パリに訪れたことのある人は知ってかもしれませんが、パリジャン(パリ人)というのはフランス人のなかでもとりわけ観光客に冷たいです。花の都と呼ばれるパリに憧れを抱いてやってきた外国人が、理想と現実の違いに打ちひしがれ、ショック状態に陥る”パリ症候群”は、パリジャンの素っ気無い態度が引き金となるというパターンも多いそうです。

筆者の周りのパリジャンのなかにも、外国人観光客を煩わしいと感じている人もいます。そして彼らに言わせれば、「パリジャンが観光客を嫌がるのには理由がある」と言います。そこで今回は海外サイトで紹介されていた「パリジャンが迷惑に思う観光客の10の行動」を紹介します。これからフランスへ旅行しようと計画している人は参考にしてみて下さい。

 

1. スリへの警戒が足りない

世界で一番観光客の多いパリには、毎年3千万人以上の外国人がやって来ます。パリでは外国人観光客を狙ったスリが多発していますが、「パリがスリの多い街だといわれるのは観光客のせいだ」と考えているパリジャンもなかにはいるようです。

例えば、スリが最も多発している地下鉄では「スリに充分ご注意下さい」というアナウンスが多言語で(日本語も有り)車内放送されています。しかし、それでもスリが減らないのは観光客の警戒心のなさに原因があるとパリジャンたちは捉えているようです。確かに、地元の人から見ればあまりにも無防備で危なっかしい観光客もなかにはいます。パリでは観光客はスリに狙われやすいので充分注意しましょう。

 

2. フランス人は少しも英語が話せないと思っている

これは日本人に対する不満と言うより、英語圏の観光客に対する不満です。英語圏の外国人観光客は周りにいるフランス人は誰も英語を理解できないだろうと思って、英語で店の悪口や噂話をするそうですが、これはやはりフランス人には好まれません。日本語の場合は大丈夫かもしれませんが、英語ならフランス人でも理解できてしまう人が多いです。気をつけましょう。

 

3. 愛の南京錠をはめる

パリへ旅行するなら知っておくべき!地元の人に嫌われる観光客の行動12パターン

 

4. あいさつができない

フランス人は”Bonjour(ボンジュール)”と言うあいさつに非常に厳しいです。子どものころから挨拶はきちんとしつけられ、「ボンジュール」と言わなかった子どもに対しては、「何か言うことない?」と街の大人が指摘します。店員や街の人にボンジュールを言い忘れて会話をすると、嫌な顔をする人やそっけない対応をする店員もいます。日本では、例えば店員さんに話せかけるときに「すみません」と言って会話を始めますが、フランス語で“Excusez-moi(エクスキュゼモワ)”と言って会話を始めるのは避けたほうが無難です。フランス人に会ったら、まず「ボンジュール」。パリにいるときは、あいさつを徹底しましょう。

 

5. メトロ(地下鉄)でのエチケットがなっていない

旅行者も多くの人が利用するパリのメトロ。もちろん、毎日の通勤や通学にメトロを利用しているパリジャンもたくさんいます。朝の通勤時間や帰りの電車の中でエチケットのなっていない旅行者を見ると、イライラしてしまうのはどこの国でも同じなのではないでしょうか。パリでは日本ほどの通勤ラッシュはありませんが、それでも人が多い時間帯に大きなスーツケースを持って電車に乗ったり、大きなバックパックを背負ったままにするなどの行為は避けたほうがいいです。他にも、電車の中の人が多くなったら、簡易椅子から立ち上がる、通路の真ん中で立ち止まるなどの行為は嫌がられるのでやめましょう。

 

6. ヴェリブがカオス状態

フランス旅行するなら知っておくべき!パリ人に嫌われる観光客の行動12パターンヴェリブとはフランス・パリ市が提供している自転車貸出システムのこと。パリのA地点からB地点までの貸し出しというのが可能で、24時間無休、手軽に借りられるという便利さから旅行者の利用も増えています。しかし、ヴェリブの利用者のなかには交通ルールを守らない人も多く、特に車で通勤しているパリジャンに嫌がられています。一番多いのは、パリでの自転車の運転を怖がって、車道ではなく歩道を運転する利用者。気持ちはわからなくもないですが、これは交通違反です。なかには、車道を逆送したり、急に停車して写真を撮るなどの危ない運転をする旅行者も…。ヴェリブを利用する場合は、事前にフランスの交通ルールの基本的なところを確認してから乗りましょう。

 

7. 全くフランス語を話さない

旅行に来たのに、現地の言葉を全く話さないというのはどこの国でも嫌がられる行為です。どこの国へ行くときも、最低「こんにちは」、「ありがとう」、「すみません」の3つは話せるようにしておくべきです。特に、フランス人はフランス語の言語的な響きや語彙のもつ美しさ、フランス文学などに誇りを持っている人が多いです。ですので、フランスではできるだけフランス語で会話しましょう。人によっては、“Parlez-vous anglais?”(英語話せますか)という質問ですら嫌がられてしまうこともあります。

 

8. 話し声のボリュームが大きい

“Ils parlent fort”(話し声がうるさい)というのは、パリジャンが旅行者に対して抱く不満のひとつです。教養のあるパリジャンはレストランなどの公の場では、周りの人の迷惑にならないよう声のボリュームに気をつけながら会話しています。そのため、レストランで日本の居酒屋のような盛り上がり方をする人はあまりいません。日本人旅行者の場合は、基本的に周りに気を配る人が多いので大きな声を出す人は少ないと思います。しかし、団体で行動するときは声のボリュームが大きくなりがちです。気をつけましょう。

 

9. 団体で道をふさぐ

パリジャンが最も不満に思うのは、団体旅行者が道をふさいでしまって、なかなか前に進めないという状況です。特にパリは、細い道が多く、4~5人のグループで横一列になって歩かれると急いでいる人の邪魔になってしまいます。これも基本的なマナーですが、団体で歩くときは自分たち以外の周りの人も気を配りましょう。

 

10. レストランでの注文がうるさい

これは意外に多い不満です。メニューに載っている内容を変えてくれという注文をする旅行者が非常に多いそうです。これからも常連になりそうなお客さんなら店側も特別の計らいをしようとしますが、見るからに旅行者の場合はこういった特別な注文も嫌がられてしまいます。さすがにフレンチレストランで「ヤギチーズではなく、モッツァレラにしてくれ」のような細かい注文をする日本人旅行者は少ないと思いますが、日本食レストランに行く旅行者は注文が多いことが多いです。日本と同レベルのサービスを当然のように期待している旅行者もいますが、いくら日本食であれ土地はフランスです。無理な注文をする嫌な客だと思われないようにしましょう。

 参照:Thelocal.fr

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9 コメント

    • おそらくは、不評だと思います。英語の旅行者向け記事なんかでも、「パリ人は観光客に冷たくて傲慢」のような書かれ方をされているものが少なくないです。

  1. 私は 憧れを持って フランスのパリ、プロバンスに

    行きました。フランスで 世界からおだてられてますよね。パリジェンヌ、また エッフェル塔。

    しかし、二度とフランスには行きたくない。
    お金をもらっても。
    理由は トイレもほとんどポットン便所。
    レストランでは 言わなきゃ お水もでないサービスの悪さ。また、車のマナーの悪さ。
    なのに 傲慢なフランス人。
    やはり 日本人が一番素敵。20才の頃行きましたが
    今 忙しい子持ち主婦になりました。
    先ほども 言いましたが タダでも嫌!

    • 何言ってるこいつ?
      日本人が一番素敵だと??
      日本に住んでる白人なんだけど、バイト先で客に「外人!!」と大きな声で言われたり、「日本語わかる?」と何度も聞かれて馬鹿にされたり、電車に乗るために大人しく並んでるのに背中を押されたり、後ろから足を踏まれたり、在日女最悪と言われたりする。
      だからフランス人の悪口を言うんじゃねえよこの野郎

  2. Paris syndromeはパリにあこがれを抱いてやってきた外国人全員がかかるsyndromeではありませんね?
    日本人の女性でパリにあこがれを抱いてやってきた人がかかる病気です。
    http://en.wikipedia.org/wiki/Paris_syndrome

    フランス人以外のという意味での外国人と、’日本人’という意味での(フランス内の)外国人はえらく違います。

    • みきさんがお貼りになったリンクにも書いてありましたが、パリ症候群は「日本人女性」に限定した症状ではありません。

      >Paris syndrome (French: Syndrome de Paris, Japanese: パリ症候群, Pari shōkōgun) is a transient psychological disorder exhibited by some individuals visiting or vacationing in Paris or elsewhere in Western Europe.
      >Japanese visitors are observed to be especially susceptible.

      最近の海外記事なんかを見てますと、パリシンドロームは日本人よりも中国人に多いようですよ。

  3. パリの不評さには驚くばかり。良くも悪くも心に正直なパリ人もといフランス人は嫌いじゃない。パリの後に住んだ北米の表面的なフレンドリーさにわたしゃ傷ついたよ。。。