できるだけ早く海外生活に慣れるために必要なたった3つの心構え
image: Spencer Finnley - Flicker

海外生活に慣れるまでの時間は人それぞれ。1年足らずですぐに現地人と馴染める人もいれば、在住歴が10年以上でもなかなか慣れないという人もいます。

ちなみに筆者はフランス生活に心から”慣れた”と言えるまでには、約6年かかりました。これはどちらかというと長いほうですが、これだけ長く時間がかかってしまったからこそ、今となっては「海外生活に早く慣れるために必要な要素」が理解できるようになりました。逆に、こういう心構えを持っていたから海外慣れの妨げになってしまったと反省することもあります。

そこで今回は筆者が「もっと早く知りたかった」と思う、とっとと海外慣れするために必要な3つの心構えを紹介します。なかなか海外生活に慣れずに困っている人の参考になれば、幸いです。

1日本とは違う!という心構え

家のなかでも土足、シャンプーは2日置き、電車は常に遅れる…こんなふうに日本の常識では考えられないようなことや、不便なことが起こったとき、いちいち日本だったらもっと素晴らしいのに…と考えていませんか?この比較は無駄です。現地の人からすれば、「だから何?ここは日本じゃないのよ」と思われておしまいでしょう。

そもそも国が違うので、日本だったら…と比較すること自体が筋違いなのです。筆者も過去を振り返ってみると、海外生活当初から「日本と同じようにはいかない」と覚悟の上で住み始めていれば、別段不服もなく、日本に帰りたいと思うこともなくて済んだのではないかと思います。

「日本だったらこんなにいいのに」という愚痴は、楽しく海外生活している日本人からは避けられ、現地人からは嫌がられてしまいます。日本のようにいかなくて当たり前です。まずは、”日本とは違う”ことを頭に叩き込みましょう。

2仲間を見つける!という心構え

とはいえ、たった一人きりで海外でやっていくのはとても孤独です。時には日本語が話したい、日本食が食べたい、日本人と話したいと思うこともあるでしょう。そんな時でも「せっかく海外に来たのだから日本人とつるむのはやめよう」と完全に”日本の要素”を断ち切る人がいますが、これもあまりおすすめできません。いつか、プッツリ切れてしまいます。

海外での人間関係も、”持ちつ持たれつ”。会うたびに勇気をもらえ、「私も頑張ろう」と思えるような日本人の仲間を見つけたほうがきっと心も楽になれます。大切なのは、「現地」と「日本」のバランスです。どちらかが過多になってしまってはバランスが悪く、海外慣れを妨げてしまいます。

完全に現地人のように生活するのも不自然な感じがするし、かといって海外にいるのに日本の”殻”にこもって生活するのも不健康です。たまには日本のテレビを見る、1年に一回は一時帰国をするなど、自分のなかで現地と日本の良いバランスを見つけ、生活に取り入れていきましょう。

3意見を聞かれたら必ず答える!という心構え

日本人は、「シャイで何を考えているかわからない」とよく言われます。これは欧米人に比べ自己主張が少なく、意見を言わない集団主義的な教育の弊害です。年上や目上の人の言うことを疑問視せず、素直に受け入れることが求められる日本社会では、そもそも個人個人が意見をもつことを求められていません。そのため議論が苦手な日本人は、実際に国際的な場で意見を求められても何と答えればいいのかわかりません。

さらに、外国語で自己表現をしなければならないとなると、外国人との会話は日本人にとってはかなり難易度の高いものだということが分かると思います。

そのような場で、自分を相手に理解してもらうようにするにはどうすればいいか。筆者は、”意見を聞かれたら必ず答える”を1つのルールとしています。自分からわざわざ思ったことを話すことはしませんが、聞かれたら、逃げたりごまかしたりせずに、きちんと答える。これをルールとして心構えをするだけで、外国人との会話でより能動的になり、参加態度が変わります。

筆者の周りの日本人にも、「あなたはどう思うの?」とせっかく外国人がボールを投げてくれているのに、「日本ではこういう人が多い」とか、「私にはよくわからない」と言ってボールをみすみす逃してしまう人がいます。これは、とてももったいないことです。「日本ではこういう人が多い」というのは、そもそもが意見ではなくデータですし、「私にはよくわからない」という場合はどういうところがわからないのかを説明してあげるべきです。

自己表現のチャンスを相手から与えてもらったなら、絶対に逃さない。

こんな心構えを持っていると、文化や言語の違う相手とも仲良くなれるチャンスが広がるのではないかと思います。

 

おわりに

海外生活は早く慣れてしまったほうが、精神的に楽です。だからできるだけ早く慣れるに越したことないのです。

しかし、焦りは禁物。成長のスピードが人によって違うように、海外適応にもその人のスピードがあります。「なんだか馴染めないなぁ」と心のなかで思っているのに、私はうまくやってる!と無理に言い聞かせるのはおかしいですよね。

「いつかは慣れたい」という気持ちがあれば、それで十分だと筆者は思います。今は慣れなくても、慣れようと努力をしている人は必ず、いつか、慣れるので。大丈夫です。

ゆっくり、自分のペースで、一歩一歩前進しましょう。

 

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