海外のお家に行ってみると、モデルルームのような洗練されたデザインや色遣いのインテリアに感心することがあります。物がキレイに片付けられ、スッキリしていて気持ちがいいお家が多いです。もちろん、海外のお家でも片付けられない人はいますし、日本の家でもおしゃれにセンス良くきれいにしているお家もたくさんあります。

 しかし、欧米と日本ではインテリアの仕方やコツに少し違いがあるように感じます。そこで今回は、日本のお家に比べて欧米人のお家がきれいに見える理由を5つご紹介します。日本でもインテリアの参考になされてみてはどうでしょうか。


 

1. 大きな家具を買う

  上の動画の中でイケア片付け隊の外国人男性が指摘しているように、日本ではよく小さな収納家具をいくつも使って収納する方法をとる家庭が多いです。これが原因で部屋の中がごちゃごちゃした印象になってしまいます。そこで、小さな収納ボックスを積み重ねて収納する代わりに、たくさん収納できる大きな家具を1つ買って、部屋をスッキリさせましょう。サイズの大きな家具でも色が明るかったり、動画のように鏡になっているものだとあまり圧迫感がなく、重たい印象にならないのでお勧めです。

 

2. 安物は見えないところに使う

 日本では100円ショップという大変便利なものがありますが、インテリアデザインを考える上ではあまり100円ショップのものは使わないほうがいいかと思います。『100円グッズで賢く収納』というような本や雑誌などが多くあり、これを真似して100円ショップの物を飾っている家も多くありますが、やはり100円のものは見た目も100円。安っぽいインテリアグッズは所帯じみた印象を与えてしまいます。

 100円ショップの収納グッズは大変便利なものですが、『見えるところには置かない』というルールを設けるといいかと思います。棚やクローゼットの中の細かな仕分けなどに100円グッズを使用するといいでしょう。実際、海外には日本のような100円ショップがないので収納グッズは値が張ることが多いですが、結果的にそれなりのお金を出すからこそ、安っぽく見えないインテリアができていると思います。目に見えるところに置くインテリアグッズはいいものを選びましょう。


 

3. 生ごみは置かない

生ゴミなしでスッキリ!
生ゴミなしでスッキリ!

 欧米のキッチンと日本のキッチンの一番の大きな違いがこれだと思います。流し台に三角コーナーの生ごみが溜まっていると、どんなにキッチンのインテリアにこだわっても汚い印象になってしまいます。日本で流し台に生ごみを置く習慣がいつから始まったのかはわかりませんが、衛生的にも見た目にもあまり良いとは言えません。欧米では生ごみを置いている所が少ないですが、生ごみの三角コーナーがなくても、特に不便だと感じることはありません。最近では生ごみを置いていないという家庭も増えましたが、いつも置いているという人は思い切って置かないようにしてみてください。きっと色んなメリットが見えてくると思います。

 

4. 床に何も置かない

 畳がない欧米では地べたに座るという習慣がありません。欧米では床に座る人といえば物乞いくらいで、このイメージが強いせいか床に座ることに抵抗感を持っている人も少なくありません。そのため、電気カーペットやこたつ、座椅子などの床に直接座ることを想定した家具も当然ながらないわけです。

 しかし、床に座らないという生活習慣は床にモノを置かないという生活習慣でもあります。雑誌や飲み物、ティッシュの箱、クッションなどを床に置かなくなると部屋全体がとてもすっきりした印象になります。何もモノがないスペースが大きくなり、部屋全体が広く見えるという利点もあります。部屋が狭いお家こそ、床にものを置かない習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

 

5. あたたかい照明

【海外インテリア】なぜ海外のお家はおしゃれに片付いて見えるのか?

  日本の家庭では昔から蛍光灯を照明に使っているところが多いですが、これを温かみのある白熱灯に変えるだけでお部屋の印象はガラリと変わります。リビングやベットルームなどのくつろぎたい空間では、天井から吊るすタイプの照明ではなく間接照明を設置するとより落ち着いた雰囲気の部屋作りが可能です。

 瞳の色が明るい欧米人は明るさに弱く、明るすぎる照明が苦手で頭痛がするという人がたまにいます。そのため欧米の家庭では照明に対するこだわりが日本人よりも強く、光の当たり具合や色味、角度などを考慮して照明器具を買います。新しいインテリア家具を買う代わりに、照明にこだわってみましょう。

 参照:どうして欧米人の家は片付いているのですか?


4 コメント

  1. 欧米でも抵抗なく床に座る人います
    確かにソファあればそっちに座るけど
    他に座る場所なければ平気で床に座るし
    (特に親戚が集まって席が足りない時など)
    カーペットさえ敷いてあって清潔ならば普通に床に座ってご飯食べたりゲームしたり、、
    育ちの違いと言われればそれまでですけど、、

    (カナダでは雪が多くて日本同様に土足禁止の家庭も多いのでカナダ特有だったらすみませんが)

  2. 根本的に欧米先進国の片付け方の美的感覚は子供の時から躾され、概ね大人になると自然に片付けますね。備え付けや収納家具も揃っている点も異なります。キッチンは欧米は家を感覚的に人に見せる場所と考えており、収納することとシステムキッチンの機能デザインと色彩が異なります。課程を訪問し時、キッチンと寝室は必ず案内されます。同じキッチンでも片付け方は欧米人と日本人では大きな差が出ます。何故か欧米人の方がきれいに片付けます。生ゴミはもってのほかですが食生活が異なる関係もあり清潔に見受けられます。リビングルームの照明は間接照明は間接照明が基本ですがアジアは天井からの蛍光色が普通で冷たく感じます。暖かく感じる照明器具は多く売られていなく選択がありませんし、まして田舎は無理。家の中のインテリアを欧米的にするには奥さんを欧米人にすることがベストでしょう。むしろ、ローソクとか行燈の組み合わせがムード出ると思います。ちなみに経験上フランス人、イタリア人よりドイツ語圏の女性の片付け方は完璧です。ラテン系とゲルマン系の違いが表れます。

    • なぜわざわざ「女性」の片付けが完璧とするのか、いかにも日本人らしい発想ですがあちらでは男性もきちんと片付けますし料理も家事もこなしますよ。日本のように妻がどれだけ片付けても夫と子供が散らかし放題で非協力的、なんてこともありません。
      そして欧米人は滅多にキッチンで料理しません。朝はシリアルで昼は外食、夜は軽く食べる習慣があるのでキッチンは汚れません。まず「女性が片付ける」偏見を持っている時点で欧米人の奥さんを迎えることは無理でしょうね、甘ったれすぎ

  3. イタリア女性は家の中を完璧にキレイにする人が多いと聞きましたが。
    本はだらしなく汚い雑誌をころがしているだけならNGですが、オシャレな写真集や画集などであればインテリアの一部となってくれますから進めたいところですがお子さんのいる家庭とかだとやはり機能しませんよね。欧米の女性は確かに”上手い人”は日本人より上手な人が多い印象ですが、普通の人は日本で思われているほどセンスがいいわけでもないです。変な内装多いし家もキレイにしてるわけでもない。照明は確かにこちらの方が種類も豊富見たいですね。

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