世界で最も自然災害に遭うリスクが高い国はどこ?
image: My J:Com ニュース

2016年4月14日21時26分ごろ、熊本県で最大震度7の地震が発生した。この地震で現在までに9人が死亡、けがは860人以上とされている。

日本はつくづく自然災害が多い。日本の自然災害は地震だけに限らず、台風、豪雨、火山噴火などが1年を通してあり、いつ自分が自然災害の被害者になるかわからない危険と、常に隣り合わせである。

日本のように自然災害が多い国は、世界で他にあるのだろうか。あるとすれば、それはどの国だろうか?そこで今回は、海外サイトmother nature networkの「世界で最も自然災害に遭うリスクが高い国」という記事を紹介する。

 

世界で最も自然災害に遭うリスクが高い国

世界で最も自然災害の被害が大きい国は、全部で4か国ある。フィリピン、中国、日本、バングラデシュだ。これら4か国は、暴風・豪雨・洪水・地震・火山噴火・津波・山火事・地すべりなどの自然災害の被害に最も遭いやすい。

リスク分析を専門とするロンドン拠点の企業経営コンサルタント会社、Verisk Maplecroftは、「自然災害のリスクが高い国リスト」を作成した。これによると、南太平洋のバヌアツ共和国の首都であるポートビラが、世界で最も自然災害の被害に遭いやすい都市である。

ポートビラがサイクロン・パムの被害を受けたのは、このリストが公表された12日後である。バヌアツ政府によると、少なくとも首都ポートビラでは、8人の死亡、30人の負傷が確認された。

シェパード諸島の火山島上に位置するバヌアツは、嵐や地震の被害に遭いやすく、それに伴った津波も発生しやすい国だ。周りに島や大陸が少なく、孤立した南太平洋の地理的条件も自然災害のリスクが高い原因である。

皮肉なことに、去年のサイクロンが発生したとき、バヌアツの大統領ボールドウィン・ロンズデールは日本で、国連防災世界会議に出席していた。この席で彼は、サイクロン・パムの被害に対する国際的な支援をこのように訴えている。

“私はサイクロンを、怪物と名付ける。気象変化は自然災害に結びついているのだ。気候変動や海面レベルが上がってるのを目にするだろう。今年は例年に比べても、バヌアツでは豪雨が多いのは、そのためだ。”

サイクロン・パムによるフィリピンへの影響も大きい。フィリピンは世界で8番目に自然災害のリスクが高い国である。

「自然災害から被災者を支援し、復興するための社会的制度やキャパシティーが欠けているので、フィリピンでは自然災害の被害をいっそうひどくしてしまう」と、Verisk Maplecroft社は報告している。

しかし、中国と日本、バングラデシュのリスクは同程度である。3国とも人口が多く、暴雨や洪水、地震などの被害に遭いやすいからだ。違うところと言えば、低地のバングラデシュは海面上昇の影響を受けてしまいやすいことである。2009 年サイクロン・アイラを受けて、バングラデシュの住民は小山の上に盛り土を作った。

Verisk Maplecroft社の環境分析社Richard Hewstonは言う。

「フィリピンのハイヤン台風、日本の津波からわかるように、自然災害は長期で広範囲に及ぶ被害をもたらします。なぜ、どこで、どのようにしてこのようなリスクが生まれるのかを理解することは、衝撃のポテンシャルを処理するうえで非常に重要です。」

自然災害の被害は、人的なものだけではない。地理的には自然災害のリスクが低い地域でも、経済的な打撃を受ける国もある。

例えば、アメリカ。自然災害の被害に遭いやすいこれらの都市に供給者が多く、投資もしている米国は、世界で2番目に自然災害の被害を受ける国である。ちなみに、自然災害による経済的被害を最も受ける国は、1位が日本、2位 アメリカ、3位 中国、4位 インド、5位 台湾である。

参照:mnn.com

まとめ

世界で最も自然災害の被害に遭いやすい国で、唯一の先進国が日本である。日本はこれまで多くの自然災害による不幸な死を経験してきた。その度に、互いに助け合い、他国にも支えられながら、何度も復興してきた国である。

自然災害の被害に遭いやすい唯一の先進国だからこそ、世界の先頭に立って、被災者を支援する国になろう。世界の「防災戦略」を引っ張っていこう。日本人一人一人が、このように意識することが自然災害で不幸にも亡くなられた人たちに対するともらいになるのではないだろうか。

 

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2 コメント

  1. 日本だけでなく、世界のあらゆる国・地域においても地震・暴風・豪雨・洪水・土砂災害・火山噴火などの大規模自然災害が多く発生しています。
    海外在住の日本人も災害への備えが必要だと主張したくなることさえあります。