「住めば都」という言葉がありますが、最初は新しい場所が嫌だと思っても、長く住んでいるうちにそこが居心地のいい好きな場所になっていたりするものです。筆者が住んでいるフランスもいまだに腹の立つこともありますが、それでも住めば都。フランス生活の長い日本人が口々に言うように、やはり住み慣れるといいところです。

そこで今回はフランス在住歴5年になる筆者が思う「日本に帰りたくなくなるほど居心地のいいフランスの一面」を20紹介します。

 

1. おいしいワインが好きなだけ飲める

日本では5千円以上で売られている仏産ワインが10ユーロ以下で買えることもあります。値段が安いことも嬉しいポイントですが、何といってもワインの種類の多さが素晴らしいです。フランスはワイン好きにはたまらない国だとつくづく思います。
 

2. バゲットとチーズ、ハム、クロワッサン、クレープ…

フランスにはおいしい食べ物もいっぱい。パンやチーズはもちろん、ソーセージや生ハムなどのシャルキュトリーも日本の物とは比べ物にならないくらいおいしいです。マカロンやエクレア、パリブレストなどのパティスリーも言うことなし。
 

3. フランス料理以外の多国籍料理もおいしい

フランスでフランス料理がおいしいのは当たり前といえばそうですが、フランスでは他の国の料理もおいしく食べられます。イタリアやスペインからの移民、アフリカ、中東からの移民が多いおかげで、本来ならフランスでは食べられないような外国料理も本場さながらおいしくいただけます。クスクスやタジン鍋、パスタやピザ、ケバブなど、フランス以外の料理もお試しあれ。
 

4. 週35時間労働制

日本での法定労働時間は週40時間ですが、フランスは35時間です。月曜から金曜日までが勤務日だとして、フランスのほうが毎日1時間早く帰れるという計算になります。日本に比べて残業も少ないので、仕事とプライベートのワークライフバランスが取れやすいです。
 

5. バカンス

労働時間の短さに加えて、フランスでは労働者の権利として1年間に5週間もバカンス休暇をとることができます。有休の消化率は90%以上。有休消化率は世界でナンバーワンの国なので、どんな人も当たり前のようにバカンスをとります。
 

6. 手厚い社会保障

税金の高いヨーロッパですが、その分国からの社会保障も手厚いです。学生の家賃の補助をしてくれるアロカや失業者の生活保護費、子ども手当なども充実しています。
 

7. ヨーロッパの中心という位置

フランスはヨーロッパのほぼ中心に位置するため、ヨーロッパのどこの国でも手軽に旅することができます。TGVやユーロスター、飛行機なども最近では低価格化しており、ますますヨーロッパの他の国との距離が近くなりました。週末にロンドン、ドイツなど、気軽に旅行できる点が素晴らしいです。
 

8. 1年を通して様々なイベントあり

日本も四季折々の年間行事がたくさんありますが、フランスも1年をとおして面白いイベントがたくさんあります。特にパリでは、チョコレートやワイン、農業の展示会などさまざまなサロンが1年中あるので飽きません。夏にはベルサイユ宮殿の花火、ツールドフランス、ジャズフェスティバル、音楽祭など、おすすめしたいイベントがたくさんあります。
 

9. 南仏の気候&ビーチの美しさ

パリは北海道とほぼ同緯度ということもあり、フランスと言えば寒いというイメージを持っている人も少なくないですが、同じフランスでも南へ行くと気候が全く違うんです。1年を通して温暖な気候で雲一つない晴れの日が多く、かといって雨が全く降らない乾いた場所でもなく、本当に過ごしやすい気候です。南仏のビーチ、海の水の美しさも魅力のひとつです。
 

10. UGCシネマ年間カード

フランス生活が長くなると日本に帰りたくなくなってしまう20の理由

UGCシネマはヨーロッパで2番目の規模を誇る映画館。この映画館は月額20ユーロ払えば、1か月間映画が見放題です。1か月に2回映画館に行けば元が取れる計算になります。映画好きにはとても嬉しいシステムです。日本にもあればいいなと思います。
 

11. 携帯料金が安い

フランスは言わずと知れた「携帯料金の安い国」です。通信会社「Free」の参入により、フランスの通信会社の各社が料金の値下げに踏み切りました。例えば、フランスの大手通信会社SFRの料金プランでは、2時間通話+SMS放題で10ユーロです。Freeは通話し放題で19ユーロで日本に比べるとかなり安いです。
 

12. 子育てに優しい国&社会

先進国でありながら子どもの多いフランスは、少子化への脱却を成功させた国。子育てをする女性への理解が高く、周りの人がとても親切だとフランス在住の日本人は必ず言います。フランスでは3歳以下だと無償で子どもを託すことができたり、日本での産休は産前6週産後8週なのに対し、フランスでは子供が三歳になるまで両親の一方が休職することができるようになっているなど、社会全体が子育てを支援する体制が整っています。
 

13. マルシェが楽しい

フランス生活が長くなると日本に帰りたくなくなってしまう20の理由 フランスの至る所である昔ながらのマルシェは規模が大きく、新鮮な野菜やフルーツ、地方の名産品などいろんなものがあり、見ているだけでもとても楽しいです。スーパーでは見つけられないような珍しいものや貴重なものも多く、マルシェがないことを考えると何だか寂しい気がします。
 

14. 歴史的建造物、アートがたくさん

古い建物が多く残るフランスでは街並みそのものが歴史的建造物という感じですが、至る所に観光場所があり、飽きがこないというのも嬉しいポイント。美術館も多く、いつでもアートに触れられるというのはパリの素晴らしい点です。
 

15. 個人主義で気楽な人間関係

「他人は他人」という考えの個人主義国家では他人と比べ合うことがあまりなく、その分人間関係が気楽だなと思います。見栄を張る必要もなく、ありのままの自分でいられるところが海外暮らしの良いところではないでしょうか。
 

16. 恋愛と結婚に決まった”型”がないこと

事実婚やPACS婚が多いフランスでは、恋愛や結婚に決まった形がありません。子どもがすでに自立している老夫婦が実は結婚していなかったり、子どもを授かっても結婚せずに育てるというカップルもいます。もちろん、結婚しないという選択も珍しくはありません。恋愛や結婚は個人の自由であり、周りの人がとやかく言うべきではないという暗黙のルールが日本よりも守られているように感じます。
 

17. オペラ、クラシックバレエ、演劇などが世界最高峰

ちょっとそこらのオペラやバレエを鑑賞に行っても、かなり高いレベルのものが観られるという点もフランスの凄いところ。芸術に関しては、世界中から世界のトップレベルの人が集まってくる点が良い点です。
 

18. 様々なスポーツを楽しめる

ツールドフランスで知られるフランスですが、サイクリング以外にもサッカーやテニス、ロッククライミング、スノボー、ヨットなど様々なスポーツを楽しむ人が多い国です。国民のスポーツへの関心も高く、また興味のある競技の幅も広いのが特徴です。
 

19. 外国人扱いされない

海外で生活する上では意外と重要な要素です。フランスではある程度フランス語が話せると、見た目がアジア人でもフランス人として接してくれる人が多いです。日本では在住20年のアメリカ人でも外国人扱いされると言いますが、フランスの場合はあまり当てはまらないように思います。
 

20. 夏の日照時間が長い

フランスの夏は夜の10時半くらいまで明るいです。旅行者は観光時間が多くとれるのが夏です。

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7 コメント

  1. ん~違う…
    日本で蔓延するフランスのイメージそのものじゃないですか!

    ひとつ、子供についていえば、出生率の上昇はフランス人ではなく移民の子だくさんが現実ですよ。しかも、働く女性の育児休暇が恵まれているなら、出産後一週間で職場復帰した官僚のアピールはなんのため?

    長くても三ヶ月で職場復帰せざるを得ないのがフランスですよー。フランスとて、肩叩きにあうと友人は嘆いていましたが。

  2. 大阪弁しか喋れませんが、その上難病障害者なのですがそれでもフランスで住めますか?コートダジュールとプロバンス地方は近いのでしょうか・・今此の写真に写っている所は私の息子が研修で行った所と同じのが写ってるので益々行きたくなりましたが・・良い所の様ですね、出来たら旅行では無く住んでみたいと人生最後の希望かはたまた夢に終わるのか・・とても素敵な、行きたく成りました。@madameririさんの名前何処かで聞いたような・・・
                  木村利世からでした

  3. 在住5年ぐらいならちょうど楽しい時期ですね。でも20年近く住んで、子どもを育て上げると全く違う考え方になりますよ。現在のフランスの教育ははっきり言って最悪です。教育者の質も低下している上に、公立校は教科書を買うお金がなく、ほとんどの教科を白黒コピーで間に合わせています。

    フランスはリストラも多く、一度解雇されると2、3年は無職になる場合も多いです。確かに育休も3年は取れますが、公務員ではない限り、以前と同じ仕事に戻る訳ではなく、閑職に回るか時短勤務で仕事をする女性がほとんどです。キャリアを積みたいのなら、数ヶ月で復帰しなければなりません。フランス人女性が一生仕事を続ける理由のほとんどは、共働きでないと生活が成り立たないためと、万一離婚しても慰謝料や養育費がもらえないためです。あとフランスは血統主義ですので、夫が死亡した場合の遺産相続は、妻プラス子どもの人数で割った金額しかもらえません。つまり子どもが3人いたら、取り分は1/4です。もしくは、その家に一生住む権利。

    外国人扱いされない、というのはあり得ませんね。みんな心では思っていても、口に出さないだけです。パリに住んでいるとそう錯覚する事もあるかもしれませんが。社会保障にしても、ほどほどの生活をしている人間に恩恵はないですよ。恩恵を受けているのは低所得者のみでしょう。

    最後に、確かに市場で買える物もワインも豊富ですが、日本人は結局日本食がないと生きて行けませんよ。
    私の周りで日本食を全く食べないで一年過ごせる人間はひとりもいません。「フランス」万歳のような生活をしている方でも、食生活は全く日本風です。

    • たしかにそうだと思います。でも生活保護など低所得者や貧困に陥る可能性は誰にでもあるので日本より手厚い保護が受けられれるなら、税金が高くても納得です。フランス国民が日本の制度を知ったら、やはりフランスでの生活を望むと思いますよ。教育についてですが、そもそも一人一人に教科書を学校が買う必要はなく、授業に必要なら生徒が購入するべきです。しかし、貧困層のことを考えて使いまわしの教科書やコピーなんです。クラスで一人だけ教科書が買えない子供がいたらどうしますか?あなたは教科書を買ってあげますか?できないでしょう?だからコピーですし、これで教科書がない子供もいじめられません。そう思いませんか?現地の方と結婚なさっている方は日本風の食生活はなさっていないはず、なぜならご主人はフランスで育っているのだから。また、日本食は高いですし、完全に日本風の食事などフランス人にはできないからです。
      専業主婦が地位が高いと思われるのも日本独特です。たしかにフランスでは共働きが多いけど、家にいたくない女性も多いと思います。労働と家事、育児、家族との時間のバランスをとるのがフランス人は日本人より上手な気がします。

  4. マダムリリーはネットで日本人相手にアフィを取って生計を立てているからフランスで働いたことがないんじゃないか?
    まるで観光客みたいな感想だ