最新2016年度版|ヨーロッパで最も治安が悪い都市ランキング
写真:Flicker - Konrad Lembcke

2015年にフランスで起きた同時多発テロ事件以降、パリへ旅行に来る観光客の数が激減した。なかでも日本人旅行客の数は大幅に減り、日本の旅行代理店によると、フランスへの日本人観光客は今でも4割程度減少しているという。日本人観光客はフランスでの支出額の平均が最も多いだけに、現地の日本人を対象にした旅行業者は大きな打撃となっている。

このブログでもテロ以降は、「パリに行っても大丈夫ですか?」と聞かれることが多かった。それほど、日本人はヨーロッパのテロを警戒しているということだろう。そこで今回は、世界の様々な統計を発表する海外サイトWorld Atlasより、「ヨーロッパで最も治安が悪いランキング」の最新版を紹介する。


※このランキングは、Numbeo.comの「犯罪インデックス2016」を元に作成された。このインデックスは、欧州各都市に対する人々の感想や、犯罪レベルの最新動向、一人で街歩きができるか、強盗やゆすりの恐れはあるか、自動車乗車時の安全性、暴行・暴力事件の恐れを感じるか、現地人からの人種差別やハラスメント、迷惑行為、非難中傷、物乞い、宗教的不寛容、財産を盗まれる驚異の有無を集計してランキングにしたものである。

10サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

写真:Flicker – Marco Fieber

サラエヴォは同国の首都であり、で最大の人口をもつ都市である。何世紀にもわたって多文化都市であったサラエヴォ、「ヨーロッパのエルサレム」と呼ばれることもあった。World Population Reviewによると、2016年現在の人口は44万人と推定されている。

サラエヴォの犯罪レベルはさほど高くはなく、犯罪インデックス2016では、レベル100中54としている。しかし、サラエヴォが安全だというわけではない。2015年のOSAC Reportによると、殺人、レイプ、自動車泥棒、侵入泥棒、発砲、窃盗などの犯罪は定期的に発生している。ピックポケット(スリ)や恐喝などの軽犯罪もサラエヴォの街では流行しており、特に観光客向けの交通機関では多発している。組織犯罪もサラエヴォでは見られ、ドラッグや武器、人身売買における同国の主要なトランジットとされている。

9グラスゴー(スコットランド)

写真:Flicker -Giuseppe Milo

グラスゴーは、イギリスのスコットランド南西部に位置するスコットランド最大の都市である。2014年のWorld Population Reviewによると人口は約59万6千人で、ロンドン、バーミンガム、リーズに次いでイギリス第4位である。

グラスゴーの犯罪率は高くない(犯罪レベル55.6)が、少し歴史をさかのぼってみると違った一面が見えてくる。Institute for Economics and Peace(IEP)による2013年の調査によると、グラスゴーはギャング抗争やドラッグ取引、刺傷事件などが多発する地域で、イギリスで最も危険な都市とされていた。2012年には、イギリス全体の人口10万人における殺人率は1.67だったが、グラスゴーは2.7である。しかし、2013年以降の現在では、殺人率は半分に、暴力事件は30%減少している。

8ロッテルダム(オランダ)

写真:Flicker – Pim Geerts

オランダ南ホラント州に位置するロッテルダムは、ロッテルダム港を擁する世界屈指の港湾都市で、人口規模はアムステルダムに次いでオランダ第2位である。世界都市であり、国内の他都市に比べて近代的なビルが立ち並ぶ。

犯罪レベルは46.67と高くはないが、ロッテルダム港は昔からドラッグ取引や、不正ドラッグ(主にコカイン)の窃盗事件が起き、ヨーロッパのほかの都市へ流れる温床である。ロッテルダムの観光客はしばしばスリに遭い、車上荒らしや、携帯電話・パソコン、その他貴重品の窃盗に遭うことがある。OSACのCrime and Safety Report 2015によると、このような犯罪は夜間の空港や、乗換駅、トラムなどで起きるそうだ。ロッテルダムのなかでも特にZuidの治安は悪く、失業による貧困がその原因だとされている。

7コヴェントリー(イギリス)

写真:Flicker – Ian

コヴェントリーは、イングランドで8番目に人口が多い、ウェスト・ミッドランズ州にある都市である。人口は2013年時点で約32万9800人(コヴェントリー市議会発表)。コヴェントリーは自動車産業で有名な都市である。

しかし、コヴェントリーは犯罪が多い都市でもある。コヴェントリーの犯罪レベルは59.38。コンヴェントリーで最も犯罪が発生しているのは、Willenhall、Foleshill、Hillfields、Wood Endエリアである。反社会的行動、泥棒、窃盗、ドラッグ、スリ、性的犯罪、万引きなどが、この都市への不安感を助長している。2013年7月~12月にタブロイド紙「デイリーミラー」で調査された統計によると、人口100人に対するイギリス全体の平均犯罪率4.78であるのに対し、コヴェントリーは6.57であった。

6リール(フランス)

写真:Flicker – Herr Olsen

リールはフランス北部の大都市で、大学が多く、9万人の学生がいる都市だ。2010年の国連データによると、リールの人口は22万7560人だと推定されている。


リールの犯罪レベルは56.25。さほど高くはないが、近年この都市では若者の失業率上昇に伴う治安の悪化が見られる都市である。Trading Economicsによると、フランスの若者の失業率は現在25.9%であり、リールの治安を脅かしている。リールの地下鉄では油断のある歩行者を餌食にした若者の窃盗が起き、2014年には性的暴行事件も報告されている。このような犯罪は右翼派の自警団的な若者(Génération Identitaire)を刺激し、リールの地下鉄では、悪党たちの悪党たちに対する狩りが起きている。

5マルセイユ(フランス)

写真:Flicker – Shane Armas Korpisto

マルセイユはフランス最大の港湾都市で、南フランスにおける貿易・商業・工業の一大中心地である。2014年の人口は約85万5000人であった。この都市は、フランス人の間でも「治安が悪い都市」としてすこぶる評判が悪い。

マルセイユは犯罪レベルも68.75と高く、戸外での強盗、車上荒らし、貴重品のひったくりが頻発している。これは都市郊外の低収入層によるものが多い。治安が悪いという評判はマルセイユ経済にも大きな打撃を与えており、マルセイユの失業率は13%となっている。マルセイユ市内ではギャング抗争や人種差別、ギャングによるドラッグの輸送、警察の不正、組織犯罪などの対策に取り組んでいるが、まだまだ安全とは言えない。

4ナポリ(イタリア)

写真:Flicker – David McKelvey

ナポリはローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市で、南イタリア最大の都市である。人口は約100万人。観光業、商業、農業の盛んであるが、古くから過密が社会問題になっている。他にも、ごみの増大に処理場の増設が追いつかず、街中に未回収のごみが散乱したり、ナポリ近郊ではイタリアの他の地域と比べてガンの発生率が上昇しているなど、この都市が取り組まなくてはならない課題は多い。

治安もその一つで、ナポリの犯罪レベルは68.98と高い。ナポリの犯罪は失業者の多さに起因しており、Borgen Projectが2008年からしている調査によると、失業率は28~40%に上るのではないかと推定されている。OSAC 2015の報告によると、侵入泥棒、スリ、車上荒らし、ひったくり、暴力、ドラッグなどはナポリで日常化しているのではないかとされている。窓やドアがロックされていない走行中のレンタカーを狙った窃盗事件も起きている。今日でもナポリを拠点にとするマフィア・カモッラによる影響が強く、組織犯罪も多い。

3トリノ(イタリア)

写真:Flicker – Maëlick

トリノは北イタリアの大都市であり、イタリア第4の人口規模を持つ。2012年の European Networkによる発表によると、トリノの人口は90万9193人。自動車を中核とする国内最大の民間企業グループ、フィアットの企業城下町として発展したトリノは、ビジネス、産業、文化の中心地でもある。

しかし、犯罪レベルは欧州のなかでも高く、62.88。一時は100万都市だったが昨今は人口減少が著しいトリノでは、現地住民の不安感が高まっている。トリノの人口減少は、反体制のグループが一時地元権力を圧倒したことに起因する。イタリア国家統計局によると、窃盗や悪意のある器物破損事件などが、トリノでは定期的に発生している。

2バーリ(イタリア)

写真:Flicker – Jody Sticca

バーリはアドリア海に面した港湾都市であり、東地中海の国々と広範囲な貿易をおこなう商業の一大中心地である。イタリア国立統計研究所(ISTAT)の2013年の調査によると、バーリの人口は推定32万2000人。

犯罪レベルは高く、67.65である。バーリの迷路のような歩道での軽犯罪やひったくりは日常化しており、観光業発展の妨げとなっている。経済の低迷による失業率の上昇が、バーリの治安の悪さを助長しているが、バーリは組織犯罪も多い街である。EuroPol Public Informationの2013年の報告によると、組織犯罪の要塞とされている。ナポリを拠点にとするマフィア・カモッラも、バーリで活動しており、マフィア一族の支配下にある都市だとされている。これが原因で、暴力事件や殺人が高いレベルとなっており、特にドラッグや武器、たばこ、ゆすりなどの縄張りをめぐって、マフィア一族内の抗争が起きている。

1ロストフ・ナ・ドヌ(ロシア)

写真:Flicker – o.did

南ロシア最大の都市、ロストフ・ナ・ドヌが、ヨーロッパで最も治安が悪い都市である。人口は110万人以上。ここでは、犯罪が街の主要な問題とされており、犯罪発生エリアはロストフ全土にわたっている。

ロストフ・ナ・ドヌの犯罪レベルは77.27。ここでの犯罪増加の原因は、戦争で荒廃したウクライナ国境のドンバスエリアである。ロストフ内務省が2015年に発表した報告によると、2015年4月から6月の間で、犯罪率が21.3%上昇した。この上昇は、違法銃の取引に起因しており、違法な武器がロシアとウクライナを分離する地域であるドンバスで必要とされている。


8 コメント

  1. 一般的に人通りの少ない場所は特に危険。特にアジア系の旅行者に対しては偏見もあるので要注意です。背景には高い失業率と各都市の移民による多民族化による社会不安や、警察の治安対策が追いついてない状況でしょう。駅も概して暗く、駅員も見かけられなく狙われたらまずアウトです。全てがそうではないが、人を見たら泥棒と思って行動するのが基本です。ガードマンをつけて行動するのが当たり前になるかもしれません。日本の治安の良さにいつも実感しますが外国人による犯罪が増えてくることは間違いないでしょう。入国審査の厳格化と定期的な行動監視が必要でしょう。

  2. 2012年だったと思いますが、ルーマニアの首都(欧州で評判が非常に悪く、ルーマニア
    人に言わせると最悪とか)で、日本人の女子大に行っていた人が、日本からこの国に
    到着後、すぐにルーマニア人の20代の犯人の甘言に乗って、タクシーで郊外の森へ
    連れ出され、強姦されて死体遺棄されたという凶悪犯罪発生。犯人の家からは彼女の
    携帯電話が見つかり、金目の物も盗まれていたとか。この被害者も無茶な旅行をして
    いた人で、日本から長距離でやっとルーマニア入りしたのに、更にそこから長距離で
    列車移動するつもりだったといいます。(携帯に書き込みが残されていたらしく、
    絵文字の多いそれがネットに載っていた)彼女はNPOかなんかで、ルーマニア人
    の知り合い達がいて、この国の人はイコール、親日的みたいな考えがあったの
    ではないかと思われますが、日本人の同世代の人と西洋人の同世代の人との落差
    に、大きく溝があるのではないか?と思わせる事件でした。女子の人達が海外に行く
    のは結構ですが、護身術でもある人でもなくば、やはり男子より危険が大きい事は
    否めません。マリンスポーツが好きな日本人女性が、海外のひと気のない島で
    そういうのを楽しむのは結構だが、そこで襲われて殺されたとかそういう事件も
    あってます。

  3. この記事をもっと早くに見つけたかったですね。知らずに上記の街複数を訪れていました。
    男一人リュック一つでイタリアに行った旅で実際に体験した現実をありのままに書き記したいです。お金を大量に使って優雅に周った記念旅行等では無いので、より現地人の目線に近いと思います。
    皆さん意見や反論をください。リリーさんももしイタリアに浸かったことがあればコメントくださいね〜

    最初に断っておきますが、その国に友達もいますし馬鹿にしたいだけなのではないことをお伝えしておきます。
    治安についての話題なのでどうしてもネガティブなことしか書けないことが残念です。他の分野ではプラスの事がいくらでも書けるのですが。。。
     
    一番身の危険を感じたのはナポリです。 ナポリ・カポディキーノ空港に降り立ち、
    Napoli Aeroporto Capodichino駅(バス)のある出口からまっすぐ2,3百メートル歩いて右折すると、空港の横を通るある種の主要道路、コマンダンテ・ウンベルト・マッダレーナ通りに遭遇するのですが、その時点できっぱり心が折れました。
    わざわざ来たことを後悔しました。

    軽い帰宅ラッシュでした。汚い中古の車が30km/hほどで流れており皆2、3秒ごとにクラクションをプッププップ鳴らしているのです。まさにベトナムやインドレベル。
    その片側2車線道を横断したくてもどこにも信号機がなく、その道路を渡るのに15分ぐらいタイミングを見計らいようやく渡り、ゲストハウスのあるその先のあまりにも汚い家が立ち並ぶ小道に入ろうか迷ってウロウロしておりました。
    (基本的に南イタリアは貧しく家も車も汚く貧相だが、ナポリは随一)
    すると煩いスクーターがあちらからブンブンとやってくるではないですか。
    よく見るとノーヘルで上半身裸の3人の青年が125ccバイクにまたがって、奇声をあげながら暴走していたのです…
    そんなのが何組も数分おきに通り過ぎて行きました。通り過ぎるときに物を投げられたり、おりてきて絡まれなかった事が奇跡だと思ったほどですね。

    ウロついているとちょうど日が落ちてしまったので、カツアゲ、暴行の危険を恐れて空港まで引き返し、宿まで1キロ少しの距離なのにも関わらず、空港からタクシーに乗りました。宿では何故かルーマニア人が沢山いましたね。ナポリは比較的安いところなので彼らでも手が届くんでしょう。日本語を知っている者もおり、少々驚きました。

    翌日はバーリにバスで発つためナポリ中央駅周辺へ車で向かってもらったのですが、圧巻の風景でした。間違ってアフリカのラゴスにきてしまったのか、いや夢を見ているのかと助手席で頬を叩いてしまったほどです。なんと99%の住民がサブアフリカからの移民の方々のようでした。一人だけ白っぽい人がいるなと思えば中国の方でした。もう完全な移民街で、あの感じだと周囲1kmぐらいはそうなんじゃ無いでしょうかね。反対側は行かなかったのでどのぐらいのサイズの移民街かは測りかねましたが。

    こんな具合です。ナポリは旅行で楽しく過ごすために行く場所ではありません。確かにいくつか観光地はありますが、外歩きはしない方がいいんじゃ無いでしょうか? 黒人街を突っ切って主要駅に行けますか?パリでは完全に18〜20区のようなNoGoZoneです。バスも同じですね。そして国際派でないイタリア人は英語をあまり話せませんので街中でイタリア語は初級レベル必須ですよ。じゃなければ、トラブルに巻き込まれても皆助けてくれません。中国人がヨーロッパ1嫌われている国なので。ローマでは10分に1度はチネ!と通りすがりに主に若い女性が吐きかけてくる酷さでした。どこででも日本人とわかれば100%笑顔になりましたけど、一人で行くと日本語を話さないので機会損失がひどいです。どうしても行きたければ宿以外タクシーでドアtoドアにした方がいいですよ。夜は絶対です。昼ですら車からカメラで車外を撮影するのに躊躇しましたから。iPhoneを取り出すなんてもっての外。

    ついでに南イタリアの現実について書いておくと、バーリから例のブーツのかかとへ南下する特急電車ではトイレの便器から地面がこんにちは。どの郊外型電車も必ず20分は遅れてきて、いつ到着するかも謎。電車の券売機(1つだけ)が壊れていて、運転手に切符が買えないというと普通に無銭乗車オッケー、当たり前にカードでタッチもなく、そして改札がないので誰でも駅に入り放題、プラットフォームが低いので、待ち時間に線路で平均台ゴッコ。もちろん場所によれば電車から落とされたウン●の強烈なかほり付き。キャンプ場ではトイレの水はバケツに手で汲んで流す、郊外のトイレには便座がない。水の販売機はなんと1Lの水5セント。もちろん信号機なんて郊外田舎には無い。いや、なくていい、どうせ壊れてるから。
    ローマのゲストハウスではエアコンが壊れていると言われ灼熱の夜を過ごす、バングラ系の小売店で少しぼったくられる、バーリの街中では日本では必死に部活や塾で忙しい中学生が街中で毎日数100人単位でたむろして日本人の大人顔負けのイチャイチャタイム。ローマのホテル前の向かい側のレストランのテラス席でアルゼンチンの女の子と一緒にご飯を食べていると、隣の老夫婦が我々の会話を盗み聞きしいちいち議論をしているという失礼さ。そして中国人と白人のアルゼンチン人(方言でバレる)が一緒に付き合っているなんてなんという恥だとこちらに聞こえるように話し出す始末。その後雰囲気が悪くなり、ゲストハウスに戻ってから日本語で電話をするまでニセモノ中国人と疑われた。笑  

    正直なところ、イタリアは東南アジアといい勝負をしているなと思ったのが本音です。Googleマップでイタリアに焦点を当てて、ナポリもバーリもトリノも太文字で書いてあるような街です。観光都市ではジェノバやベネチア、ローマと聞くような規模です。日本でいうと大阪、札幌、福岡のようなイメージでしょうか。その重要な街々がこの有様では… さらに給料は北京の大卒初任給が12万円ですが、もう全く同じレベルです。

    ヨーロッパは先進的で日本が必ず真似するべき〜のようなプロパガンダをマスメディアは常日頃流していますが、そもそもヨーロッパという言い方は、まるでインドから中東・北アフリカまで一括りにしたような暴言ですので、それに引っ張られて誤解しないようにしてください。イタリアに行くときは東南アジアに行く時のような、ある程度ピリッとした緊張感が必須です。しかし東京基準から見たこのカオス、嫌いにはなれません。世界が全て優等生になってしまってはつまらないですから。私はこういった前時代の生活を体験したいという変わり者にイタリアへは行って欲しいと思います。笑

  4. なんと99%の住民がサブアフリカからの移民の方々のようでした。一人だけ白っぽい人がいるなと思えば中国の方でした。もう完全な移民街で…..⇒これが問題、現地人は近寄らないでしょう。◆中国人がヨーロッパ1嫌われている国なので。ローマでは10分に1度はチネ!と通りすがりに主に若い女性が吐きかけてくる酷さでした。⇒ フィレンツェの北にあるプラトに行ったらアテンドがいないと中国人と区別出来ないのでレストランは拒否されるかも。◆中国人と白人のアルゼンチン人(方言でバレる)が一緒に付き合っているなんてなんという恥だとこちらに聞こえるように話し出す始末。その後雰囲気が悪くなり、ゲストハウスに戻ってから日本語で電話をするまでニセモノ中国人と疑われた。⇒ イタリア人は一般的に日本を先進国と認めたくないのです。中国人は見下されている。少し、イタリア語が出来たら大声で反論すればよい。日本でもイタリア人の観光客にイタコー(日本人のジャップと同じ)とか言えば怒るだろう。日本のテレビはイタリアの良いところだけしか映さない。まっ、スリとか盗難に遭わなかったことだけ良しとしたらどうですか。アメリカへの移民が多いので綺麗な北欧系アメリカ人と旅すると面白いかも。イタリア人コンプレックスがあるためです。

  5. 日本の田舎の方で、外人が歩いているだけでちょっと大きな声で外人っていきなり話し始める人いるじゃないですか?あの感じですよ。目線すらあってないので訂正しても意味ない気がします。まず口に出すのは高校生ぐらいの若い子たちなので真剣に怒るにはバカバカしいし、こちらが相手を侮辱するのも大人気ないです。トシさんはどういうリアクションをわざわざ10分毎にするのですか?中国人じゃないよと言っても、あっそうでおしまいでしょう?私は中国人も好きなので彼らを悪く言いたくないというのもあります。 抗議してもあの頭では恥を感じる事すらなく平然としてそうです。しかもイタリアで女子に謝らせては禍根を残すのではないですか?笑
    基本的に地中海民族はアホの子が多いのである程度は分かっていましたが、若い女子の知能の低さには愕然としましたね。性別だけでチヤホヤされて、全く勉強なんかしていないからこう言った行為が平気でできるし、何とも思わない人が多いんでしょう。隣国のスラブ系スロベニアやオーストリアの方が圧倒的に民度が高いです。もっと先進国的です。民族の差って興味深いです。 
    ただし、混同されがちなスペインではちゃんとこちらを認識して、見て、中国人と言って来てネタにしてくる事が多いので、訂正すればそこから話ができそうな気はします。夜広場で一人で座っていたら絡んで来た明るい男達もいました。そしてひと言、何故日本人や韓国人や中国人はクラブに来ないの?と。この答えがまだ出ていません。笑 東アジア系旅行者はたまに見かけるのに何故夜の街に誰も出て来ないのか彼らも疑問に思っているそうです。我々はいくら金持ちだろうが異人種の女子に相手にされない確率が高い事が分かっているから行かないよ、と思わず答えそうになりましたけど、半分正解で半分不正解ですよね。
    スペイン人は興味を持っているか単に笑いたいからばかにして来る感じなので許せますが(実際外人嫌悪は意外と少ない国)、イタリアのは排他的で人種差別的なので好感度低めです。
    話が飛躍しますけど最後に、ドイツ人もある程度似た感じです。東京には今若いドイツ人が増えて来ていますが、女性を主に彼らは日本に旅行しに来てるけど日本人を見ていません。文字通り見る見ないではなく、もっと根本的な問題です。イタリアで話しかけた暇そうなドイツ人女性にどこから来たの?と聞いてドイツとだけ答えてスルーして行った無礼者もいました。女性という生き物は好奇心が高い一方、リスクを避けるため内面では保守的になります。ですので女性をみれば大体文化や傾向が分かって来るものなのです。
    ここら辺に昔日独伊三国同盟がなぜできたのかを見いだすこともできそうです。この三国は今でも血統主義の国なので、日本だけでなく、出る杭になる者には意外と生きづらいものがあるかもしれませんね。
    ヨーロッパに開放感を求めて旅行したい方は是非ドイツイタリアを避けて楽しい時間をお過ごしください。笑

  6. 「人は、外国人と一緒にいるより、自分の犬といた方が気楽である」という諺がありますが、どこの国でも外国人に、嫌なこと言ってくる人、嫌な態度をとる人はいますし、それ以上でもそれ以下でもないと思います。
    旅した土地の人々と触れ合うと、「お国柄」とか「民族」みたいな括りが、まったくもって表面的なものに過ぎないということがわかり、同時にそういった軽はずみな発言・発想が自分の中の差別心を助長するということに気付かされるのが、旅の素晴らしいところだと思います。
    もちろん教育水準や、経済状況がその国の治安と大いに関係があり、そのせいで嫌な思いをすることは非常に多いです。だからといって「〜〜人とは〜」とか、「先進国は〜〜」とはと、決して一括りにはできないし、統計学はそういった言説を生産するためにあるわけでもありません。そういった安易さに落とし込むような思考をしてしまうのは、旅をする上で、とてももったいない気がします。私個人としては、嫌な思いをしたときも、そうした不幸な環境で育った人との出会いからも学ぶところはあると思っていますし、反対にそういった環境の中でも素敵な心を持った人間と触れ合うこともできるのが旅の良いところだと思います。

    おそらく肌感覚で書かれていると思うのですが、ここの何名かは、民族差別的で、ミソジニー全開の無自覚な書き込みがあったので、非常に残念に思い、こちらに書かせていただきました。
    私たちは、他人の差別をどうこう言うよりも先に、「われらの内なる差別」を考えなければならないはずです。
    旅で学ぶべきなのは、お国柄とか民族性とかではなく、そこで暮らしている一人の生きた人間そのものだと、私は信じています。

    • 理想論だけでは、学びはあっても現実が良くならないことはご存知でしょう。人はアウトプットで評価されるべきです。インプットだけ沢山しても、ただの頭でっかちの理想論者になるのが関の山だと考えており、なおかつ嫌な部分を直視しないのは適切な答え(アウトプット)を導き出せないはずです。

      この記事は治安についての話題のはず。つまり嫌がらせや人種差別、先進度、マナー、教育、その他諸々の話になりますね。
      ですので、ネガティブな結論になるのは当たり前です。自分の好きなものの現実を直視させられ、嫌な気持ちになるのは分かりますが、これが実際に起こった事実です。理想ばかりを語り、他人をパリ症候群に陥らせる方がよっぽど罪深いと考えています。
      差別心は人から消えることはありません。その人間の仕組みを変えたいならば、ロボットにでもなるべき。言う言わないが重要で、無くすことは不可能です。私は日本人女性を称賛しますし、アフリカ人や中国人を賢いと尊敬すらしています。勝手に女性嫌悪者とか差別主義者とか言わないでもらえますか? 
      それに、私は〇〇は〇〇だと決め目付もしていません。同じような集団と比較して、相対的にこうであると事実を述べているまで。
      あなたの、道徳の教科書から出てきたような立ち振る舞いは、現実を覆い隠してしまうか論点をずらしてしまうので、他の記事でご意見を主張していただきたいです。

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