外国語話すと、相手の本質が見えてくる

英語を話せるようになってから10年、フランス語は4年になる。最初のうちは、外国人と外国語で話すときはいつも「間違っていないか?」と自分の言うことばかりを気にしていたが、最近は相手の反応を楽しめるくらいになってきた。

しかし、今でも発音はやはり日本人訛りだし、文法的なミスや適切ではない言葉を使うなどのミスも多い。会話はできるが、ネイティブ(母国話者)が私の言葉を聞いたら、すぐに“ノンネイティブ”だと判断されてしまうだろう。

しかし、そんな外国人だからこそ、相手の本質や本音、性格が手をとるようにわかると近頃感じるようになった。外国語での会話というのは、外国語を話す方もストレスだが、それを聞いているネイティブにとってもストレスだからだ。

自分が話したことが、もしかしたら相手の外国人には理解できないかもしれないと思うと、人はしゃべれなくなる。相手はうなづいて聞いているが、一体どこまで理解できているのだろうと訝ってしまい、結局は言いたいことの半分しか言えない。そもそも話題が見つからない…。

アメリカ人と日本人が英語で会話をする場合、完璧な英語を話すアメリカ人にとっても多少のストレスなのだ。このストレスにどう対応するかで、その人の本質が怖いほどよくわかる気がする。あくまでこれは、「気がする」わけで、全てのケースに当てはまるわけではないが、外国人と話すときの態度はある程度カテゴリわけできると思う。

 

外国人と話すときの態度で相手の性格がわかる

1ストレスゼロの超社交的なタイプ

外国人との会話でもストレスを全く感じない人もなかにはいる。相手がアクセントの強い外国語を話しても、会話がスムーズに運ばなくても、ストレスを微塵も感じないタイプ。外国人に対しても普段と全く態度が変えることがない、超社交的な人が多い。基本的には自信家であり、押しが強く、頑固な親分肌。

2外国人慣れしているタイプ

外国人と話す機会が多い人や、よく海外旅行する人に多い。表情からストレスを感じることができるが、それでも会話を続け、何とか仲良くなろうと努力してくれる。相手に質問をなげかけることが多い。外国人からすると、このタイプが一番打ち解けやすい。

3実は小心者のガキ大将タイプ

仲間内やよく知った間柄では大きな声でジョークを言ったり、大きな態度でいられるが、“外国人”という未知の世界の存在とは何を話せばわからなくなり、固まってしまうタイプ。仲間内と知らない人とで態度が大きく変わる。実は小心者で、自分にあまり自信がない。

4とにかく逃げようとするタイプ

大勢いれば外国人とも会話をするが、2人きりになろうものならとにかく逃げ出したいという人。会話が成り立たないかもしれないという気まずい状況が耐えられない。すぐに話を切り上げて、その場から逃げる。自信がなく、会話では聞き役、受身な人に多い。

5人によって態度を変えるタイプ

「外国人=言語伝達能力に欠ける人」なので、重要人物ではないとみなし、態度を変えるタイプ。みんなでいるときはとても友好的だが、2人きりになると会話を面倒臭がるタイプ。計算高く、二面性がある。仲良くしたい人やよい評価をもらいたい人には、必死にアピールをする。

 

人間をカテゴリわけするのも、何とも上から目線な話だが、これらは筆者が「外国人として外国語で会話」してみて感じたことだ。実際にはこれに当てはまらないタイプもいるし、重複している人もいる。

ただ、危うい外国語を話す“外国人”という存在だからこそ見ることができる、相手の本質的な部分というのは確実にあると思う。母国語が同じ人同士との会話よりも、相手に余計なストレスを与えるので、その分相手の本音が露呈しやすいのだ。

外国語を話す読者の皆さんはどうだろうか。あなたは、外国語を話すと相手の本質が怖いほどよくわかると思いますか。

写真:Quinn Dombrowski

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1コメント

  1. 私はアメリカに住んでいてネイティブとの英語の会話はあまり困らないのですが、インド人の多い地域に住んでいてインド訛りの強い英語が理解できず困ってしまうことが何度もありました。聞き返しても理解できず、そんなに何度も聞き返すのも失礼な気がするし、相手の気分を害してしまいそうで、かといって何を言ってるかわからないと会話もまともに成立しないし…。もちろんインド人でもアメリカ育ちで訛りがなければ問題ないのですが、パッと見ではわからないので、お店でインド人らしき店員がいても避けてしまったり、4番みたいになってるかも。
    外国人も決して傲慢な気持ちからでなく「何度も聞き返して相手を不愉快にさせたくない、気まずい思いをしたくない」という理由で非ネイティブを避けがちな人もいるんじゃないでしょうか。