は「進んだ国」なの?
    それって、イスラムの価値観が最も先進的だと言ってるイスラム過激派の主張と何が違うの?

    向かっている方向が違うだけで、どちらも根は同じようにしか見えない・・・。

  17. 「先進国のなかで日本だけ~」とか「G7の中で日本だけ~」とかいうのは全く根拠になってない。
    特に人権や権利に関しては先進各国(ほぼキリスト圏)が日本より優れていると信じるのは誤り。
    歴史も風土も国民性も全く違うのだから、無理に導入するほうが禍根を残すと思うよ。
    てか、たった数カ国の導入で「世界に遅れている」とは一体・・・

  18. 同性愛の法改正を語るならソドミー法とホモフォビアくらいふれてほしいな。
    日本が男性同士の肛門性行為を「法律」で禁止したのは1872年から1880年の僅か8年だけ。
    アメリカは2003年にソドミー法がやっと撤廃された。
    先進国のなかで日本だけと主張するならゲイ反対デモが日本だけ行われていない。
    今現在もアメリカには沢山のゲイ反対団体が存在しており頻繁にゲイ反対デモが行われている。
    男同士が手をつないで歩いていただけで通報され逮捕されていたアメリカなどの
    キリスト教原理主義国では、同性愛者が差別法律撤廃を長年主張し戦ってきた成果が
    「同性愛者を保護する為の法改正」であり歴史的に同性愛者差別の少ない日本で、
    同性愛者が法改正を主張するのはエゴとして捉える人も多いので反発の原因になると思う。
    日本では1969年に「薔薇の葬列」という近親相姦+同性愛という内容の映画が放映されたが、
    放映反対する団体など存在しなかったどころかその後、主演のピーターのヌード写真が大ヒットした。
    1960年代アメリカでは数多くの公務員が同性愛者の容疑をかけられ解雇さていたゲイ狩りの時代ですよ……。

  19. 法律で同性愛を禁止しないが結婚は認めない、で十分じゃないかな
    男と女が愛し合って子供を作ることが小社会なわけで
    生産性がないと国の衰退に結びついてしまう

    自分は他人の下半身事情はどうでもいい派だけど
    嫌いなのは差別じゃないから仕方ないやね
    差別は「嫌いだからそれを○しろ」ということだから
    基本放っておけってこと

  20. 「日本は同性愛に理解がない」とは言ってるが、世界だって理解が有るわけじゃない
    ボーイスカウト連盟が同性愛者の入隊を許可するかどうかで問題になっていたしな

    むしろ日本は水野忠邦以前は同性愛の文化があったからな
    歴史的に言えば一番進んでいた国だよ

    海外は何らかの大規模な迫害を経て問題認識が広がるケースが多い
    この問題や黒人差別とかな
    多大な犠牲を払ってやっと乗り越えたくせに、日本に対してでかい態度で批判したがるのは、
    自国の黒歴史を払拭しようという大げさな教育のせいだろうな

  21. 同性愛者を「自然じゃない出来損ない」って思ってる人間が世の中には多すぎる。
    好きになる相手が、より多くの一般人の常識と違うってだけで「異常だ」「キモイ」とか。
    そういうことを「言われるのが当たり前。君は異常。俺正常。」って人間ばっかだよ。
    言えるわけがない。明かせるわけがない。
    ひっそり生きてひっそり死ぬよ。

  22. 日本で同性婚の法整備が進まない理由は、差別偏見よりも、1人っ子の長男同士の場合どちらが家を継ぐかという家長制度の問題があるんだよ。子沢山な昔の時代は、どちらかを養子という形で嫁(?)入りさせて自然に解決していた。
    逆にレズビアン婚が差別されてたのは、当時の女の価値観の『子を産む義務』の放棄という意味で仕方なかった。世界の先進国より遅れてるというより、先進国の少子化から生まれた新しい問題だよ。
    同性カップルの養子禁止も、法的な独身者の養子縁組禁止(人身売買・児童虐待の防止)のあおりを受けた形で差別とは関係ない。これは今後に期待できるが、これも現状どっちかの両親が児童と縁組して(『よつばと』のとうちゃんパターン)自己解決しちゃうからこれも法改正が進まないんだなー

  23. もひとつ、同性カップルの養子子育てが進まない理由に、縁組の鍵である親の感情『自分含め代々の血を引く子供に家を継がせたい』という、これまた日本の家制度と関係が深い問題があるの。
    宗教タブーでカミングアウト即リンチ。法的な保護が絶対必要な国とはちょっと違う、日本の血縁相続事情をどうかお忘れなく。

  24. とりあえずここのコメントだけでも差別丸出しなんだから
    日本に差別ありませんキリッ!
    とか言うのやめてくれない

  25. まぁ確かに「世界に遅れている」=「西洋化が進んでいない」ってだけの話の場合も結構あるからな。向こうが作って広めた価値基準に反していたら遅れている扱いなのはなんだかなと思うし、その考え方がキリスト教主体の植民地支配を進めたのを忘れてはおらんかねと思う。
    とはいえ、日本は実情と法整備の整合がとれてないことも事実。正直、婚姻制度として認めるのは難しいかもしれないが、パートナーとしての相続権や共有権を認めるくらいはしてもいいだろ。その程度なら反対派も少ないだろうし。
    民衆が「別にいいんじゃね」と思い、それで社会に不利益な影響が少ない事項は、なるだけ自由にさせてったらいいんじゃん?

    にしても自殺考えるの6割って少ないな。一般市民の半分くらいは一度は自殺を考えるもんだと思ってた。同性愛って大した問題じゃなくなってんだな(いい意味で)。

  26. つーか同性愛者は「結婚」に何を求めているの?
    税的優遇?相続?養子縁組?
    精神的な認証欲求満たしたいだけって事は無いと思うが、
    実際問題として具体的に何が必要だから「結婚」制度を適応して欲しいのかがわからない。

  27. どうしてこんなに西洋に対して劣等感の塊になるのでしょうか?
    西洋=進んでいて、世界中が目指すべきゴール
    なんていう考え方はもう止めましょう。
    西洋人の目ではなく、自分自身の目で世界を見ましょう。

    西洋=世界
    でもなく、
    西洋=全宇宙
    でもなく、
    西洋=全知全能の神
    でもないのですから。

  28. これは進んでる、進んでないの問題ではなく、
    人権の問題です。
    異性愛者に結婚する権利があるのに、
    同性愛者にはその権利が無い。
    僕達はゲイになる道を好んで選んで生きて来たのではなく
    ゲイとして生まれて来たのです。
    あなたの子供がもしゲイで生まれたとしたら、
    より平等になった日本で暮らせる事を願うはずです。

  29. なんか日本のやり方とか伝統とか言ってる人がいるけど
    日本は伝統的に衆道や男色文化はあったでしょう?
    ホモフォビアが伝統ってどこの伝統だよ?
    それに日本のやり方って基本的に、保身と日和見と排他でしょ?
    それって確信や理念に基づいてないし、社会全体や社会の構成員や国民の権利に
    根ざしてない反民主主義的なものじゃん

    遅れていたり、国際社会と適合していない部分や悪い部分はキチンと見直せる自信が
    日本人には足りないと思う
    みんな自己評価が低いし、自分の意見だってきちんと持っていないじゃん
    弱いものいじめしたり、意地を張ってアイデンティティを保つなんて
    みみっちい人間性は放棄できるように早くなると良いね

  30. コメントを読んで思ったけど
    じゃ なんで異性婚は結婚をあげなきゃいけないの?式とかさ 普通に紙パパッと書けばいいじゃないか。
    同性愛者だって異性婚のように大きいパーティを開きたいし たくさんの人はか祝福されたいさ

    まず恋愛は男・女・だけ! と決めつけてる奴らがおかしい。
    恋愛には性別も身分もなにも肌の色もなにも関係ない。 そういう風に思う人が増えてくれたらいいなと思う。
    日本だけの問題じゃなくて この世界中のもんだいなんだな。

    それと子育ても なぜ男女じゃないといけないのか、 誰が 同性愛者だからって子どもは幸せじゃないと言い出したのか。 まず。 地球が誕生してからまだ遅れた脳をもつ人間たちがすごく見苦しい。
    同性愛者だって異性愛者のように堂々としたいさ
    当たり前さ、 そして何よりこの遅れた脳をもつ世界の人間のつくった壁を乗り越えていま幸せに堂々と暮らしている人たちがとっても村けおするなと思いました。

  31. ここ読んでるとさ、自分の持っている同等の権利をゲイにも適用させる、
    そんなシンプルな話にこんなにごねる奴がいるのがすごいと思わない?
    結婚の権利をください的な事は誰も頼んでなくて、
    パートナーシップ法なりあって当たり前だなと思う。

  32. ケツの軽いゲイがセーフSexをしないでやりまくって権利認めろとか馬鹿じゃね?
    アタシなんか夫に性病うつされたよ。
    ゲイなんか最後は生活保護になるような甘い奴ばかりなんだから
    さっさと性病で死んでしまえばいいわ。
    ハッテンバなんか地域住民の迷惑だし、そもそも気持ち悪いし治安悪化の元。
    きちんとパートナーを決めたり、セーフSexしたり、財形や個人年金を組んでるゲイには
    文句は無い。
    だが、そんな賢いゲイが日本に何人いるだろう?
    偉そうにレインボー運動とか基地害騒ぎをする馬鹿を私は死んでしまえ!と思って見ている。
    この少子化社会の若者達の負担になる己の恥と親不孝をよく考えて無い奴ばかりだ!

  33. 自分の子供が、同性愛に目覚めたら
    一緒に心中します。
    動物として認められる訳がない。
    ご先祖様に申し訳ない。
    心の障害なんて偽善的に言われてますが、いつ同性愛者が弱者になったの?
    ただの甘え、一昔前なら竹槍で串刺しでしょうね。
    ホモにも自由をって、ホモのせいでエイズ拡散されて輸血も怖いし、大人しく自殺してくれとおもう。
    だって、自殺に値するくらい過ちでしょう。
    失敗作の哺乳類ってだけ。
    群れから追い出されて当然。

  34. 異性愛者は、みんなすぐ異性にわいせつな行為をしたり、レイプするんですかね…?違いますよね?
    それと同じで同性愛者の中にいる一部の変態が目立ってるだけですよ。みんながみんないろんな同性とヤリまくるわけでもないし……

    もうそこまで言うなら他の差別的な国と同じように死刑にしたらいいんじゃないですか?
    何も悪くないし、自分で選んだわけじゃないし、親が勝手にそう産んだだけなのに、同性愛者というだけで、そんな扱いなら、いっそ殺してくれと思います。

    異性愛者はみんな同性愛者なら殺してもOKなんていう冷酷な人間なんですよね。

  35. 日本って何か変えようとするときに世界と比べて変えようとするよね
    これ同性愛禁止の風潮が世界で高まったらまた変えるのかな?

    • 日本の世論はまだ同性婚反対の方が多いよ。
      驚くことに同性愛者の中でも反対派は多いよ。
      日本の平和が崩されて外国みたいに秩序が乱れた国になるってね…
      でもそんな話じゃないんだよね。
      そんなに差別したいなら俺らにお前らと同等の権利与えてから差別してくれる?って話なんだよね。

  36. 同性婚できるようになったら同性愛者たちが可視化される
    日本でも同性愛者たちを狙ったヘイトクライムが起きるようになるだろう
    今、同性愛者が迫害されてないのはひっそりと生きてるのと、異性愛者たちの無知、無関心でしょ

  37. 何か変にコメント荒れてるし、極端な意見を仰る方も見受けられるけど、共産党と社民党の政争の具にされてる内は法改正何て夢のまた夢。
    私個人としては別に同性愛者がどうしようが、良いんだけど。
    海外の真似して馬鹿騒ぎするだけじゃなくて、本気で国を変えたいなら新しい法が悪意の第3者に利用されない様に確りとした議論が出来る政治家を選んでよ。若しくは政治家になるか。国の治安が荒れたら、愛だの恋だの言ってられないだろ?

  38. 欧米が進歩的だなんて「世の中のからくり」がわかっていない人が言うこと。同性愛の次は獣姦、ペドフィリアが合法になる。それも進歩的なんでしょうねきっと?私は退廃的だと思っている。

  39. 日本は同性愛への理解が遅れているとか本当に馬鹿らしい。
    同性愛を受け入れることが本当に進歩的か?
    同性愛は受け入れられてペドフィリアなどの異常性癖と呼ばれるものは忌避される。特に欧米では。これはおかしくないか?自分からすれば同性愛より近親相姦、ペドフィリア、獣姦の方がよっぽどマシだ。少なくともこれらが受け入れられるようになるまでは同性愛を受け入れる気はないね。

  40. 共産主義はキリスト教を裏返した一神教であり、LGBTはその共産主義の亜種。昔、植民地でキリスト教的価値観を現地人に押し付けたことと全く同じことを欧米は今なお行っている。ゲイに不寛容なのはむしろ欧米の方である。

  41. 私はアメリカ在住 40 年の日本人ですが、まず、白人が非白人に対して優越感を持っていて、その考え (ゲイの権利など) を日本人に押しつけようとしているなんて、まったくの誤解もいいとこ! それを本気で考えている日本人は、それこそ「井の中の蛙 (大海を知らず)」です。もっと広く目を見開きなさい! 流れがなくてよどんだ川のように、一生日本にいて日本中心で生きていると、考えが腐るよ。
    ゲイ問題に関して日本における一番の「被害者」は、夫がゲイとは知らず結婚したノンケの女性。仕事があると嘘をついて夜ゲイバーを歩き回る夫。うすうす気づきながらも枕泣きするしかない奥さん。こんな男たち、私は今まで日本でいやというほど見ました。もちろん、この反対のケース (奥さんがゲイの場合) もあると思います。「ノンケの男 (または女) だって浮気するだろ、そんなのノンケもゲイも同じ」と思っているそこのあなた。浮気相手がゲイかノンケかでは、被害者の受けるショックの規模が違うんだよ。
    だから、日本の社会がこれからゲイについて理解を深め (好きでゲイをやってるんじゃないよ!)、皆がカミングアウトし、好きな人と結婚できるようになれば、こういう被害者もなくなる。その日が来ることを祈っています。ご存じの通り、アメリカでは、それが 2013 年に実現して、私は自分が生きている間にこの「夢」が現実になり、アメリカに感謝しています (もちろんアメリカには悪いところも沢山あるから、私はアメリカ至上主義では決してありませんが)。

    それから「自分からすれば同性愛より近親相姦、ペドフィリア、獣姦の方がよっぽどマシだ」と放った “クソ欧米に乗せられるな” さん。あんた、キチガイだよ。精神科医に行きなさい。自分でキチガイと思ってないでしょ? そういう人がキチガイだってんの。最低限、思っていてもいいけど、口を慎みなさい!それができなかったら美川憲一にお説教してもらうんだね。

  42. 筆者にはブログ「ジャックの談話室」の”G8の中で同性パートナーへの保障がないのは、日本とロシアだけだというバカ”を読んで既存メディアの受け売りではなくもっと深い考察を期待したい。

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