
欧米人男性とおつき合いするということはどういうことか?自身の経験、欧米人男性と過去&現在おつき合いしている友人の話、欧米人男性との恋愛をつづったブログなどを参考に、欧米人男性と恋愛をする当事者の目線でまとめてみた。最初に以下2点を明確にしておく。1つは、これはあくまで一般的傾向であって、「私の場合は違う」といった例は当然存在するということ。もう1つは、これは日本で欧米人男性と知り合い恋愛に至った場合、あるいは欧米人男性と遠距離恋愛をしている場合を挙げたもので、海外在住者が現地の男性とする恋愛とは基本的には異なる、という点である。
欧米人男性とおつき合いをするということ、それは…
- ある意味、国際交流。
- 互いの違いを理解し合おうという気持ちがなければすぐに終わってしまうもの。
- 今まで以上に自分の意見をしっかり持たなくてはいけない、どっち付かずではいられない、ということ。
- 相手の国の文化や価値観を毎日発見する、ということ。
- 無料語学教師、というおまけ付きの恋愛。
- 両親(特に父親)はあまり快く思ってくれない恋愛。
- 常に遠距離恋愛になってしまう不安感と隣り合わせである、ということ。
- 一部の外国人とつきあいたいと思う女性にうらやましがられる、ということ。
- 「でも相手の男は自分の国じゃモテないんでしょ?」と邪推されてしまう、ということ。
- 結婚を迫る=ほぼ自滅、ということ。
- 事情をよく知らない人に、「外専バカ女」のレッテルを貼られる、ということ。
- 「やっぱりあっちのほうはすごいの?」という下品な質問をされる、ということ。
- 大して親しくない女性には興味本位にあれこれ質問され、身近な女友達には「あなたはそれでいいの?」と問い詰められる、ということ。
- 海外に興味のない日本人男性からは特にひかれる、ということ。
- 合コンで、「外国人男性とつきあっていた」と話せば、即「対象外」となる、ということ。
- 遠距離恋愛になれば、スカイプが日々の心の支えになる、ということ。
- 相手の価値観、考え方が最初のうちはなかなか理解できずに悩む、ということ。
- いろんな意味でしっかりと生きなければならなくなる、ということ。
- どちらかが母国語以外で話す関係は両方が母国語のみで話す関係に比べ、「嘘がつきやすい関係」である、ということ。
- 周りにとやかく言われるが、自分ではただ単純に恋愛しているだけ、ということ。
- 欧米人男性と別れた=捨てられた と判断されてしまう、ということ。
- 大半の人に「すぐ終わる恋」だと思われてしまう、ということ。
「偏見」とは、
『かたよった見方・考え方。ある集団や個人に対して、客観的な根拠なしにいだかれる非好意的な先入観や判断(国語辞典:大辞泉より)』である。
また、『このような判断や意見は強固なものであり、それらが誤っていることを示す証拠をみせられても容易に変わらない場合が多い(ブリタニカ百科事典より)』。
持論だが、欧米人男性と交際する日本人女性は「偏見」をもたれることが多い。そして悲しいことに、この「偏見」は(一部の欧米人男性と日本人女性のせいで)少なからず真実を含むものである。
いろんな意味で欧米人男性との恋愛は苦労することが多い。言い換えれば、欧米人&日本人カップルは言葉の壁、文化の壁、偏見の壁、両親の承諾の壁など、多くの壁を乗り越えたカップルであると言える。
写真:Daniel Lee
マダムリリー様
いつもWebsiteを楽しく拝見させていただいています。
コラムの最後の件で、
>持論だが、欧米人男性と交際する日本人女性は「偏見」をもたれることが多い。そして悲しいことに、この「偏見」は(一部の欧米人男性と日本人女性のせいで)少なからず真実を含むものである。
と書かれていますが、一部の欧米人男性と日本人女性とはどういう人たちを指されていますか?
欧米人男性(に限るのか全ての男性かは不明)とお付き合いをしたい日本人女性をイエローキャブとかスクールバス等と呼ばれることがありますが、
このような女性とそれらを好む男性などでしょうか。
きっとマダムリリーさんが指す男女が築いたものが偏見や、「外専バカ女」のレッテルなどを作っているのかなと思いました。
私自身も自分を含め、日仏カップルと話す機会があると皆多少の偏見を感じている印象は受けますが
起因の部分がもう少し知れたらと思いコメントしました。
長々と失礼いたしました。
Eさん、こんにちは。
「偏見」に結びつく現象として、私が思うのは
1.日本では欧米人男性がモテる、ちやほやされるということ
2.欧米人男性と仲良くしたいと思う日本人女性が少なからずいること
の2点です。この現象が極端なカタチで現れるとどうなるか?
詳しくは「プレイヤーな外国人と尻軽日本人女性」をご覧下さい。
お返事ありがとうございました!
「プレイヤーな外国人と尻軽日本人女性」を拝見しました。
余談ですが、「 外国人だったら誰でも寝る女」って、プレイヤーな男性が女の写真(写メ)を撮って、男仲間にばら撒いていると聞いたことがあります。次にその女の子がクラブに行ったら誰でもすぐに狙えるからと(笑)
本当に極端なカタチでの現象だなと思いますが、
需要と供給がある限り続くのでしょうかね。。
ありがとうございました。
すごく面白い記事でした。とくに確信を付いていた項目なんかはそうそう!!と思ってしまいました。
私の現状からすると、
- ある意味、国際交流。
- 互いの違いを理解し合おうという気持ちがなければすぐに終わってしまうもの。
- 今まで以上に自分の意見をしっかり持たなくてはいけない、どっち付かずではいられない、ということ。
- 大して親しくない女性には興味本位にあれこれ質問され、身近な女友達には「あなたはそれでいいの?」と問い詰められる、ということ。
- いろんな意味でしっかりと生きなければならなくなる、ということ。
- どちらかが母国語以外で話す関係は両方が母国語のみで話す関係に比べ、「嘘がつきやすい関係」である、ということ。
がすごくよくあてはまっていて思わず笑ってしまいました。
日本人男子は人によると思いますが、遠くにいる人より近くにいる自分を見れば?って感じで気長にアプローチしてくれる人も結構いますよ。そういう人は日本人も外国人も関係なくどんな「人」と付き合って自分を形成してきたかをちゃんと見てくれる人が多いです。
外国人の方にしてもちゃんとこちらの文化を理解して接してくれる人としか飲みにもいきませんけど、はっきしいって「英語をはなせるからもてる」(何ソレ笑)外人とそうでない人を区別するのはちょっと頭と使わないといけないですね。
sathueさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
「英語をはなせるからもてる」って思っている外国人も確かにいますが、碌な人はいないと思います。
だって、日本人が日本語話せるのを自慢してるようなものでしょう?おかしなところで優越感に浸られても、困る・・・。
ある意味、おもしろい人ですが。
やはり偏見の源は、女の英語力の無さにあると思う。大抵、目立つカップルは女がロクな英語喋れてない。意思の疎通に苦労する状態なのに、それで”付き合ってる”っていう違和感。実際二人の間には色んな出来事があって付き合うことになってるんだけど、ロクに喋れてない=精神的な繋がりが無い くらいに思われる。
逆に英語が母国語レベルの人であれば、白人と日本人でも全く違和感がなく、誰からも偏見は抱かれない。
私はアメリカ人と結婚して6年目です。英語は日常会話に困らない程度で、主人と会話で不自由しません。結婚生活を送ってみて、主人とはお互いの考え方が共感できたり、お互いに理解し合うよう努力できる関係で、宗教や政治的な考えも似ており、文化の違いで大きく困ることはありません。
私たちの共通の知人で、アメリカ人男性と日本人女性のカップルがいます。二人は共通の趣味をもち、お互い真剣に交際していますが、彼の方が主人に相談したことによると、彼女と深い話ができず、そのことが不安で結婚には踏み切れないようです。
言葉ができないことは大きなハンデになると思いますが、同時に日本人同士のカップルでも、表面的な会話しかせず、精神的なつながりなどないような関係も多くあると思います。日本人女性に対してだけ英語力を求めるのもなんだか不公平な気もします。
私の主人の祖父母は、はじめは移民同士でお互いの言葉が話せなかったといいます。男女関係において障害になるのは、言葉だけとは思えません。
日本人女性と外国人男性のカップルで、アクセサリー感覚(”外人の彼氏”、”日本人の彼女”というような)で一緒にるカップルも実際いるでしょうし、そういう人たちに関してはかれらの利害が一致しているんだからいいかな、と思います。若い頃に見た目だけの悪い男に引っかかることだってありますし。。言葉がへんな外国人同士のふたりが、一生懸命会話をして一緒にいるのを、ほほえましく見守るくらいでもいいかなと、自分では思っています。
こんにちは、マダムリリーさん。
興味深い記事の数々、楽しく読ませて頂きました。
この記事は確かにー!笑 と思えることが多くて納得でした。
私が日本で入籍して一番ストレスだったのは、戸籍上の家主は私なので、公的手続きなど何かと私に責任が片寄るのがすごく嫌でした。そして不動産の外国人差別。家探しは本当に大変でした。
でも、私の友人や両親は彼と仲良しで、きっと私より大変な思いをしている人はたくさんいるんじゃないか、と文句ばっかり言っていた自分がはずかしいです。
マダムリリー様
はじめまして。
記事を興味深く拝見させていただき、深く共感しました。
まだ付き合って1年弱ですが、寂しい時やプレッシャーを感じることも稀にあり、
共感できる友人も少なく邪推されるのも嫌でした。
客観的にそんな状況を分析してくださるマダムリリー様のおかげで、胸がすっきりしました。
どうもありがとうございました。