安倍政権が1日、集団的自衛権の行使を認めるために憲法解釈を変更することを閣議決定したのに対し、世界の様々な国がそれぞれの立場から賛成/反対しています。日本国内でも意見が割れる「集団的自衛権」の問題。閣議決定を受け実施した全国緊急電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は47.8%で、昨年12月以来の50%割れとなりました。

  海外の人は集団的自衛権の行使容認に賛成の意見が多いとされていますが、日本好きで日本に住んでいるような外国人はこの件をどのように捉えているのでしょうか。海外の人にとって憲法9条はどの程度の価値を持つものなのでしょうか?そこで今回は、日本好き外国人の集まるサイトJapanTodayより、外国人の様々な意見を集めてみました。

 

閣議決定した日は日本人にとって”悲しい日”

集団的自衛権の行使容認で一番得するのはアメリカだってことに、日本は気が付いているのだろうか。このままだと日本の庶民や自衛隊はアメリカのために中東に派遣されるようになる。日本は行使容認が必要な理由を繰り返し伝えているが、結局それは全て中国と戦争を初めて、世界戦争に発展させるための口実でしょう。今日は民主的な国民投票なしに閣議決定だけ憲法の解釈を修正できた日で、それは日本にとって”悲しい日”であると思う。

安倍総理は東条英機と同じことをしている。歴史は繰り返す。同盟国を守るためという名目でフィリピンやベトナムと戦争したのと同様にこの先、中国と戦争をする。アメリカは経済大国2位と3位の国を自分のコントロール下に置けるので、そりゃあ行使容認を喜ぶだろう。日本の庶民は右派政権の犠牲者であり、日本の庶民が立ち上がってこれに反対することを願いたい。(evian1さん)

 

日本はアメリカの力になるべき

日本の唯一の同盟国はアメリカ。アメリカが行使容認に賛成するのは、そろそろ日本もアメリカに全面的に頼るのではなく、国防を自分の国の力でするべき時だからです。そしてアメリカがアシスタントを必要としたときは、日本は小切手を送る代わりに軍隊の派遣をできるようになり、アメリカがもっと日本を頼りにできるようになる。日本はアメリカと戦っている国に対して、実際の人間や武器を行使しなくてはならない。(highball7さん)

 

やり方が気に入らない

集団的自衛権の行使容認には日本とその同盟国にとって有益だと思うので賛成だが、安倍総理のやり方には賛成できない。今回の件で、政府は憲法のどの条項でも”解釈”を変えることが可能になってしまった。(dcog9065さん)

 

中国に対する抑止力こそ世界平和へ繋がる

アメリカは中国を滅ぼそうなんて考えていないし、むしろ必要としている。これは日本も同じ姿勢であると思う。日本とアメリカの両国が振る舞い方を知っている強い国として、中国を平和的におとなしくさせようとしているだけである。中国への抑止力が政界の利益につながっていると思うから。(jj1067さん)

 

平和主義国としての日本、崩壊

アメリカがこれらの動きを歓迎するのはいいことだと思う。軍事力や領土を拡大しようとする中国に、日米の団結した姿勢を見せることになるから。しかし同時に、日本人がなぜ集団的自衛権の行使容認に反対するのかも理解できる。日本はこれまで長い間平和主義国として独自の路線を走っており、平和主義国であることが日本の発展を支え、自由でありながら平和な日本という国を形成してきたと言えるからである。軍事力強化はこのバランスを変えることになってしまう。(CGB Spenderさん)

 

がっかりした

世界でも数少ない平和主義国であった日本なのに、がっかりだ。憲法9条や日本が平和主義であることが、世界の人をより優しく、より平和にしていたと思うから。集団的自衛権の行使容認は日本国民の平均的な思考傾向に少なからず影響を与えることになる。(AlexNoaburgさん)

 

変更の仕方が甘い

私はこの憲法解釈の変更には反対です。というのも、日本がどれだけこの先軍事介入をしてくれるのかが明確ではないので、日本にとってのみ有益な変更だからです。私は日本にもっと期待しているので、武器の売買や中東地域での積極的な軍事介入を日本もするべきだと思います。(Farmboyさん)

 

現時点では悪いと言えない

今回の閣議決定が日本にとって良いことなのか、悪いことなのかは結局のところ、集団的自衛権の行使容認がどのように行動に移されるかによると思う。現時点で行使容認をダメなものとするのは馬鹿げている。しかし、明白なのは日米の軍事同盟が強化され、これは中国以外のどこの国にとってもプラスであるということだ。(OssanAmericaさん)

 

まとめ

外国人の意見としては、日米関係の強化と言う意味で賛成という意見が多かった。アメリカが日本に軍事的に期待をしていることがうかがえるコメントが多かったが、これは日本に住む”アメリカ人”の意見だったからなのかもしれない。他に印象的な意見は、平和主義国としての日本というキャラクターがなくなることを悲しむ意見だ。そういった見方をする海外の人もいるわけだから、平和主義という立場を失うことに対する日本の代償も大きいように感じる。しかし大筋では、安倍総理のやり方に疑問を持っている人も多く、この点では日本国民の考え方と変わらないようだ。

 

参照:JapanToday

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3 コメント

    • ごめんなさい。参照記事で出身国がわからないようになっていたので、書けませんでした。

  1. お返事ありがとうございます
    こういう記事では、どういう立場からの発言なのかで解釈が大きく変わるので
    その方がどの国の立場から日米関係を論じているか分からないと
    皆さん感想コメントがしにくいのかなと思いました
    アジア圏からなのか中東からなのかはたまたアメリカからなのかetc
    そこが分からないと参考にしにくいですね