このブログでこれまで多くの女性から国際恋愛の相談を聞いてきました。誰にも相談できる人がいない人もいるだろうし、聞いてもらうだけで気持ちが楽になることもあるだろう…と思い、相談にのってきましたが、基本的には恋愛相談を他人にしても無駄だと思っています。そんな暇があるなら、美肌のためにバランスのとれた食事を作ったり、美容院に行ってトリートメントしてもらったりするほうがよっぽど時間を有効に使っていると思います。
というのも、マダムリリーも独身の頃は、友人に恋愛の話を良くしていたのですが、結婚して自分が恋愛相談にのる立場になってからは、心底「恋愛相談なんてしてもムダだなぁ」と思うようになったからです。恋愛の第一線から離れ、かつ立場が逆転することによって見えるようになったことも多いです。
そこで今回は、これまで国際恋愛の相談に答えてきたマダムリリーが思う、「他人に恋愛相談なんてしてもムダ」だと思う４つの理由を紹介します。あなたはこれでも、他人に恋愛相談したいと思いますか？
いくら説明してもわからない
結局のところ、恋愛なんて本人同士にしかわからないです。例えば、「彼が面倒くさそうに～って言ったんです！どう思いますか？」と言われても、”面倒くさそうに言った”という解釈は相談者だけのもので、他人には本当にそうだったかはわかりません。ましてや、会ったこともない男性のことを「彼はこう思っているんじゃないの？」なんて代弁することはできません。当たり前と言えば当たり前なんですが、相談される側は常に相談者のフィルターを通しての関係性しかわからないのです。
もしかしたら相手の男性は、全く違ったイメージを見ているかもしれないし、女性が思っているイメージが間違っているのかもしれない。両方の話を聞けるわけでもなく、一方的な解釈のみで、恋愛関係を判断するのは余程でない限り不可能です。
一般論に頼ってしまう
このブログを通して相談してくる女性で、「これって外国人男性ではよくあることなんでしょうか」と聞いてくる人がいますが、これには「わかりません」としか答えようがありません。あくまで一般論で、ヨーロッパ人はこういう傾向があるという話はできますが、相談者の男性がそれに当てはまるとは限らないからです（例えば、欧米人男性は一般的にロマンチックですが、そうではない例外も当然たくさんあります）。
一般的にはこうですよ、という情報提供はできますが、こんな傾向を元にした一般論を参考にしても何の意味もないと思います。「男はみんなこう」という決めつけも同じです。恋愛相談は少ない情報を元に、何とか答えをひねり出そうとするので一般論に頼ってしまいがちです。こんな恋愛相談なんて、意味があるのでしょうか。
恋に悩む女は説明が下手
このブログでは、恋愛相談以外の相談（海外生活や嫁姑問題）も受けることがあります。恋愛相談と、それ以外の相談を比べてみて思うのですが、恋愛を相談してくる女性は説明が下手で、本当にわかりにくいです。”恋の病”のせいなのかもしれませんが、とにかく客観性に欠けています。
彼がこう言った、ああしたという出来事を自分目線でつらつら長い文章で説明してくれるのですが、初めて聞く立場の人間からすると、何が何なのかよくわかりません。私の読解力がないのかもしれないですが、相談者本人が自分でもどうしたいのかわかっていない場合もあります。独りよがりな説明の最後に「どうすればいいでしょうか？」と聞かれても、「知るか―！」とツッコミたくなってしまいます。
「恋は盲目」とは昔からよく言われますが、盲目状態にある人が客観的、かつ論理的に状況や関係性を説明するなんて無理だと思うんです。だから、いくら長い時間を使って、他人に恋愛を相談しても無駄なわけです。
関係が良くなった時、気まずい
「カップルはうまくいっているのが普通」ではないと思います。いい時もあり、悪い時もあるのではないでしょうか。その上手くいっていない時だけを取り上げて、他人に相談してしまったら、後々関係がうまくいったときに何となく気まずい思いをすることになります。「あの時あんなに悩んでたけど、今は大丈夫なの？」と変に心配させるのも、あまり気持ちがいいものではありません。
これは結婚した夫婦にも言えることですが、基本的にカップルのことはカップルで解決するのが筋だと思います。ＤＶなどの特別な場合を除いて、よくあるカップルの問題ならカップルで解決するようにしましょう。
おわりに
とはいえ、恋愛の相談をしている時って楽しいんですよねー♪友達の恋愛の話を聞いて、自分の悩みを話す…という一連の会話は、もうそれだけでエンターテイメントです。だから他人に恋愛相談しても、それはそれとして楽しんでしまえばいいんじゃないでしょうか。