日本ではありえない?フランスの電車で出くわす迷惑な人 6パターン

「フランスの電車のなかでは、日本のようにうたた寝ができない」

 日本でも電車でのマナーが問題になりますが、フランスの電車のなかは日本よりも数段ひどいです。フランス国鉄(SNCF)は4日、列車内のマナーの順守を促す「マナー警察官」を多く雇用していると伝えました。「マナー警察官」が必要なほどの電車はどういう状態なのでしょうか?そこで今回は、フランスの電車で出くわす迷惑な人のなかから、日本にはあまりいないタイプの人を6パターンご紹介します。ここに出てくるのは決して珍しい人たちではなく、かなり高い確率で出会ってしまう可能性のあるのもばかりです。フランスの電車に比べると、日本の電車はうたた寝ができるほど平和なことがわかります。


 

1. ピックポケット

これは迷惑!というか、犯罪です。パリの地下鉄の1番線は観光客が多いことで有名ですが、たまに窃盗を警告するアナウンスが流れます。「ただ今、スリが車両内にいます。乗客のみなさんは十分に注意して下さい」というアナウンスがされますが、それでもスリの被害にあう人が後を絶ちません。捕まえても捕まえても、未成年だからとか、国籍がないからという理由ですぐに釈放されてしまうという話を聞いたことがあります。結局は警察が取り締まったところで、イタチゴッコで終わってしまうそうです。パリの地下鉄に乗る際は持ち物に十分に注意して下さい。電車の乗り降りで気が散っている瞬間が一番狙われやすいですが、電車内でも常に持ち物に注意を配るようにしましょう。日本のようにおちおち眠っていられません。

 

2. 物乞い

日本の電車では絶対に見ないのが、電車内で物乞いをする人です。「私は仕事がなく、妻と3人の子どもに食べさせるものがありません。どうか少しお金を恵んでください。」というようなことを言う人によく出会います。一通りの演説を車両の中心で大きな声でした後で、乗客一人一人に声をかけていきます。なかにはカバンから財布を取り出してコインを恵んでいる人もいますが、乗客の大半が物乞いに目を合わせないように無視しています。電車のなかで物乞いをする人のなかには本当に生活に切羽詰まっている人もいるのでしょうが、車内がなんとも言えない嫌な雰囲気になってしまいます。

 

3. パフォーマンスをする人

物乞いはただ「お金を下さい」とお願いしに来る人ですが、電車内でパフォーマンスをしてお金を稼ごうとする人もいます。スピーカーを持ち込んで歌を歌ったり、楽器を演奏したりする人です。先に挙げた物乞い同様、パフォーマンスをした後に、乗客一人一人に声をかけて「お金を入れて下さい」とお願いしに来ます。なかには素晴らしいパフォーマンスをする人もいますが、聞くに堪えないひどいものだったりするときもあります。特に疲れて帰っているときや、体調が悪くて静かにしてほしい時などは、こういった大音量のパフォーマンスが耳に障ります。マイクやスピーカーを使ったパフォーマンスに比べると、携帯電話で話す人が何でもないように思えてしまいます。


 

4. 若者 vs 年配者

パリの地下鉄に限らず、フランスの電車のなかでは言い争いや喧嘩に出くわすことがあります。そういった喧嘩の大半が若者と年配者の喧嘩です。電車の中で大音量のスピーカーで音楽を流す若者がいたり、車両内に響き渡るような大きな声で話す(叫ぶ)人がいたり、電車の中でたばこを吸う人がいます。これに注意をする年配者と若者の間で言い合いになり、喧嘩に発展して、警察がきて収集がつかなくなることも。おそらく乗客の誰もがこういった迷惑行為にいら立っていますが、勇気をもって注意をすると面倒なことに巻き込まれてしまうので、ほとんどの人が無視をしています。迷惑行為をする若者と、それを注意する1人の大人と、大勢の傍観者…。これもまた嫌な雰囲気です。

 

5. におう人

これはしょうがないのかな…。夏になるとどうしても体臭のきつい人に出くわしてしまいます。また、体臭がきつくない場合でも、香水のにおいがきつい人がフランスには多いような気がします。電車のなかなどの密閉された空間では、「無臭」が一番だと思ってしまうのは私だけでしょうか。

 

6. ↓ こうやって改札を飛び越える人

日本ではありえない?フランスの電車で出くわす迷惑な人 6パターン

電車の中ではないですが、電車を降りて改札へ行くと、この写真のように改札をジャンプして飛び越える人がいます。パリの地下鉄の駅には日本のように改札口で監視する駅員さんがいません。そのため、不正乗車をする人が後を絶たないといいます。多い時では1つの改札を通り抜けるまでに、5人くらいジャンプして飛び越える人を目撃します。周りの目を気にせず、平気で改札を飛び越えていく人を見ると、何とも言えない不快な気持ちになってしまいます。


9 コメント

  1. パリ地下鉄の改札機のガードって日本みたいにちっちゃくなくて、身長ほどの高さがある「ドア」が多い。あれを飛び越えるとか、恥知らずってレベルじゃないから、茫然とするしかないね

  2. 馬鹿にしてるわけじゃないけど、確かに白人や黒人の男は体臭がきつい人が多い。
    色んな道具つかって体臭を抑えるのが常識になってるみたいだけど、ミックスされて余計にひどくなってる。

    食い物の影響なのか何なのかわからないけど、普通に見た目は清潔でも何かしらのキツイ臭いを漂わせている事が多いからな。
    日本人で臭い奴なんて、見るからに風呂に入ってないような不潔な奴や稀に居るワキガの奴ぐらいで、そこら辺にいる普通の奴は無臭だよね。
    日本に来た外国人が、スティック状のフレグランスみたいなのが売ってないと言ってたけど、日本人はそういうの必要ないから無いんだよな。

    メーカーは消臭スプレーみたいなの流行らせようとしてるけど、あれって大抵の奴が使ってみて「つけた方が余計臭いじゃん」って思ってやめてると思う。

  3. パリはどーか知らんけど海外の地下鉄は概ね車両が小さくて圧迫感があって息苦しい
    酷い場合は遊園地の乗り物並みに小さくて、日本人でも天井に手が届く
    そのせいで相互乗り入れとかまずやってないな、まあ乗り換えても路線が単純だから簡単なんだけど
    海外で手帳に挟んでる東京の路線図見せるとびっくりするよ

  4. やっぱり移民を受け入れるのは大反対
    日本だともっとやりたい放題になりそうだもの
    世界から孤立しようともこれだけは頑なに拒絶して欲しいわ。

  5. 4以外は全て体験。
    スリは電車内じゃなくて、改札から出口付近の地図案内の所だけど。
    バーを倒す改札で、飛び越える若者はかなり見た。
    物乞いは、スーパーの前にもいる。
    初めての海外で、海外生活で、カルチャーショックの連続だった。

  6. 日本と比べて日本を基準にすると偏見が生まれる。

    今まで知らなかった経験で視野も見識も広くなる。

    社会の背景を知らないまま、自分の知識だけで解釈するのは良くない。

  7. パリだけに限らず、ラテン系の国の地下鉄はどこもこんな感じだった。地下鉄に限ればマドリードもブエノスアイレスも、パリにそっくり。それを楽しんでしまえば良いし、そういう環境で暮らせば自然と慣れる。
    逆に東欧諸国の地下鉄は雰囲気が暗い。

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