マダムリリーの「彼が日本人だったらなぁ・・・」シリーズ第2弾。今回は結婚して初めてわかった国際新婚生活での「困った!」がテーマ。日本で付き合っていた頃とはまた違った面で「旦那が日本人だったらなぁ」と思ってしまう。その瞬間とは?

1フランス滞在許可証取得のため、300ユーロ(約3万5千円)を支払ったとき

「フランスには優秀な移民が必要だ」と主張するサルコジ大統領のおかげで、フランス滞在の条件が厳しくなったことに加え、この滞在金額。他の国に滞在するのは、たとえその国が配偶者の母国であってもお金を払わなければならない。これはフランスに限ったことではないが、愛しあうカップルが2人で生活するためにお金を支払わなくてはならないとなると、何となく不公平な気がする。日本人同士ならこんなお金は発生しないのに。私ら若いカップルにとっては決して安くない滞在費を支払う、そんな時ふと思ってしまう、「旦那が日本人だったらなぁ…」。


2夫婦喧嘩で勝てないと思ったとき

フランス人の旦那と夫婦喧嘩になったとき、彼は何でも理詰めで自分の言いたいことを主張する。自分の主張がいかに論理的で、説得力があるかを説明。ただでさえ、喧嘩の時には感情的になってしまう私としては、腹が立つ!そっちが理屈っぽいことばかり言うなら、こっちはその反対でいってやる!とむきになるが、やっぱり敵わない。冷静に理屈を並べる彼に対して、「あーあたし、馬鹿なんかなぁ」とふと思ってしまうそんな時。「旦那が日本人だったらなぁ…」。


3クリスマス

初めて彼の親戚が集まるクリスマスパーティーに行ったときは、もうそれはそれは気疲れした。このことをフランス駐在の長い日本人妻の知り合いに言ってみたら、「あぁ、それ私もよ」という答えが。何というか、やっぱり日本人の私としてはどうもあの雰囲気が馴染めない。彼の家族はみんないい人だし、私のことも気遣ってくれるし、具体的に何が苦手なのか言葉にできないけど、とにかく疲れる。日本での地味な正月を懐かしく思う、そんな時ふと思ってしまう、「旦那が日本人だったらなぁ…」。

4彼の友達が家に遊びに来たとき

友達と遊ぶとき日本では外で会うことが多いが、フランスでは基本的に友達の家に遊びに行くか、自分の家に友達を招くか。フランス語勉強中の私にとって人を家に招くってことは、何とも緊張してしまう。やはり、国際カップルにとっては「言葉の壁」からは逃げるに逃げられないものだ。それに必ず料理をつくらなければならない。はっきり言って面倒くさい。これを楽しんでやる奥さんがいたら是非お目にかかりたい。あぁ、自分たちだけでどっか遊びに行ってくれ!と思う、そんな時。「旦那が日本人だったらなぁ…」。

5彼の両親の前でも平気で彼が私にキスするとき

まぁ、これはいいんだけどね。それでもやっぱり何となく落ち着かない気持ちになるわけですよ、日本人の私としては。彼の両親はどう思うんだろう?とか、やたら気になってしまうわけで…。1人でアタフタしてしまうそんな時ふと思ってしまう、「旦那が日本人だったらなぁ…」。

 

国や文化が違う旦那には彼が思い描く家族像があって、それが私と少しズレてしまうことがある。まぁ、これはもうしょーがないことで、どちらが正しいとか間違ってるとかそうゆうんじゃなし、国が違えば家庭でのルールだとか、習慣も当然変わってくる。ただ、大切なのはお互いが歩み寄ること。2人が気持ちよく生活できるように、自分たち夫婦の方向性を考えていこうと思う。


10 コメント

  1. 気になるのですが、御主人はあなたを’理論整然と、100%理論でもってあなたを言い負かす事によって自分が喧嘩に勝った’とさっぱりした気持ちになって喧嘩は終わりなんですか?世界が理論だけで外交問題その他色々解決していたら、こんなに問題が山積みなわけが無いですよ?失礼ですが御主人、理論であなたを追い詰めて気分を良くしているのならば幼稚な人ですね。あなた御自身がもっとしっかりと生きて下さい。たった一人の人間の理論(持論)に言い負かされたくらいで、頭悪いのかなあ?なんて否定的な事を考えて頂きたくないです。あなたのブログをたびたび拝読しておりますが’頭が悪い’とか’非理論的’には感じられません。

    • いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
      何というか・・・嬉しかったです。

      私たちの夫婦喧嘩は結局は勝った負けたなんていう結論には至りません。
      お互いに悪いところがあった…っていう形で終わります。
      ただ、夫婦喧嘩する度に理論で通そうとする彼には腹が立ちます。
      論理的に説明してわかってもらおうとしているのかも知れませんが、
      それが逆にイラっときてしまう。見下されているような気がして・・・。

      確かに彼は子どもっぽいところがありますね、うん。
      でも私も子どもっぽいところがあります。
      すぐに「もう嫌だ、別れる!」とか言い出しちゃう方なんで。
      私たちは22&23歳のカップルなんで、まだまだ夫婦喧嘩の練習をしている段階なのかもしれません。

      私は割とマイナス思考なので、すぐに「頭悪いのかなぁ?」とかって考えちゃいます。
      まぁ、これは夫婦の問題と言うよりは、私自身の問題なのですが。

      とにかく、貴重なご意見ありがとうございました。
      「しっかりと生きてください」なんて言われたのは何年ぶりかなーなんて、
      感激してしまいました!

      また何か気になることがあれば教えて下さい!

  2. 理論的に喧嘩ができない→日本人が旦那だったら…
    私が怒るのは当たり前なんだからわかってよ!
    そう言われても当たり前が当たり前ではないですからね。

    はっきりと理論を述べた上で感情面での解決を求める、理想的な喧嘩だと思いますよ。
    イチイチ説明するのが疲れるのは分かりますけど、できないってのは問題ですよ、個人としてフラ
    ンスに住むうえでは。もしそうなのだとしたらあなたは自分で仰る通りの馬鹿です。

    あと多くの日本人の男女も理論的に喧嘩したいですけど「日本人ならアタリマエー」の暴論によっ
    て黙らされているだけですからね。説明も無しに理解されるのが当たり前の考えは日本人相手でも
    どうかと思いますよ。

  3. 理論で感情をお話しするなら、これが良いかも。Nonviolent Communication (NVC) / Marshall B. Rosenberg, phD 理論を使いながらも、最後には、理論(エゴ)の鎧を脱いで、素直に率直に、愛を見せ合えます。

  4. 国際結婚をしたことがないのでする人の気持ちがよくわからないのですが、相手の人の母国語の言葉が流暢にできないのに、なぜその相手を好きになれるのかが、すごく不思議なんです。。相手が自分の母国語をペラペラだったら別ですが。やはり顔とかですかね? よくそういうカップルをみるんですが、よくまあ、あの程度の語学力で相手を好きになれるなあと思います。言葉じゃない、ジェスチャーだという意見もあるんですが、ジェスチャーだけだと相手の全てがわからないというか。やはり、そもそも人間性以前に、スペックの面で相手を好きになる要素があるんでしょうかね。いや不思議です。

    • あのね、ペットに対する愛情に似ていると言ったら失礼でしょうか。言語が完璧でなくとも言葉より表情、仕草で言いたい事はわかるんです。
      細かいことは時間かけて説明も出来ますしね。我慢も好きな相手には嫌じゃないんです。
      下手すると無口で無表情な日本人男性と話そうと努力するより楽かも知れません。

      上記の全部の点にいずれ慣れますよ。

      結婚25年。

  5. inu55さん、
    言葉が上手く通じない方が、恋が燃え上がったりするみたいですよ。
    日本人に限らず、そういうカップルは割りといます。

    私は国際結婚ですが、言葉の壁は私が英語、彼が日本語割りと流暢なので、言葉の壁はほぼ無いのですが、それでも口論になると、彼は論理的になり、私は感情的になるので、リリーさんと同じようになります。笑 でもそれってたぶん男女の違いが大きいかなと思いますよ。だって、旦那の母親でさえ彼には口論で勝てませんから!

  6. 私が古臭いのかもしれないですが、自分の夫を「旦那」と呼んで憚らない女性とは結婚したくないですね。遊女じゃないのだから。

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