世界の人口統計、増え続ける人口

「世界の人口を1億人まで減らせば、社会問題はなくなる」と人工知能研究家のMarvin Minsky(マービン・ミンスキー)氏は言いましたが、世界の人口はそんな事情に関係なく増え続けています。

1分間で137人増えている世界人口ですが、日本の人口は2014年、出生数が死亡数を下回る「自然減」が26万8千人で過去最大となりました。人口統計は各国の様々な事情が浮き彫りになり、ランキングで比較してみると面白いです。そこで今回は、世界の人口統計から日本人が知っておくべき面白い事実を8つ紹介します。

 

1日本は60歳以上の人口が世界一

これはもう知っている人も多いかもしれません。少子高齢化が深刻化しているといわれる日本ですが、人口全体に占める60歳以上の人の割合は33%で、世界一です。2位はドイツで28%、3位はイタリア、ブルガリア、フィンランドで27%と2位以下とも大きく差を開いていることがわかります。ちなみに、60歳以上の人口が最も少ない国はアラブ首長国連邦で人口のたったの1%です。

2最も海外に移住しているのはインド人

インドに移住してくる外国人数と海外移住をするインド人数の差は483,402人で世界一です。いわゆる印橋は全世界110カ国以上に約2000万人以上いるとされています。米国では、インド国籍のまま在住している人も含めれば約250万人おり、アジア系移民で最も所得が高く、存在感が大きいです。インドの政治や治安を考えれば、富裕層のインド人が海外に移住するというのも頷けます。

3世界人口の60%はアジア人

世界で最も多いのはアジア地域の人で、2013年現在の総人口は4,298,723,288人です。アジアの面積も世界一ですが、2050年にはアジアの人口が世界の54%に減少するとされています。2位はアフリカで世界の15.5%、3位はヨーロッパで10.4%、4位は南アメリカ8.6%、5位は北アメリカ5.0%、6位はオセアニアで0.5%です。

4世界で最も信仰されている宗教はキリスト教

世界で最も信仰している人数の多い宗教はキリスト教で31.5%です。2位はイスラム教で23%、3位は無宗教で16.3%、4位はヒンドゥー教で15%、5位が仏教で7.1%です。

ちなみに読売新聞が2005年におこなった宗教に関する調査によると、「宗教を信じていない」という選択肢を選んだ人が75%に上り、「信じている」を選んだ人は23%でした。現代の日本人の大多数は、実際にはいわゆる宗教儀礼に参加してはいるものの、特定の宗教組織に対する帰属意識は薄く、自分のことを「無宗教」と考える者も多いとされています。

5最も女性が少ない国は、カタール

世界で最も女性の人口が少ない国はカタールで、男女比は男性が76.5%、女性が23.5%です。人口のおよそ4分の1しか女性がいません。ちなみに2位はアラブ首長国連邦で、男性が70.1%、女性が29.9%です。

なぜ女性が少ないのかというと、カタールやアラブでは大量の外国人労働者を受け入れているからです。2013年の調査では、全人口180万人のうち、カタール国籍はわずか13%の278,000人にすぎず、87%にあたる150万人が外国人労働者でした。インド人が545,000人と最大の勢力となっており、次いで、フィリピン人、ネパール人、パキスタン人など、多くの男性がカタールに出稼ぎにやってきているのでこのような男女比になっています。

ちなみに日本の人口の男女比は男性が48.7%、女性が51.3%で、女性のほうが少し多い結果になっています。

6世界で最も子供を産んでいるのはニジェールの女性

一人の女性が一生に生む子供の数を示す合計特殊出生率の世界一はニジェールで、7.58です。少子化が進む日本の出生率が1.41なので、ニジェールの出生率は日本の5.4倍です。

ニジェールは世界最貧国のひとつで出生率が高い反面、5歳未満の子どもの死亡率が高く、1,000人に167人が死亡(日本は4人)しています。これは世界で13番目に高く、5歳未満の子どもの43%が慢性的な栄養不良に苦しんでおり、50%が栄養不良により亡くなっています。さらに、7人に1人の女性が出産に伴い死亡しています。

7日本人の平均年齢は46.2歳

日本人の平均年齢は46.2歳で、世界で最も高齢です。このままいくと、2036年には平均年齢が50歳に達すると言われています。2位はドイツで45.9歳、3位はイタリアで44.7歳であり、少子高齢化が進む三国は日本、ドイツ、イタリアだということがわかります。日、独、伊といえば、日独伊三国同盟。この三国が世界で高齢化が進む国として挙げられるのは単なる偶然でしょうが、協力し合って高齢化対策を考えるというのも面白いかもしれません。

8日本人は世界人口の1.75%

外国に行ってみると、日本人の数は少ないなぁと感じることが多いのですが、世界的に見ると日本人の人口は決して少ないほうではありません。世界人口の1.75%が日本人で、世界第10位です。他の先進国と比べてみると、アメリカが4.45%と日本よりも多いですが、その他はドイツが1.14%、フランスが0.89%、イギリス0.88%、イタリア0.84%と日本よりも少ないです。日本の人口は2030年に1億1522万人、さらに2060年には8674万人まで減ると予測されているので、今後はこの順位を下げていくでしょう。

まとめ

世界の人口統計を見てみると、日本の少子高齢化がいかに進んでいるかというのがわかります。今後ますます日本人の数が減っていくことを考えると、まだ人口が減りきっていない今のうちに何らかの手を打つことが必要です。

とはいえ、人口が減って困っている日本のような国もあれば、人口が増えすぎて困っている国もあり、世の中はうまくいきませんね。

参照:worldometers 写真:Darling Starlings

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1コメント

  1. 日本の人口は減ってるとは言え、世界の人口はすごい勢いで増えているのが現状ですね。
    たった50年前の世界の総人口は、今の半分以下だったそうですし。
    人間が食物連鎖の下の方にいるのならまだしも、一応頂点にいる事を考えると
    バランスがおかしくなりすぎてると言わざるを得ません。

    ここに載っているランキングとは違いますが、海外に住む日本人の男女比も
    日本の人口における男女比とほぼ同じ比率のようです。
    世界全体で見ると、欧米先進国など白人が多く住んでいて尚且つ生活水準が高い国に
    住む日本人は女性の割合が高いようですが、それ以外の地域は男性の方が多い傾向にあるようです。
    海外に住む日本人を扱った番組だと、先進国とか途上国とか関係なしに
    日本人女性ばかり出てくる傾向にあるのが実情ですが。