海外在住者が帰国して「日本は時間の流れが早いな」と感じる6つの瞬間

ところ変われば、時間の感覚も変わるもの。

初めてオーストラリアに行ったとき、「海外は時間の流れがゆっくりだなぁ」と思いました。この時、逆に時間に厳しい日本は「時間の感覚が早い」ということがわかったのですが、その後フランスで生活してみても、やはりこの時の感想は今でも変わっていません。

それでは、具体的にどんなところが日本人の時間の流れの早さを象徴しているのでしょうか。そこで今回は、久しぶりに帰国したフランス在住7年の筆者が、「日本は時間の流れが早い」と感じた瞬間のエピソードを紹介します。日本人は何でも時間通りにできて、本当にすごいです。

 

1銀行で、「15分程お待たせしますがよろしいですか?」という断りを入れられたとき

結婚後の苗字を変えるために、銀行に行ったときのこと。行員に、「その手続きには15分ほどお待たせすることになりますが、よろしいでしょうか?」と断りを入れられて、びっくり!フランスでは15分の待ち時間なんて、待ち時間のうちに入りません。むしろ、15分で終われば上出来で、30分以上待たされることのほうが多いです。

たった15分の待ち時間で断りを入れるように教育されるなんて、日本人はどんだけ忙しい生活しているんだ?と疑問に思いました。とはいえ、それだけ待たされることが少ないというのは有り難いことです。

2「本日は列車が遅れまして申し訳ございません」と車内放送で流れてきたので、時計を見たら、5分しか遅れていなかったとき

5分の遅れで謝るなんて、日本人は律儀だなぁ。5分遅れなんて、フランスでは「定刻通り」です。5分の遅れは遅れのうちには入りません。フランスでは、例えば仕事で5分遅れだったとしても、よほど重要なプレゼンや商談ではない限り、誰かに責められることはありません。

3友人に「少し前に戦場カメラマンって人気だったじゃん?」と言ったら、「それってだいぶ前だよ」と突っ込まれたとき

海外にいる間に、日本での時間は物凄いスピードで流れています。「ちょっと前に○○って流行ったよね?」と聞いて、実際には”ちょっと前”ではないことがたくさんあります。とにかく、あっという間に色んなことが移り変わるので、海外在住者からすると帰国する度に「浦島太郎」になります。

4レストランに行って、友人のメニューを決めるスピードが異様に早いなと感心したとき

友人とレストランに行った時のこと。店員さんにメニューを配られて、すぐに注文を決める友人たちに驚きました。「みんな決めるの早いね!」と言うと、「あんたが遅いんだよ」と突っ込まれてしまいました。これも、ダラダラと食事をするフランスにカブレてしまったせいかもしれません。

フランスでは、まず店員がメニューを持って来るのもゆっくりですし、メニューが来てからも、それに目を通す前におしゃべりが始まります。”先に注文してから話そう”という意識は全くなく、「最近どうしてたの?」、「実はね~」と言った感じで、世間話が始まります。一通り世間話をしたところで、やっと店員さんが来て注文するので、入店から注文まで30分以上かかることも珍しくありません。

フランスではそれが楽しいのですが、日本で同じことをすると周りをイライラさせてしまうので、注意が必要です。

5「夕食は何時がいい?」と聞かれ、「いつも通りでいいよ。9時くらい。」と言ったら、遅すぎると言われたとき

日本の夕食時間はフランスに比べると、とても早いです。フランスでは、友人を招いての食事なんかだと、20時より前に集まることは滅多にありません。20時に約束しても、15~30分くらい遅れてくる人が必ずいて、その人たちを待っている間にアペリティフを食べながらダラダラとおしゃべりをします。全員集まって、注文して、実際に食事が始まるのは9時ごろというパターンがほとんどです。

ちなみにフランスではレストランは19時からしか開店しません。一番込み合うのは20時半~21時。以前働いていたパリの日本食レストランでは、たまに「18時に予約したい」というお客さんがいましたが、大抵が日本人でした。フランスで18時から夕飯を食べる人は、皆無に等しいと思います。

6宅配便を時間指定配達にしたら、本当に時間通りに届いたとき

「おぉ!すごい!本当に時間通りに届いたよ!」と思わず感心して言ったら、「そんなの当たり前でしょ?」と母に冷めた感じで言われてしまいました。いやいや、日本では当たり前かもしれないですが、海外では当たり前ではないんです。

フランスでは時間指定の宅配サービスももちろんありますが、遅れることが多いです。「本日中にお届け!」という配達でも1日遅れで来ることはざらにあります。こちらも遅れて届くことに慣れているので、たまに時間通りに届くと、「うわぁ!すごい!」と妙に感心してしまうものです。

時間通りに配達されることがスタンダードの日本って、やっぱりすごいわ。日本の宅配サービスの正確さと便利さは、世界に誇れると思います。

 

まとめ

日本人は時間にうるさい!

知らず知らずのうちにフランスにカブレてしまっている筆者ですが、それでも日本に帰ってしばらくすると、何となく「急がなくちゃ!」という気持ちになってきます。「実家に帰る」という本来ならゆっくりするべき時間なのにもかかわらず、何だか妙に急かされているような…。

それは周りの人がみんな、チャキチャキ要領よく動いているので、自然と「自分もそうしなくちゃ!」と思うからなんだと思います。もし、日本人がフランス人以上にゆっくりとした国民なら、逆の現象が起きていたのかもしれません。

とはいえ、やはり日本人は本当に時間に厳しい。もう少し、ゆっくりしてもいいのでは?と帰国する度に感じる海外在住者は少なくないはずです。

 

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5 コメント

  1. なんというか、日本人って余裕ねーなーって思った。
    何もかもが時間通りに動くということは快適かもしれないけど、それは即ち万人が時間に縛られて生きることも意味する。はたしてそれは快適と言えるのか?

  2. うーん、(多数派の)「日本と違う」は確かですがフランスだけと言うかフランス特有な部分も多いのでは?あと都市部と田舎では違うことも多いし。私はカナダ在住ですが食事は場所(地域)によっては夕食が5時だし、都会でも混むのは8時までくらい、都会でも9時にしまっちゃうところも多いです。銀行は待っても5分10分だし、電車は遅れは日本より頻繁ではあるけどだいたい定刻通りで5分ほど遅れたらアナウンスはあります。レストランでの注文は早いし、日本人は決めるのが遅いとよく日本にいた時にカナダ人の(元)ガールフレンドがよく文句言ってましたよ。みんなの決めるのが遅く最終的に食べ始めるまでに時間がかかる、と。
    全体のトピック(日本では時間の流れが早く感じる)には同感出来るのですが、論拠の例が弱いように思います。

  3. 全体的に、あくまで筆者がフランスに慣れたから感じることであって、同意できる部分もあるが、どこの国だからというか人それぞれの部分もあると思います。一概に日本はなんとかだからと言えない気が。。カテゴライズするのはどうなのかな。
    オーストラリア在住者より

  4. あるある。
    NZ滞在中に温水器が壊れた時、修理屋さんが来て対応してくれたんだけど全く直ってなくて再修理になった。日本なら夜中だろうが直るまでねばるものだし、直らなきゃ店の在庫品を急いで持ってきて丸ごと変えちゃうもんだけど、そこは外国。「日を改めて」と言われ、結局直るまでの三日間ほど、熱湯をバケツに入れた蒸しタオルで身体を拭くだけの生活になった。(真冬だったので水シャワーは無理だった)

    逆に自分の仕事が遅れようがクライアントから怒られることもほぼ無かったので、お互い様って感じかな。

    どっちを取るかですよ。
    納期厳守、お客様は神様。自分が働く時は逆にそれを求められる。
    ゆるい納期、お客様は対等。働くときも日本ほど求められない。