ホームハウツーフランス嫁姑問題回避作戦!~「よし、良いお嫁さんになるのをあきらめよう。」

フランス嫁姑問題回避作戦!~「よし、良いお嫁さんになるのをあきらめよう。」

あと2日でグルノーブルを引っ越す。グルノーブルでの2人暮らしから、旦那の家族との3ヶ月間の同居生活が始まる。

彼の両親はキャンプ場を経営しており、そこで私は家事の手伝いやバンガローの掃除などを手伝うことになっている。つまり、基本的には彼の母親の仕事の手伝いをすることになっており、姑といまいちコミュニケーションをとれない私は引っ越す前の今からビビッているのである。

結婚した友人の話を聞いても、嫁姑関係で良い話を聞いたことがない。「嫁と姑」と聞いただけで、なんとなくネガティブなイメージが頭に浮かぶし、修羅場を想像してしまう。私の場合、言葉の壁もあってか、今のところ大きな問題はない。最後に会った時(義母の両親の金婚式)も、「フランス語上達したねぇ!」と褒めてくれたり、私がストッキングを忘れたときは新しいのをくれたり、私たちのアパートに来たときも「キレイに掃除してるのね」といった言葉をかけてくれた。ただ、今までの年に数回会う程度のつき合いから、毎日顔を合わし共に生活するつき合いに変わる。3ヶ月間で夫婦喧嘩は必ず1回はするだろうし、何というか、逃げ場がないような気がして怖いのだ。

私の義母は、掃除が好きで、涙もろくて、真面目で、子どもを思う気持ちが強く、その分ちょっと過保護(私の母に比べて)な女性というイメージがある。決して悪いイメージはもっていない。ただ、未だに緊張してしまい、彼女の前で自然体になれない。自然体になれない状態は、私をとことん気疲れさせる。こんな状態は長続きしない。何とかならないものか?そう思い、ネットで色んな情報を調べてみた。

まず、たどり着いたのがコレ。国際結婚でよくあるトラブル一覧だ。

・両親が賛成してくれない
・どちらの国に住むかでもめる
・相手の家族と同居するのか不安
・夫婦間の言葉の壁
・子どもの教育・・・・などなど

確かに、私たち夫婦にもあてはまる項目が多い。日本とフランスのどちらに将来的に住むかもまだ決めていないし、言葉の壁はやっぱり避けられない。フランスで子育てするとなるとわからないことだらけだし、かといって日本で生活するのが私たち夫婦にとって一番の選択だとは言い切れない部分がある。

まぁ、それはさておき問題は「同居」。国際結婚での両親との同居について、このような記述を見つけた。

全体的に国際結婚をしている人達の中で親と同居している人は少ないと思います。前にそのようなアンケートを見ましたが全体の7割は親と同居はしていませんでした。それに日本ほど姑VS嫁問題というのも聞きません。相手の親にはストレスをためずに正直に話す事が大事だと思います。(もちろんその国々の文化やしきたりもあるので一概には言えないですが) ほとんどの外国ではお互い悟るというよりもはっきり言い合って関係を築いていく方が多いと思います。なので義親だからと遠慮せずにはっきりと自分の思いをつねに伝える事がいい関係を築いていく助けになるかもしれません。ちなみにこれは独身の人を対象にしたデータですが平成15年の厚生省白書によると親と同居している割合が多い国は日本、スペイン、イタリア、ギリシャ。逆に少ないのはアメリカ、ドイツ、フランス、イギリスなのでした。

ほぉ~。なるほど、勉強になる。

確かにフランスで両親と同居しているカップルというのはあまり出会ったことないし、耳にしない。個人主義フランスということもあって、割とさっぱりしているのかもしれない。国際結婚と一口に言っても、中国人との国際結婚とアメリカ人との国際結婚にはどこか違うところがあるような気がする。でもまぁ、要するに嫁姑間の言葉が違うなら、その分自分の考えをはっきり伝えることが大切になる、ということだろう。

そもそも何でこんなに義母に対して構えてしまうのか、正直自分でも不思議に思うことがある。彼の父親や弟に対しては自分の家族のように接することができるのに、彼の母親とお姉さんに対しては何となく身構えしてしまう。おそらく、女性だからだろう。女性同士というのは不思議なもので、嫁姑に限らず初対面の相手(友達同士)でも、互いに察しが早く、なんとなくライバル視してしまう節がある。

おまけに今度彼の家族に会うときには、もっとフランス語力を上げなくては!というプレッシャーもある。たとえ義母の話すことを全て聞き取れたとしても、一つ一つをニュアンスまで掴むことができない。彼女の言葉を100%理解できないもどかしさもある。

はぁ~、気が重い。どうしたものか…。

そして、こんな記事を発見!「嫁姑トラブル回避5カ条(同居編)

回避策1:良い嫁を演じない、頑張りすぎない

回避策2:認める・立てる・褒める

回避策3:「押す」と「引く」を使い分ける

回避策4:仲良くできなくて当たり前と思う

回避策5:同じ女性として見てみる

このアドバイスはためになった!私の場合は回避策1と4が大切だなぁと思う。

というか、あたし考えすぎ?

あ゛~、もー、いいや!

「よし、良いお嫁さんになるのをあきらめよう!」

今からごちゃごちゃ考えんのやめた!

なるようになるぜ!

どんとこい、国際結婚同居生活!

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8 コメント

  1. え、なんとなくライバル視しとるん?w<友達
    ていうか3ヶ月かぁー、長っ。
    リリーのお姑さんはわからんけど
    私、うちの姑と3ヶ月も同居なんて無理。
    前1週間居候しただけで毎日東京タワー見ながら泣きよったんやけん。笑
    でも私は「実母より義母のほうが仲がいい」とか
    「実母が2人いるみたい」とか
    「毎日会うってなったら話は別だろうけど、程良い距離感で付き合えてていい関係」って人数人知っとるし
    あんまり身構えんで「仲良くなれたらいいなー」ぐらいに考えとけばいいのに。
    私も初めて会うときは緊張したけど
    何回か会ううちに自然に仲良くなれたよ。
    うちの場合は姑が自分と違う意見を許さん人やったけん
    反論したら絶縁宣言飛び出したけど
    その点フランスは「議論を交わしてお互いを知る」って意識があっていいよねぇ。
    「実母が2人いるみたい」って人、私は羨ましいなぁ。
    実家が遠いけん、そばに実母のように甘えて頼れる存在がおるって支えになるし(旦那とは別の意味で)
    リリーもこの3ヶ月で、せめて気負わん関係になれるといいね。

    • もうあんたくらい、気の知れた友達にはせんよ。ライバル視。
      でも、知り合い程度の浅い付き合いやったらせん?
      何となくピリピリしているような。

      3ヶ月長いでしょー。
      彼の母親、結構潔癖症なところがあるから怖いんよね。
      事実、彼の実家は高級ホテル並みにキレイにしてるし。
      生活感ゼロとは、まさにあぁゆー家のことをいう。

      へぇ~、義母と仲がいい人もいるんやねぇ。
      まぁ、肩の力を入れすぎずに気楽にやるよ。
      あんまり近づきすぎず、離れすぎず。

      確かに、この3ヶ月で気負わん関係になりたいわー。
      これもいい機会やし。

  2. はじめまして。いつも、楽しく、ブログ読まさせていただいてます。
    わたしの主人もフランス人です。
    わたしも、1ヶ月主人の両親と同居しましたが、ぜんぜ〜ん問題なかったですよ。フランスの母親は、日本の母親の息子を盗った女ではなく、息子を幸せにしてくれる女性だという感覚だと聞きました。フランスは、カップルの国なので、母親も、私たちふたりを1つとして扱ってくれてます。
    たしかに、一番最初に会ったときは、私もお母さんも緊張していたと思います。アジア人と身近に接するのは初めてだっただろうし、なかなか目を合わせてくれませんでしたが、一緒にアルバムを見たりしてるうちに打ちとけました。わたしも、日本食をつくったり、遠出に誘ったり、いい嫁を演じるのではなく一緒に楽しむようにがんばりました!
    今年から、わたしたちは福岡に住んでますが、両親が福岡に旅行に来て、私の文化を知ってくれてから、もっと親密になりました。
    リリーさんも、ぜ~んぜん、心配することないと思いますよ。クリスマスの家族などの集まりは気が思いという話はよく聞きますが、母親が意地悪だというのは聞いたことありませんよ。フランス語も上達するし、楽しんでください!!

    • コメントありがとうございます。

      「息子を幸せにしてくれる人」って、いい言葉ですね。そう思ってくれているんだと考えるだけで、大分気が楽になりました。
      旦那にひろさんのコメントの内容を伝えたら、「その通り。心配しなくていいよ」とのことでした。
      これからの3ヶ月の間にいろいろあるだろうなぁ~、と思いますが、
      お母さんと一緒に楽しむように頑張ります。

      ひろさんも福岡出身なんですね!
      私も、いつか旦那の家族が福岡に遊びにきたらいいなぁと思います。すごくおもしろそう!

      リンクのアニメーション見ました!ほんわかしてて、いいですね!
      私もアニメーションに興味があって、「Adobe Illustrator CS4」をインストールしているのですが、
      そのまま手をつけていない状態です(笑)。

  3. わたしは主人と出会うまでは、パリで、ホームステイをしてたり、コロカシオンしてたので、人のおうちに住むのは慣れてたのもあるかもしれません。でも、その先に、文化の違いとか、自分の母親だったらこんな時こうしてくれるのに!とか、あぁぁもう意味わかりません!とか、そういう小さなことは起こりました。ただ、日本の嫁姑のような息苦しさは全くありませんでした。文化の違いだからってことで、かえって、意外と簡単に受け入れられることもいっぱいあるし。
    わたしは今妊娠中なので、赤ちゃんが産まれたら主人の両親がまたまた福岡にやってきます。2週間もこの狭いアパートに同居かと思うと、そりゃそりゃ気が重いです。。。
    おたがい、がんばりましょうね!!

  4. はじめまして!ブログ楽しく読ませてもらっています。
    3ヶ月も義母と〜!ですかぁ。私だったら実家に逃げちゃう(笑)
    私の義母もフランス人ですが、リリーさんのお姑さんとは違って、全然掃除好きではないので、その辺は楽です。
    ですが主人が一人っ子な為、まさに「息子をとられた」感ムンムンの義母と接するのは本当に大変です。
    義母の前で、主人の用事を私がしようものなら「私がママなのよ!あなたはここに座っていて」と獰猛なママ犬に豹変!
    違う国に住んでいるし、ほとんど会わないので、今はいいですが、子供が産まれた時に一緒に過ごした1ヶ月はキツかったな(汗)
    「始めから義母と仲良くなろうと思わない、期待しない」
    私の経験からこれ大事だと思います。
    理想は、義理の親と本当の親のように仲良く出来ればいいですが、私は無理。義母は私が何をしても気に入らないみたいなので。だったら無理なら頑張らないで、ある程度の距離を保って普通に義理のお付き合いで良いかなと考えることにしました。だって所詮、義理の親ですしね(笑)
    はじめから期待しないと、随分気も楽になりますよ。
    私みたいに、もうあきらめちゃってるのもどうかと思いますが(笑)

    • ルナさん、こんにちは。

      「息子を取られた」感ムンムンですかー。それはキツイ・・・。「始めから義母と仲良くなろうと思わない、期待しない」っていうのは私も当たっているような気がします。最初の方は義母と仲良くなるために会話しようと努力していたのですが、最近では用が済んだらすぐに部屋に引っ込んでます。笑

      あ、そういえば気になることがあるんですけど、
      義母と同居生活していたとき洗濯物はどうしてましたか?
      別々にしてました?それとも一緒にしてました?

  5. はじめまして。ドイツ在住の日本人です。旦那はドイツ人で子供はまだいません。私は旦那の両親が大好きで旦那が出張でいない間は一人で旦那の実家に行きます。ドイツでの嫁姑事情がよく分からないというのもあり、何も考えずにご両親の家で一緒に過ごしてます。でもひとつだけ言えるのは私がご両親の事が好きだという事は言葉が通じなくても伝わっているのでご両親もとても可愛いがってくれます。考え過ぎず、逆にお母さんに愛情を注ぐつもりで接してみてはいかがでしょう?

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