フランスというと、フランス料理やファッションブランドなどおしゃれでセレブなイメージがありますが、実際に住んで生活してみるとイメージ通りじゃないこともかなり多いです。あまり現実を違う先入観を持っていると、実際に行ってみてがっかりしてしまうかもしれません。

そこで今回はフランス生活が5年目になる筆者が、これからフランスで生活しようとする日本人へ向けたアドバイスを10ご紹介します。フランスの厳しさがわかるかも…?

 

1. 愛想はいつものこと

日本ではスーパーでもコンビニでも気持ちのいい満面の笑顔で接客してくれるのが当たり前ですが、フランスの場合は違います。特にフランス語の話せない観光客が多いパリでは、レストランやデパートの店員が不愛想なことが多いです。不愛想を通り越して、あからさまに感じの悪い態度で接客されることもしばしば。もちろん、どんな時でも気持ちのいい接客をしてくれるフランス人もいますが、その時の気分に左右されやすく、気分が態度に出やすいフランス人は不愛想な態度になることも珍しくはありません。そんな態度で接されてもいちいち気に留めないぐらいの図太さを持っておきましょう。

 

2.トイレは行けるときに行っておけ

フランスでは公衆トイレが少ないのでトイレは出かける前に必ず行っておきましょう。また公衆トイレを運よく見つけられても、有料トイレの場合が多いので、外出先で頻繁にトイレに行くことは避けるべきです。レストランやカフェに入ったときは、会計を終える前にもう一度行っておくというフランス人がとても多いです。

 

3.前後の車にぶつけて駐車、これ常識なり

日本人がフランスで生活&旅行するなら知っておくべき10のこと フランスは路上の縦列駐車が多い国。特にパリは昔の道路をそのまま残している場所が多いため、道幅が狭く、駐車したい場所に駐車できないことがしょっちゅうです。それでも強引に車を押し込めて駐車するのがフランス流。パリの道路を注意して見てみると、前後の車にくっついた状態で停められている車を見かけます。

 

4.おしゃれ?

日本の女性誌ではよくパリっ子のストリートファッション特集がされていたり、「パリの人=おしゃれ」というイメージを持たれがちですが、実際にパリに住んでいる人たちは期待しているほどおしゃれではないです。おしゃれな人ももちろん中にはいますが少数派で、私の印象では日本人のほうが平均してみんなが見た目や流行に敏感でおしゃれな人が多いと思います。「見た目や流行にかまうのは面倒だしクールじゃない」と考えているパリ市民が多いからという説もあります。

 

5.キスを忘れるべからず

朝起きてキス、寝る前にキス、人に会えばキス…というのがフランスでの1日。頬にキスをするあいさつ=ビズはフランス人と接する上で欠かせないコミュニケーション。何か頂き物を貰った時も「ありがとう」の意味でキスをすることを忘れずに。ボディータッチの少ない日本人からすると、距離が近すぎて最初は緊張しますが、慣れるとなんでもなくなります。

 

6.カルキには注意

カルキの汚れ
カルキの汚れ

フランスの水は硬水。ミネラル分が多くダイエットには向いていますが、カルキ(石灰)の多いヨーロッパの水は注意が必要です。水道の蛇口やシャワーの穴などは定期的に酢をかけて掃除をしないとカルキで詰まって故障したり、洗濯機にはカルキ分解のタブレットを使用、アイロンの水には精製水を使うなどの手間が必要です。体への影響もないとは言えないので、飲料水はミネラルウォーター、もしくは濾過した水を飲んでいる家庭がほとんどです。

 

7.赤信号→注意して渡れ

フランスの道路では、歩行者は赤信号が青になるまで律儀に待ったりはしません。歩行者信号の赤は、「注意して渡れ」という意味だと勘違いしてる(?)人が多く、ほとんどの人が赤でも渡ってしまいます。

 

8.時間に余裕をもって行動せよ

フランスではレストランでお会計に時間がかかる、バスが時間通りに来ない、なんてことは日常茶飯事です。日本のように迅速な対応をしてくれるだろうと期待していると痛い目にあってしまいます。何でこんなに時間がかかるの?とイライラするのはしょうがないですが、後の予定をキチキチに詰めてしまうと失敗します。フランスではフランス時間にあわせて、余裕とゆとりをもってゆっくりと行動しましょう。

 

9.窓口では臨戦態勢

駅の窓口や市役所の窓口、郵便局の窓口など基本的に”窓口”と付くものには自然と臨戦態勢になってしまうというフランス在住日本人は多いです。その理由は何といっても「待たされるから」。何分も待たされたあげく、聞こうとしていた質問を聞きのがしてしまい、また最初から並ばなくてはいけなくならないように、待っている段階で何を言うか段取りを考えたりします。窓口で交渉しなくてはいけない時などは、跳ね返されないように作戦を立てる。まさにいつでも戦えるように構えておく臨戦態勢です。

 

10.反論こそ美学なり

日本人のコミュニケーションでは「そうだよね」、「わかるわかる」と同意を重ねて関係を深めていく方法が一般的ですが、フランスは全くその逆。「でも」、「それは違う」、「いやむしろこう思う」など、反論して自分の意見を伝えることで、自分という人間を相手に知ってもらおうとする人が多いです。フランス人のコミュニケーションでは反論こそ美学。フランス人の反論の仕方を研究してフランス人との会話を楽しみましょう。

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