2015年発表の外務省による海外在留邦人調査によると、2014年10月現在の集計で、わが国の領土外に在留する日本人の総数は、129万175人。前年より3万1912人(約2.54%)の増加となり、本統計を開始した昭和43年以降最多 となりました。

 年々増加傾向にある海外在住の日本人。これから海外への移住を計画している人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、筆者が思う「海外生活を始める前に知っておきたかった20のこと」を紹介します。これはあくまで筆者の経験に基づく帰結ですが、海外在住者の方は共感していただける部分もあるかと思います。

 

1.日本でいう「語学ができるレベル」と現地での「できるレベル」には雲泥の差がある、ということ
日本で「語学ができる人」だと褒められてきた人は要注意です。必ず出鼻をくじかれます。

2.言葉がわからなくてもその場は何とかなることが多いが、自分から動かないと何も始まらない、ということ
人任せでは何も達成できません。変わりたいのなら、自分から動きましょう。

3.自由な時間をどう過ごすかで海外生活の充実度が変わる、ということ
海外で生活する人こそ、没頭できる趣味を持ちましょう!(参照記事

4.ホームシックを日本にいる家族や友人にいくら相談しても、理解してもらえない、ということ
自分で何とかする、もしくは現地在住の日本人に相談してみましょう。

5.海外在住の日本人は「本当は日本で暮らしたい人」と「もう日本では暮らしたくない人」の2つに分かれる、ということ

6.日本のメディアが伝える「日本好きの外国人」というのは、一部の熱狂的なファンにすぎない、ということ
日本に特別興味がある人というのは、少数派です。

7.滞在許可書をもらうための手続きの手間が想像以上に面倒なこと
国によって違うかもしれませんが、フランスはとっても面倒です。費用も馬鹿になりません。

8.“嫌われてもいいや”というあきらめが人間関係を楽にし、海外生活を満喫する秘訣である、ということ
みんなに好かれなくてもいいんです。他人は他人、自分は自分。自分を好きになってくれる人を大切にしましょう。

写真:looking4poetry
写真:looking4poetry

9.現地在住の日本人は選んで付き合ったほうがいい、ということ
同じ在住者でも、在住国に対する考え方や価値観は様々です。自分の気が合う人、こんな在住者になりたいと思える人を探して仲良くなりましょう。

10.一時帰国のたびにお土産を買うのが面倒だ、ということ
お土産制度を面倒臭がっている日本人在住者は多いです。海外生活が長くなると何を買ったら日本人に喜ばれるのかがわからなくなってきます。

11.一度は在住国を嫌いになる経験をする、ということ
長い海外生活のなかで、来たときからずーーーっとその国を好きでいられる人というのは、珍しいのではないでしょうか。筆者は「もうこんな国、だいっきらい!」と思うことが何度かありました。

12.一生のうちに稼げる収入が減る、ということ
全ての人には当てはまりませんが、日本でフルで働いた場合よりも収入が下がってしまう人のほうが多いです。

13.だんだん日本に住む日本人と話が合わなくなる、ということ
パリで生活しているというだけで「お高くとまっている感」が出てしまうのか、変に気をつかって話すようになりました。それと、日本の流行の移り変わりについていけない…。

14.現地で仲良くなった日本人も、日本に帰ったり、他の国に転勤になったりで、友人関係がなかなか長続きしない、ということ

15.海外生活とは、「孤独と向き合う」ということ
結婚していても、シングルでも、海外生活では孤独な思いをする場面が必ずあります。さみしい気持ちを受け入れ、どう向き合っていくのかを考える時間だと言えます。

写真:Vinoth Chandar
写真:Vinoth Chandar

16.日本人女性と欧米人女性は、日本人男性と欧米人男性よりも、いろいろな意味で違う、ということ
人生観、恋愛&結婚観、コミュニケーションの仕方、魅力的な女性像、おしゃれ…などなど、色々と違います。

17.欧米人にとって、アジア人は中国人だ、ということ
アジア人を見たら、まずは中国人だと思われます。「日本人だよ」と言っても、なかには違いがよくわからないという人もいます。

18.海外滞在期間に比例していくように、日本と疎遠になる
日本に帰らない期間が長くなるにつれ、疎遠になってしまいます。

19.海外生活とは、「できない情けない自分」との闘いだ、ということ
語学ができない人は特に、何度もくじけそうになることがあります。その度に立ち上がることが大切です。周りがどうこうというわけではなく、結局は逃げたくなる自分との闘いなのです。

20.自分でも気がつかないうちに現地人化する
「心はいつまでも日本人」と言い切っている人でも、どこか現地人っぽいところを持っていたりします。“適応”している証拠でもあるので、これはしょうがないですね。

 

まとめ

いかがでしょうか?海外在住者のみなさんは、どんなことを海外生活を始める前に知っておきたかったですか?

写真:new 1lluminati

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3 コメント

  1. 5は流石に極端な分け方な気がします。どちらかに当てはまる人も多いんでしょうが、
    本当にそのどちらかだけなんでしょうか?
    6は当然の事だと思います。フランスに特別興味がある日本人が少数派なのと同じで、
    日本好きな人ばかりなわけありませんし。
    17は欧米人って言ってる時点で、欧米人がアジア人=中国人だと言うのと変わらないんですよね。
    正直白人を見てもどこの国の人間かなんて分かりませんし。言葉で多少区別出来る程度でしょうか。
    南欧人だと髪が黒くて日本人より色黒な人が多そうで、北欧人は金髪で色白という典型的な
    白人のイメージに当てはまりそうな容姿をしてそうですが、全員がそうでもないでしょうし。

  2. 初めまして、現在フランスに留学している高校1年の女子です。
    まだこちらへ来て2か月ほどなので、ホームシックって本当になるのかな、とか、
    人の言っていることを理解できない時、自分の伝えたいことをうまく伝えられない時の歯がゆさ、
    悔しさなどを感じているところでした。
    なので、この記事は私にとってすごく参考になりました!
    ありがとうございました。

  3. うなづきながら読みました。孤独との戦い、正にそうだと思います。日本で行動していた半分も動けない自分が情けなくなっていました。個人的に16、納得です。私は渡米していましたが、帰国した今もアメリカ人女性と1対1で付き合うのが苦手で避けている部分があります。