男社会で頑張る全ての女性たちへ

アジア人と欧米人というのは性格や気性が異なるが、それは男性よりも女性の方が顕著に表れる・・・というのが私の持論である。

欧米人女性とアジア人女性というのは何というか、目指している方向性が全く逆のような気がしてならない。根っからのアジア人、日本国で生まれ育った私から見ると、欧米人女性は自分をしっかり持っていて、何より強い。そんな強くあろうとする欧米人女性の心を掴む映画、「We Want Sex (英語タイトル:Made in Dagenham)」が3月9日、フランスで公開される。


舞台は1968年、ロンドン東部のダゲナム。フォード・モーターカンパニーで働く女性従業員187人が、不当な出世制度、賃金支払いに抗議、「男女平等」を求めた。彼女たちの努力はのちのイギリスにおける“平等賃金争議1970”を先導し、これにより男女間での賃金または待遇の差別が禁止されることとなった。

 

サリー・ホーキンス


「We Want Sex」は、ステファン・ウォーリーとエリザベス・カルセンによって脚本された、ストライキをテーマにした作品である。40年前にストライキを結成した女性たちのユーモアとフレンドシップにあふれたラジオインタビューを聞いた脚本家ウォーリーは、この作品を創ることをひらめいた。2009年、『Happy-Go-Lucky』でゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得したサリー・ホーキンスを争議グループのリーダーとして起用することにした。

 

ニジェル・コール監督によるこの映画には、ミランダ・リチャードソン、ボブ・ホスキンス、ロザムンド・パイクなどの大物俳優・女優も出演。この映画はすでに、ディナール英国映画祭にていくつかの賞を受賞しており、今年11月中旬にはフランス国内にてDVDリリース予定。

 

欧米ではいろんな国で公開されているのに、アジアでは全く公開されずに終わる映画というのは、世の中に星の数ほどある。自立心の高い欧米人女性をターゲットにしたこの映画が、日本に上陸することはあるのだろうか?強いキャラクターをもつとされる欧米人女性のヒミツがこの映画の中に隠されているのかもしれない。いずれにせよ、「We Want Sex」は男社会が色濃く残る日本でこそ公開してほしい映画の一つであり、欧米人女性から日本人女性である私たちが学べることがあるような気がしてならない。


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