インドの少女

性的奴隷制度。

インドの性的奴隷は深刻それは、支配的立場の者により意思に反して継続的に性的行為を強要される状況。その多くは退去(移動)の自由・性的自由を完全に奪われる。貧困や社会情勢の問題により、まだ社会的地位の弱い児童などがこれらの犠牲者となるケースも見られ、国際的にも問題視されている。


なかでも、インドの性的奴隷問題の状況は深刻。インド最大の都市ムンバイでは、9歳の子どもが外国人たちが競売にかけるオークションで、6万ルピー(日本円で約10万円)で売られる。奴隷を買うお客さんは、処女とのセックスで淋病、梅毒が治ると信じているインドの男性たち。世界で一番、子どもの売春が行われているのが、インドである。

 

↓インドの売春宿にいる少女救出の様子

人身売買というと海外の話で、私たち日本人には関係のないことのように思えるが、決してそうではない。日本人による買春も問題になっている。タイやミャンマーなどの東南アジアに観光する日本人男性のなかには、少女買春を目的とする者もいるそうだ。もちろん買春をする日本人は少数派ではあるが、性的奴隷問題が「世界のどこかである問題」ではなく、実は日本人にとっても身近な問題であることがわかるだろう。

人類最大の人権侵害である性的奴隷制。私たちになにができるだろうか?

その答えを教えてくれたのは、女性や子どもたちを救出することに生涯を捧げているあるインドの女性。彼女の名は、スニータ・クリシュナンさん。自身も幼いころに売りに出され、暴力とレイプに耐えて生きてきた被害者である。


 彼女が最も訴えたいこと、それは被害者を普通の人間として受け入れるということだ。

何となく性的奴隷の被害者とは関わりたくない…。そういった思う気持ちが被害になった女の子たちをさらに苦しめる。

彼女が演説の最後にいったこの言葉がとても印象的である。

「私はあなたに、ガンジーやマーチンルーサーキングのようになってくれと言っているのではないんです。私が言いたいのは、あなたの身近な世界で心を開いてくれませんか?ということです。」

写真:Nithi Anand


1コメント

  1. とても深刻な問題なのですね。

    まさか日本人も、と思い がくぜんとしました。

    一日も早く、そのような悪習が無くなりますように!!!

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