中国では先週の日曜日から春節で祝日。中国では堤灯をつるし、五色の布を飾り、街中のあちこちで爆竹を鳴らし、花火を打ち上げ旧正月を祝うそうです。このように世界では一年を通して、さまざまな行事や祭典があります。祭りごとは、一般にその地域の伝統や文化を反映したものだとされており、その土地に住む人の信仰からなるものが多いです。

つまり、世界が多種多様であれば、祭りも多種多様になるということ。そこで今回は、世界のあらゆるトップテンを紹介する米サイトTOP10LISTより、『最も珍しいお祭りトップ10(Top 10 Most Unusual Festivals)』をご紹介します。日本の行事が多くランクインしていて驚きです。


 

1. ホーリー祭 (色の祭り、インド)

世界のクレイジーな祭りランキング

ホーリー祭とは、インドやネパールのヒンドゥー教の春祭りのこと。春の訪れを祝い、誰彼無く色粉を塗りあったり色水を掛け合ったりして祝うとされています。色粉や色水を掛け合う由来は、カシミール地方の伝承でこの日に人家に押し入ってくる悪鬼ビシャーチャを追い払うため泥や汚物を投げつけたのが始まりとされています。祭りが始まると友人知人はもとより通りがかった見知らぬ人にまで顔や身体に色粉を塗りつけたり、色水を掛け合ったりします。色粉を塗りあった後は「ハッピー・ホーリー」と言いながら抱き合うことも多いそうです。最初は特定の色を額に塗る程度だったのに、次第にエスカレートして顔全体や体中が色だらけになってしまう人も少なくないそうです。

 

2. 猿のバイキング祭り (ロッブリー、タイ)

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毎年タイで開催される「猿のバイキング祭り」には、毎年多くの観光客が見物にやってきます。この地域に住むハヌマン住民は猿のためにごちそうを広げることでヒンドゥー教の猿神に敬意を表わす行事です。祭りには600匹以上の猿が山から下りてきて、果物と野菜の広大なビュッフェを食い尽くします。毎年、大混乱になるタイの伝統行事です。

 

3. 裸祭り (日本)

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参加者が裸体で参加する日本のお祭りといえば裸祭り。日本全国的に行われ、夏の裸祭りでは東京都品川区荏原神社の天王祭り、京都市賀茂神社の夏越し祭りなどが有名です。 裸祭りには禊(みそぎ)として厄を落として新たに生まれ変わる神事と、闘争を伴い、その年の五穀豊穣・豊作祈願・大漁祈願を占う神事の二つに大別されているとされています。日本人にとってはふんどし姿で祭りに参加する光景というのはさほど珍しいものではありませんが、外国人からするとクレイジーに映るようです。友人のアメリカ人は裸祭りを見て、「これはTバック祭り?」と言っていました。

 

4. ラ・トマティーナ (スペインバレンシア州)

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別名「トマト祭り」として知られるスペインのクレイジーな祭りでは、毎年世界中から街の人口の倍以上の人が集まり、互いに熟したトマトをぶつけ合います。トマトを満載したトラック数台がプエブロ広場を中心に走り、それを群集は誰彼構わず互いに投げ合うお祭りです。街はあっという間にトマトで満たされ、群集はトマトまみれになり、街中には潰されたトマトの湖さえ出来上がると言われています。


 

5. チーズ転がし祭り (クーパーズヒル、イングランド)

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丘の上から1つのダブルグロスターチーズ(Double Gloucester cheese)を転がし、そして競技者がそれに続いて降りるという祭り。丘の下のゴール地点に最初に到達した人がそのチーズを獲得できます。その伝統は200年以上前からだといいます。競技者のスピードは時速112キロに達する場合もあり、怪我人がでるほどです。近年最もポピュラーなイベントの内のひとつとなり4回のレースでは走れなくなるくらい参加者が増加たそうです。

 

6. 赤ちゃんジャンピング祭り (スペイン)

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スペインのある村で毎年開催されるこのお祭りは、マットレスに寝かされた赤ちゃんを悪魔の衣装をまとった男性がジャンプをして飛び越えるというもの。地元の人々は、この祭りによって赤ちゃんの幸運と健康を確保できると信じています。

 

7. 泣き相撲 (日本)

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泣き相撲は1歳前後の幼児に泣き声を土俵上で競わせる日本の神事。現代では主に幼児の成長や安産を祈る目的で行われています。勝負は先に泣いた方を勝ちとするものと、逆に負けとするものとがあり、地域によって異なります。本来は勝敗に関係なく大声で泣かせる事に目的があったのではないかとされています。

 

8. どろんこ祭り (韓国)

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韓国のこの珍しいお祭りでは、泥レスリング、泥すべり、泥浴などの泥王コンテストが開催されます。この祭りの来場者は全身どろんこになってしまいます。この地域の泥には治癒力があると信じられていることからこの行事が始まりました。

9. かなまら祭 (日本、神奈川県)

1度は参加したい!世界のクレイジーなお祭りランキング

かなまら祭りが開催される金山神社は鍛冶の神様を祭る神社ですが、江戸時代川崎宿の飯盛女達の願掛けに端を発しこの祭りが行われるようになりました。商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があると云われます。当初は好事家の祭か外国人観光者の穴場観光スポットとして知られる程度ででしたが、昭和60年代頃からエイズ除けの祭りとして国際的にも有名になりました。

 

10. ファヤス (スペイン、バレンシア)

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スペイン・バレンシアで毎年恒例の火祭り「ファヤス(Las Fallas)」。祭りの期間中、市内の広場や通りは「ファヤ」と呼ばれる、話題の人物などを風刺した巨大な張子人形で飾られ、最終日に燃やされます。

 


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