「婚活」(結婚活動)という言葉が日本で最初に登場したのは2007年。あれから5年近く経とうとしているが、日本の婚活ブームは未だに続いているようだ。ある調査によると、30代女性の独身率は47%、男性の生涯未婚率が20%を突破した。ますます婚活人口が増えるのではないかと予想される。このように今となっては市民権を得るほどにもなった「婚活」という現象だが、外国人の目からみると少し異様に映るそうだ。そこで今回はそんな日本の婚活ブームに対する海外の反応を紹介する。

● 独身であることを嘆く女性が僕の周りには多いです。でも、彼女たちは自分の身近にいる男性を選ぼうとはせず、「いい人はみんないなくなっちゃった」と言って愚痴っています。男性も同じようなことを言っているんですよ?それがわからないのかなぁ。(bcbrownboyさん)


● 結婚に“ハント”されたなんて誰も思いたくないんじゃないかな(婚活は英語でマリッジハンティング)。それじゃ、“捕まえられた”って感じだよね。僕が日本にいた時は、結婚相手を真剣に探している日本人女性に何人かあったけど、みんな嘘くさい演技しているように思えたけどなぁ。あんな女優みたいな女の人とは誰も結婚したいとは思わない。結婚をビジネスライクに考えている男にはいいのかもしれないけど。(cadmiumさん)

● 働く30代の女性は特に、結婚にいたる関係を築くのに必要な妥協をしませんよね。会社の人にそういうタイプが多いからわかります。(cncさん)

● イイ男は見つけるものではない。イイ男は育てられてなるものだ。だから男性が若い時からつきあうのがいい。婚活する女性は自分が相手の男を“イイ男”に変える喜びがわからないままなんじゃないかな。男性が20代後半になってしまったら、もう遅いんだよ。20代後半以降の男性が正しいキスの仕方を学ぶことはまずない。30歳になった男がいきなりドンファン(1,502人の女を虜にした伝説の人物)になることはありえない。最近はまぬけな男が多いすぎる。これは男性の責任でもあるし、女性の責任でもあると思う。(likeitisさん)

日本の婚活ブームは異常?婚活するアラサ―女子に対する外国人の反応

● 30代女性の47%が独身だって?パラダイスじゃないか―!!30代独身男性としては(バツイチだが)こんなに嬉しいことはないね!(timeonさん)

● 日本の女性は“理想の男性”のレベルが高いような気がします。反対に女性が男性に与えるものはファッション的なパッケージだけで、「いい奥さんになるわ!」って約束するだけです。ちなみに僕にとっての“理想の女性”は、僕にとって親友でもある女性ですが。(timeonさん)

● 30代女性の47%が独身!!!何を言っても信じるんだろうね。まさに鴨ねぎだよ。(70x4060dさん)

● 47%の独身30代女性には独身である理由があるんだよ。だから、もし彼女たちに婚活で狙われても逃げた方がいい。(bobbafettさん)

● 何か15歳の子どものためのアクティビティーみたいだな。まぁ、日本だからナットク。(Potsuさん)


日本の婚活ブームは異常?婚活するアラサ―女子に対する外国人の反応● 結婚が全てではないし、結婚できなきゃ人生終わりってこともない。良い結婚は素晴らしいことだけど、最近ではそういう夫婦も少ないでしょう。独身だって幸せな人生を生きられます
婚活ブームのような風潮は女性たちに旦那さんを見つけるという希望を持たせ、自分にないものを追いかけさせることにすぎません。それに偽物のような相手と関係をもちたいと思う人なんていないでしょう?
もし婚活女性が本当に結婚したいのなら、結婚の条件を下げるべきです。男性も同様です。将来の奥さんや旦那さんに対して、非現実的な理想を持っているシングルが多すぎます。(rurikaさん)

● 婚活女性にも2つのタイプがあります。
1つは、選び過ぎで注文が多い女性。もう1つは、あまりにも婚活に必死で誰でもいいから結婚したい!という女性です。
私の知り合いで、ずーっと彼氏がいなかった30代の未婚日本人女性は、お正月休みに彼氏ができました(出会いは前もって準備された面会というやつで、彼女の上司が知りあいの男性を紹介してくれたとのこと)。彼女たちは出会ってたったの3ヶ月なのに、もう両親に結婚の承諾を得るためにあいさつにいくと話していました。
たった3ヶ月ですよ!!ちょっと早すぎませんか?年をとりたくないっていう気持ちはわかりますが、残りの人生を一緒に過ごす相手なのだから、もう少し時間をかけて相手のことを知ろうとすべきなのでは?(rushedblueさん)

● ↑古いお見合いというやつは、必ずしもだめというわけではないですよ。家族・親族が関係しているお見合いは成功率も高いんです。あるユダヤ人のカップルは夫婦で一緒に成長したと語っていました。
結婚に一番大切な要素は“約束”することなんです。それを真実の愛と言うんです。要は、「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」ということ。(OneForAllさん)

● 30代女性の47%が独身…。だから日本の人口はどんどん減少しているんだろうね。(Sargeさん)

まとめ
 「婚活」が世に登場してからというもの、賛否両論が絶えなかったが、やはり外国人には理解の出来ないことが多いようだ。色んな批判はあるものの、婚活で結婚して幸せに暮らしているカップルがいるのも事実。結局は当人同士が幸せになれることが一番大事である。
しかし、「婚活」という現象が“絶対に結婚しなくてはならない”というプレッシャーになっているのではないかとも思う。そういった意味では、「婚活」の誕生が独身者を苦しめているのかもしれない。婚活が「婚圧」にならない程度に、楽しく結婚相手が探せる。そんな日本であることを願いたい。

参照:JapanToday

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1コメント

  1. 独身率がもっと低い状態で出生率も期待値を満たしている社会状態で婚活がブームなら異常だと思うが、実際これらが異常に低い状態ならこれで婚活すらダメなら何を持ってしてこれを補うのか、と思う

    婚活批判は「独身である事がダメ」というより「独身女性が結婚したいと自ら積極的に行動する事がダメ」という風潮の現れに思えるな。「女性が結婚したいと公にする事がはしたない」みたいな。

    「婚活」というのが新しい言葉だし、いわゆる結婚目的の出会い系を想像するから拒否反応を起こすのだろうが、恋愛結婚より見合い結婚、親の紹介や仲人の紹介で結婚していた時代の方が長かった日本にとっては、急に「恋愛結婚こそ史上」とした事でそれでは結婚できなくなった人が多くなったからこその未婚率じゃないかと思うな

    「分不相応な条件を求める」のも「恋愛結婚を経て本人同士で相手を探さなければいけない」という価値観から来ているものだと思う。
    今の超高齢化社会・低出生率の裏には、若い世代が結婚し、出産できる何かが欠けているのは確か。
    それを補うものとして「婚活」がベストかどうかは分からないが、とりあえず現状ではそれしか無いんだろう。

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