歴史でわかる!日本女は海外でモテるのに、男はモテない理由
写真:Flicker - mrhayata

日本人女性は海外でモテますが、日本人男性はモテない…と、一般的には言われています。

海外の出会い系サイト”Are You Interested”が240万人のユーザーに調査したところ、白人、黒人、アジア人のなかで最も異性に人気があるのはアジア人女性と白人男性ということがわかりました。反対に最も人気がなかったのは、黒人女性とアジア人男性でした。

男性と女性の違いはあっても、どちらも同じ日本人。手足が短く、身長が低く、やせ形という身体的な特徴や、薄い印象の顔、小ぶりなパーツなどの顔の造りも同じようなのに、なぜ男性と女性でこんなにも評価が違ってしまうのでしょう…?

この疑問を解決するために海外のサイトを調べていたら、とても面白い動画を見つけました。そこで今回は、海外のアジア人男女に対する性的魅力に関するステレオタイプを、歴史の観点から捉えたものを紹介します。あなたは、なぜ日本人女性はモテて、男性はモテないのだと思いますか?

 

アジア人女性がモテる理由とは?

歴史でわかる!日本女は海外でモテるのに、男はモテない理由

アジア人女性に対する勝手なイメージ

アジア人女性は単にモテているわけではありません。アジア人女性に対して勝手な幻想を抱く男性が多く、そのせいでアジア人女性を盲目的に崇拝している男性もいるほどです。アジア人女性は、submissive(服従する)で、Hypersexuality(セックス好き)で、Exotic(エキゾティック)な魅力にあふれる女性だというイメージを持たれています。

アジアで生まれ育った人だけでなく、アメリカなどの欧米で生まれ育ったアジア人にもこのようなイメージを持たれるそうです。ちなみに、ビデオの0:58辺りで登場してくるアジア人女性はこれまでに、

  • “I’ve never dated one of your kind before. “「君のような種類の人とデートするのは初めてだよ」
  • “They are more docile. “ 「アジア人はもっと扱いやすいよね」
  • “They are just tighter” 「アジア人はもっと引き締まってるよね(色んな意味で)」

と、言われたことがあるそうです。

アジア人女性に対するイメージはいつ始まった?

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Madame Chrysanthèmeとは?

日本人女性がヨーロッパで注目を集めるようになったのは、今から100年以上前。1800年代後半に、日本や中国との貿易が盛んになったことと、フランスの小説Madame Chrysanthème(マダムr・クリサンテーム)が人気を集めたことに起因します。

彼女の小説は、長崎を訪れた海兵が、自分の出世のために一時的な妻をもつという話です。彼が妻として求めていた女性は、「小柄で、クリームのようななめらかな素肌をもち、黒髪で、猫目、可愛らしくて、人形よりも大きすぎない女性」だったそうです。

ある日、海兵の男性は現地の日本人女性に出会います。この時のことを、小説ではこのように表現しています。

“Grovel before me on the floor, placing all this plaything of a meal at my feet.”
— 僕の前で地面にひれ伏し、僕の足元におもちゃのような食べ物を並べていった。 —

ちなみに、playthingには2つの意味があり、1つは遊び道具やおもちゃと言う意味で、2つ目はおもちゃ扱いされる人、慰み者(一時の慰みにもてあそばれる者)という意味です。

しかし、当時はこの小説がヨーロッパじゅうで大流行し、ほぼ全ての主要なヨーロッパ言語に翻訳されていくのです。この本の人気は凄まじく、作者が生きている間になんと200回も増版されました。オペラ演劇の『蝶々夫人』はここからアイデアを得て、作られた作品だとされています。

戦後の日本人女性と特殊慰安施設協会

フランス人小説家がもたらした日本人女性の柔順でエキゾチックなイメージはその後も変わることなく、米国は中国、日本、ベトナムと戦争を始めます。

そして第2次世界大戦以降、約20万人の日本人女性が日本政府から性的奴隷として米軍兵士へ送られました。彼女たちは特殊慰安施設協会という場所へ送られたのですが、これを英語では Recreation and Amusement Association と言い、直訳は「余暇・娯楽協会」という、本来の意味とはかけ離れたひどいものでした。

歴史でわかる!日本女は海外でモテるのに、男はモテない理由
連合国軍占領下の日本政府によって作られた、同軍兵士の相手をする売春婦

日本とアメリカでの売春は、その後韓国やベトナムにも流れていきます。ちなみに、当時のアメリカ軍の85%は、売春を目撃したことがあると回答。

つまり、歴史上最初にアメリカ人に与えた日本人女性のイメージは、「服従的な、セックスの対象とされるだけの人」だったというわけです。このときのイメージが戦後3世代経った今でも完全には消えておらず、さらに日本の風俗や水商売の存在や日本のAV産業の発展ぶりなどが、日本人女性=服従的というイメージを後押ししているのです。

 

日本人男性がモテない理由とは?

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米国にやってきた移民、アジア人男性

対するアジア人男性のつくりあげられたイメージはひどいものでした。1800年代から、アメリカへ低賃金労働者として多くのアジア人が移住してきましたが、ここでアジア人男性は人種差別を受けることになります。

例えば、当時はアジア人男性に土地や不動産を所有することを禁じた法律がありました。法律的に、アジア人男性は「一人前の男」ではなかったのです。

また、当時はアジア人男性が重工業で働くことを禁じた法律もあり、アジア人男性は料理や洗濯などの”女っぽい仕事”をするしかなかったのです。このような状況から、アジア人男性=女っぽいという偏見がつくられていきました。

1882年には、中国人の米国入国を禁じる法律ができました。これにより、すでにアメリカで生活していた中国人がアメリカで結婚することができなくなったのです。

当時存在した”anti-miscegenation low(雑婚禁止法)”により、アジア人男性はアメリカの多くの州で、白人女性と結婚することを禁じられていたからです。事態はさらに加速し、1920年には白人以外の女性がアジア人男性と結婚したら、永住権をはく奪されるという法律ができたのです。

これらの法律による攻撃によって、アジア人男性は結婚して家庭を築くという選択肢を奪われてしまいました。アジア人男性は次第に無気力になり、性的魅力がないと判断されるようになりました。

ハリウッドに見るアジア人男性のイメージ

当時のこのような時代背景は、ハリウッド映画にも反映されています。例えば、映画『すてきな片思い』に出てくるlong duk dong。

他にも、アメリカのテレビドラマ『NYボンビー・ガール』に出てくるアジア人男性。

最近では、映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』に出てくる、ミスターチョウが記憶に新しいのではないでしょうか。

このようにアジア人男性が映画やドラマに登場してくることはほとんどなく、あったとしてもハリウッドで伝えられるアジア人男性のイメージは、”カッコイイ”とはほど遠いということがわかります。

嘘だと思うなら、アジア人男性がロマンティックにきれいな女性とキスするシーンを海外の映画やドラマで観たことがありますか?ほとんどの人が「見たことない」と答えると思います。

 

おわりに
今現在のアジア人女性&アジア人男性に対する偏見やステレオタイプの原因のすべてが、これらの歴史のせいで、それが現在にも続いていると言うのは少し無理があると思います。しかし、その昔、まだアジア人がどういうものかがわからなかった時代につくられたイメージをもとにして受け継がれ、演劇や映画、ドラマが作られてきたとすれば、アジア人が一部の人に偏った見方をされている理由も納得がいくのではないでしょうか。

それと同時に、アジア人に対するイメージも時代とともに変わってきているようにも思います。例えば、2010年から製作されている大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』では、グレン役のアジア人男性が初めて、コミカルでオタクではなく、”ごく普通の”男性として描かれており、人気を集めています。

歴史でわかる!日本女は海外でモテるのに、男はモテない理由
映画『walking dead』 グレンとマギー

このように、アジア人の偏見を覆すようなメディアがこれから増えれば、アジア人に対するイメージがより本物に近づいていくのではないかと期待しています。

アジア人だから好きだと言うのも、アジア人だから嫌いだと言うのも、どちらも人種差別。
歴史から学び、同じことを繰り返さない世の中になるのを願っています。

↓ 参照動画(英語)

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11 コメント

  1. 海外=欧米みたいな前提になりがちなのは仕方ないですが、アメリカは差別のオンパレードみたいな国だったようなので、そういった話は多いですね。
    少し前には、タイの映画で日本人軍人とタイ人女性のロマンスを描いた映画が放映されてたようですが、欧米だとどうだったかな?アメリカで人気のあったシットコムの『フルハウス』では、タナー家の次女のステファニーの彼氏が日系人だったような覚えがありますが、子供なんでキスシーンはなかったかも。
    欧米の映画に出てくるアジア人女性ですが、そちらに関してもキスシーンがあったかどうかはあまり覚えが無いです。よほど多くの欧米の映画を見ないと、男女関係なしにアジア人のキスシーンなんてそうそう出てこないのでは?黒人のキスシーンも見た記憶が無いですし。
    ただ、このトピックを見ていると、別に日本人女性だからモテるとか、日本人男性だからモテないって話とは少し違うような気がしますね。そもそも欧米人にアジア人を見分けられるのかという疑問もありますし。日本人でも、東アジア人は大体分かりますが、東南アジア人だと外見や言葉で東南アジア人って事は分かりますが国まで当てるとなるとフィリピン、インドネシア、ベトナム、タイあたりを見分けられたら上出来かと。

  2. Chrysanthème クリサンテームではなくクリゾンテームと発音するのではないですか?
    フランス語のSは濁るんですよ

    • あ!確かに。ビデオを見ながら書いたので、英語音声のまま翻訳してしまいました。
      確かに、Chrysanthèmeはフランス語ではクリゾンテームです。

  3. クリント・イーストウッ監督の映画「硫黄島からの手紙」では、アメリカ映画に珍しく、嵐の二宮とか日本のトップ俳優が大量に使われた映画だったわけですが、あの映画の感想が
    「日本人にあんなに顔のバリエーションがあるのに驚いた」
    という意見と、失礼なのに至っては
    「白人とのハーフを起用するのはやめろ」
    という文句がありました。あの映画で日本兵役で出演してた日本人俳優って、純日本人か在日韓国人だけだったのに、イケメンや美女というだけで白人顔だとナチュラルに認識するんですよね。
    この美男美女の白人認定癖のせいで、英語ペラペラの別所哲也が「(イケメンすぎて)アジア人に見えない」ため、ハリウッドのオーディション落ちまくりだったのも悲惨な話です。
    まあ、最近は多少マシになったようですが、それでもまだひどいもんですね。明治初期の武士の写真見せつつ何回外人と喧嘩したか……

  4. この記事を見て現在と比較すると今の時代はいいですね。
    私の彼女はカナダ人ですが、ほぼ逆ナンで知り合いました。
    馴れ初めを説明致します。
    バリ島に旅行した時にビーチで「あの人達日本人だよね?日本語話してるし」とこちらに聞こえるように?会話してた女子軍団の一人でした。
    聞こえてはいましたが外国人の女の子の集団に対して、私達は二人で物怖じしていました。ので気にしないふりをしていました。
    しばらくするとカメラを撮ってほしいと頼まれました。
    その時点で緊張してましたが(汗)
    そしていっしょに写らないか?ということで一緒にカメラを撮って貰いました。
    かなり好感触で、イケる!と思って勇気を出して、レストランで食事一緒にどうですか?と誘ったら「いいわよ。ホテルどこ?携帯持ってる?」とメールアドレスを交換してあとでホテルへ迎えに行きました。
    レストランでかなり仲良くなることが出来て残りの休日を彼女達としごし、その中でめでたく今の彼女と結ばれました!
    実態はかなり取り合いになり、ぎすぎすしたらしいですが。
    帰国時、私達を見送るとき、彼女達は本気でわんわん泣いていました。
    そして現在、留学生として日本へ私を追いかけて来てくれて?一緒に過ごしております。
    全く話せなかった日本語を日常会話を含めほぼマスターしております。

    ここから日本人の男性へ希望を与えます。
    彼女達言わく、日本人の男性はとてもハンサムでいつも笑顔で優しいそうです。
    言わなくても行動してくれる、と(これは本当に驚かれます!)
    下ですが、セックスもとても気持ちいいそうです!
    かたい!を連呼してます。
    私の容姿は今風の細身で一般的な日本人です。
    今と昔の日本人のイメージは違います。
    私はそう思いたいです。

  5. アジア女性に対するsubmissiveというイメージ先行は自分も他のポストでもコメントしましたが、多くの人が(特にアジア好きもしくはアジア嫌いの極端な人たちに顕著)往々にして『アジア系なら〇〇なはず』強い固定観念をベースに、アジア人に対して好意もしくはその逆な印象を持ってること多いんですよね。自分はアジア人としてはかなり大柄なんですが留学した当初やはり『日本人なのに背が高い』とか『日本人なのに筋肉質なんだね』とか何度も言われました。僕当人をヨーロッパ人の体格と比較すると彼らの中で跳びぬけて身長が高いわけでもないし、飛びぬけて筋肉質ってわけでもない、むしろまだ普通体型の範囲に収まるくらいです。そういう経験をするたびにやっぱり強い固定概念が底にあってそれを基準にして判断されてるんだなーとは常々感じていました。良いも悪いも、双方においてですね。最近友達になった男性からは『日本人はみんなアニメやマンガをある程度好きななんだと思ってた』と言われました。僕自身は漫画もアニメもいっさい見ないので、ゼロということが彼の持つ日本人男性のイメージからはありえないことだったようです。もちろん逆側から見てヨーロッパの人たちに対する先行的な固定概念を自分が持っていなかった?と言われれば、持ってました。ですので一概に彼らを批判することはできませんけど。地理的、文化的、そして外観的な面すべてにおいてお互いに遠い存在ではあるのでやはりこういった思い込みや思い違いは基本的にはついて廻ることなのでしょうね。

  6. 正直このステレオタイプを肯定的だと取る日本人女性が多いのが怖いですね
    今の時代これはただの侮辱でしか無いですよね?
    どうにか「貴方達こういう風に思われてるよ」とメディアが報道してフェミニストをもっと増やしてほしいですね….

  7. 国際結婚の統計を見ても、日本人女がモテるというのは真っ赤な嘘。
    むしろどこから日本人女がモテるという、訳の分からない論が出てきたのか。

    簡単にヤレるから、馬鹿にされてるだけだと思うよ。

  8. 国際結婚した日本人男性で現在オーストラリアに移住しています。奥さんはオージーの白人女性です。
    私はメルボルンに住んで、日本語学校で研修生として通っていました。
    語学学校に通うような日本大好きな欧米系女性、とくにアニメや漫画が好きな女性から見られると私はアニメから出てきたような雰囲気だそうです。過去に日本でV系のバンドをしていたことや、髪型、華奢な体つきからそう見られるようです。
    また、こちらの人たちは日本人は細く、おしゃれで、髪型などもスタイリッシュと言っていました。
    実際、日本でバンドをしていた時によく海外の女性から声をたくさんかけられました。
    一概にこの記事のみで日本人の男性と外国人女性の交際の傾向を歴史の上から判断してしまうのは難しいかと思いますが、日本人男性が国際結婚をして海外に出ていくことは想像以上に大変です。国際結婚して海外に移住するのと、奥さんが外国人で日本で生活するのも大きく環境が異なります。
    私の経験ですが、語学が堪能でもアプローチする機会がなかったり、そもそも言葉が話せなければ、パートナーとして論外と見られてしまします。また、体つきや容姿から判断されればなかなか難しい場合もありますし。言葉の壁は日本人男性にとって大きな壁だと思います。そういった部分で国際結婚をする日本人男性は珍しいのかもしれません。実際、夫婦でメルボルン市内を歩いているといろいろな国の人から珍しそうな目つきで見られます。今はだいぶ慣れましたが。

    私の場合はたまたま相手が外国人だったということで、日本人であろうと外国人であろうと、私はパートナーを国籍で決めたわけではありません。
    とりとめもなく文章を書きましたが、男性の国際結婚で移住は本当に大変です。

  9. 歴史云々じゃなくてアジア人の男は白人に比べて見た目が悪いからでしょう。身長、顔、筋力、そのすべてが劣っているからです。

    • >歴史云々じゃなくてアジア人の男は白人に比べて見た目が悪いからでしょう。身長、顔、筋力、そのすべてが劣っているからです。

      あまりにも卑屈な東洋人男性は白人男性にとって一番都合が良いね。結局、歴史的に見ても白人のスケベジジイの視点、都合の良いように作られてるって事だ。ハリウッド映画に出る東洋人俳優もアメリカ人女性がキャーキャー言わなさそうな俳優が選ばれるわけだし、白人の俳優より男性的な低音の声の東洋人俳優は白人の俳優より高音の声の女性的な東洋訛りの強い英語に吹き替えられたりするわけだし。日本人が思ってる以上に白人のおじさんは嫉妬深いって事だ。