「インドに行ったら人生観が変わる」は本当だった!3つのワケ
写真:Flicker - MM

人生観(じんせいかん)とは、人間ひとりひとりが、自身自身の人生や人間全般の人生について抱く諸観念のこと。人生の見方。人生についての理解・態度。

インドを旅行すれば、人生観が変わるとはよく言ったものだ。マダムリリーも去年の夏、インドのラジャスタン地方を3週間旅行したが、この旅行をして以来、自分の人生観が変わったように思う。

ネットの意見を見ていると、「旅行したぐらいで人生観なんて変わらない」という人も多いが、同じ国に行っても居心地のいいコンフォートゾーンからどれだけ飛び出したかで、吸収できるものが変わるように思う。身の危険を感じるようなストレスの多いインドで、価値観の全く違うインド人といろんな話をしてみれば、帰国する頃には人生に対する考え方や、世の中の見方が変わっている自分に気が付くだろう。

そこで今回は、「インドに行ったら人生観が変わる」は本当だった!と思う理由を3つ紹介する。ストレスばかり&刺激たっぷりのカオスな国、インドへあなたも行ってみてはどうだろうか。

 

1貧富の差

これだけ貧富の差を目の当たりにさせられる国も、なかなかないのではないだろうか。インドでは、貧富の差とは何か?、お金とは何か?を問われ続けているような気がした。

まず、欧米や日本で中産階級の人は、インドに行けば誰もが「お金持ち」の部類に入れられる。インド人はとにかく外国人を金持ち扱いするし、お金持ちが偉いというような接し方をするので、自分でも何だか偉い人になったような錯覚に陥る。

しかし、ちょっとスラム街へ入ってみると、道端で糞尿にまみれながら食事する人や、ごみ山をあさっている家族などを目にする。行く先々で、乞食に「お金をくれ」としつこくせがまれる。このギャップが凄い。住む世界が違うとは、まさにこのことだと実感する。

インドのスラム街、アグラの精神病院・孤児院を訪れて思ったことという記事にも書いたが、スラム街を訪れると、自分がどれだけ贅沢な人間なのかを思い知らされる。日本に生まれる。これだけでどんなに裕福なことだろうか。日本に生まれるために特別な努力をしたわけではなく、私が彼らよりも優れた人間であるわけでもなく、たまたま生まれた場所が良かっただけのこと。貧富の差のルーツは、たったそれだけのことだと気が付く。

インドのスラム街に生まれ、どれだけ努力しても一生貧しいままの生活を強いられている彼らに比べると、先進国に住む私たちの悩みなんて、本当に大したことないと思う。他人のどんな悩みを聞いても、「インドのスラム街よりはマシ」と考えるようになった。

また、マダムリリー自身、日頃どんなに嫌なことがあっても、それでも自分はこんなにも恵まれていると感じられるようになった。この感覚があるのとないのでは、人生の見方が180度変わると思う。誰もが死ぬ前に一度は貧しい人に会って、彼らと自分を同一化してみる経験をしてみるべきだろう。

2日本人とは真逆のインド人

真面目で、どちらかというと神経質な日本人の性格とは真逆にあるインド人。彼らと日本人の違いは、欧米人と日本人の違いとは比べ物にならないくらい、本当に何から何まで違うと思った。

なかでもマダムリリーが驚いたのは、インド人の「臆しなさ」である。真面目すぎる日本人はインド人のおっさんを見習うべきだ!という記事でも紹介したが、とにかくインド人は細かいことを気にしない。自分の話したいことを次から次へと話し、押しが強く、自分のほしいものは確実に手に入れるといった感じだ。

決して理想的なコミュニケーションをする人たちだとは言えないが、私自身、日頃フランス語の間違いや発音などを気にして話すのを躊躇してしまうので、彼らの話す時の姿勢は衝撃的だった。インド人を見ていると、異文化コミュニケーションで大切なのは語学力ではないことがわかる。外国人との人間関係で本当に大切な要素は「伝える熱意」だというのを、彼らのアピール力を通して学んだ。

海外に住み、外国語でコミュニケーションをとらなくてはいけない立場の人間にとっては、インド人から教えてもらえることが多い。下手でもいい、言いたいことは伝えよう!と、インド人と会話をして、心底思った。

3受け入れられないことが多い

インドは本当にひどい場所だ。汚いし、うるさいし、人は多いし、熱いし、そこらじゅうに牛がいるし…。正直言うと、インド滞在中は何度も「もうインドなんて二度と来るものか!」と思った。しかし、フランスに帰ってみると、インドでは本当に有意義な時間を過ごせたと、満足感でいっぱいである。

喉元過ぎれば熱さを忘れるというようなものなのかもしれない。とにかく、自分がもっている常識やモラルでは受け入れられないことの連続なので、インド旅行は、ある意味「人生修行」のようなものだと思う。

  • 道を歩くと、すぐ隣で立ち小便している人に出くわし、小便が飛び散る
  • 気をつけて歩いていても、ウシの生あたたかい糞を踏む
  • 一緒に写真を撮って!とインド人団体に追いかけまわされる
  • 電気がショートして、カメラの充電器が壊れる
  • ニコン正規品の充電器を新しく買うが、1日で壊れるバッタモンだった
  • 「ムスリムと黒人はみんな犯罪者」という、耳を疑うような差別発言をさらっと言われる
  • グーグルマップにのっている住所が全部でたらめ

こんなのありえない!と思うことがばかりなので、精神的に鍛えられる。長年のフランス生活で、不便さには慣れたつもりでいたが、やっぱりインドは桁違いで凄かった!帰国する頃には、「こんなハプニングも乗り越えられた」という妙な自信がつくはずだ。それに、自分の常識では考えられないようなインドの常識を受け入れられれば、大概のことは受け入れられるのではないかと思う。

他人への寛容さは、人生のなかでどれだけ「自分とは全く違う考えの人に出会ったか」で決まる。

そういう意味では、何かと驚かされることが多いインド旅行は打ってつけだ。間違いなく、インドから帰ってきたあなたは、自身自身の人生や人間全般の人生について抱く観念が変わっているだろう。

 

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1コメント

  1. あのー、ネパールも同じようなんですけど……。(^_^;)
    私はネパールに来て自分の人生観が……強化されちゃった。でも、来て良かったんだと思います。
    国民性は、少しインドとは違いますが、基本的なことは、よく似ています。
    ネパールは、とっても貧しい国なので貧富の差は、あってもほとんどが貧しいので返って差を見ないのかもしれませんね。
    私は、インドにここから1週間程、旅行しましたが、もう行かないと思います。
    でも、ネパールで強化された点はマダム リリー、貴女ととても似ていますよ。(^_^)