
5月に入って、パリの街並みには観光客がどっと増えたなぁ~と感じます。これから夏にかけて、海外旅行を計画している人も少なくないのでは?
しかし、世界の有名な観光地にはたくさんの観光客が集まり、見学するにも長い行列に並んで待たされてしまうのが旅行の面倒なところ。できることなら行列を避けて、その分他の観光に時間をまわしたいですよね?
そこで今回は海外サイトより、世界の人気で有名な観光地への入場で長い行列をさけるテクニックをご紹介します。世界の有名な観光地20か所で、行列を避けるにはどうすればいいのでしょうか。
【ヨーロッパ】
・エッフェル塔(フランス、パリ)
行くべき理由:フランス、パリのシンボルマークと言えば、エッフェル塔。天気の良い日はパリと郊外がかなり遠くまで見渡せ、改めてきれいな街並みであると実感できること間違いなし。
営業時間: 6月~9月までは朝9時から深夜0時まで。その他の月は夜の11時まで。
テクニック: 朝9時の15分前にエッフェル塔支柱の南側に行く。そのまま階段で2階へ登る。エレベーター乗り場はいつも混雑しているので、階段を利用すること。2階フロアではさらに上の階へ行けるチケットが売られている。ここはいつも混雑しているが朝の10時前なら比較的空いているので待たされることがない。階段で登りたくないという人は、エレベーターチケットをインターネットで事前購入しておくといい。エッフェル塔は何より、一階で長い列があり待たされるので、ここを通過できる策を講じておくのがベスト。
注釈: 1年のうちで一番人が少ないのは10月。夏が終わったばかりで、気候も寒すぎず、クリスマス前の10月はねらい目だ。
ベルサイユ宮殿(フランス、パリ)
行くべき理由:間違いなく世界で最も豪奢な宮殿は一見の価値あり。鏡の間や噴水、庭園など、他では撮れない美しい写真がたくさん撮れるはず。
営業時間:季節によって異なるが、開園時間は朝の9時と決まっている。月曜日はやっていない。
テクニック:オンラインで予約しておくこと。毎年7月は花火と中世ヨーロッパのコスチュームを着た一般人が集まる夜があるので、事前にネットで調べておくといい。
注釈:人が比較的少ない夕方から訪れるのがベスト。
ルーブル美術館(フランス、パリ)
行くべき理由:世界三大美術館のひとつに数えられる美の殿堂。ヴィンチの『モナリザ』やミロのヴィーナス、サモトラケのニケなど西洋美術史を代表する傑作が収蔵されている。
営業時間:9am-6pm、水曜日と金曜日は9am-8pm
テクニック:水曜日と金曜日の遅い時間(5時頃)に行ってみよう。他の観光客が帰ろうとしている時間帯に行けば、モナリザの前の人ごみを避けられるかも。
注釈:パリ・ミュージアムパスがあれば、ルーブルはもちろんパリの人気の高い美術館でも窓口に行列せずにすぐ入場できる。
ウェストミンスター寺院(イギリス、ロンドン)
行くべき理由:王室行事の舞台となる教会として有名だが、国王の戴冠式が行われる場所としても、長い歴史がある。2011年4月には、ウィリアム王子のロイヤル・ウエディングが行われた。
営業時間:9:30~16:30(水~19:00、土~14:30、夏期の土~15:30)(最終入場は閉館1時間前、行事により閉館することも多いので要確認)
テクニック:ここに行くなら、絶対水曜日に行くのがおすすめ。きちんとリサーチをしたひとのみが水曜日の遅い時間から入場するようになっています。夕方4時くらいを目安に入場してみましょう。
注釈:内部は写真撮影できません。
ロンドン塔(イギリス、ロンドン)
行くべき理由:世界で最も行列が長い観光地とも言われているロンドン塔は、世界一大きいダイヤモンドや牢獄など見どころ満載。
営業時間:火曜日~土曜日は9am-4.30pm、日曜日と月曜日は10am-4.30pm
テクニック:ロンドンを観光するならロンドンパスを購入するべき。ロンドンの60以上の観光名所に行き放題になる。もちろん、どの観光名所でも入場前の行列に並ぶ必要がない。
注釈:ロンドン塔の衛兵隊であるヨーマン・ウォーダーズツアーにはぜひ参加すべき。
バチカン美術館(イタリア、バチカン市国)
行くべき理由:歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館。イタリアの美の最高傑作とも言われるこの美術館は一生のうちに一度は訪れたい場所のひとつ。
営業時間:9am-4pm、日曜日は休館
テクニック: 60日前になるとオンラインチケットが買えるので、混雑を避けるためにも購入しておこう。このチケットでは入場時間が定められ、料金は20€。当日買うよりも4ユーロ高い計算になるが、当日に美術館に行って長い長い行列を目にしたら、事前購入していたことに感謝するだろう。
注釈:システィーナ礼拝堂には比較的人が少ない閉館時間の一時間前に行ってみよう。
サン・マルコ大聖堂(イタリア、ヴェネツィア)
行くべき理由:ベネチアに行ったら必ず行くべき大聖堂。中に入るとその豪華さに圧倒されるはず。
営業時間: 9.45am-4.45pm。日曜日は 2pm-5pm.
テクニック: 早い時間に行くこと。夏季にサンマルコ大聖堂へ行こうと計画している人はオンライン予約をしておくといい。2ユーロ払わなければいけないが、入場の10分前にも予約でき、外で45分も待つ必要がないのでいい。
注釈:荷物の持ち込みが禁止されている。長い間待たされたあとに入り口で手荷物預かり所で預けてくるように言われます。入り口で並ばず、最初に手荷物預かり所へ行って預かり札を貰って来れば、並ばずに入れるかも?
アカデミア美術館(イタリア、フィレンツェ)
行くべき理由:ミケランジェロ広場やシニョーリア広場にあるミケランジェロの代表作のひとつ『ダヴィデ像』のオリジナルを収蔵。ほかに13~16世紀に活躍したフィレンツェ派の絵画や彫刻、祭壇画(イコン)などのコレクションも豊富。
営業時間:8:15~18:50(7~9月は~22:00の開館延長の場合あり)
テクニック:チケットは早めにあらかじめ予約しておくとGOOD。オンライン予約の画面では訪問時間を選べるようになっているが、バスツアー客と重ならない早めの時間帯がおすすめ。夏のバカンスシーズンはできるだけ避けよう。5月は案外、人が少ない。
注釈:アメリカのサマースクールホリデーと重なると、美術大学に通う学生旅行者が多いので、避けた方が良さそうだ。
バルセロナ(スペイン、バロセロナ)
行くべき理由:バルセロナの開けた通路や鉄格子模様の道路を徒歩で観光すれば、ローマ時代の遺跡から中世の都市へ、さらには近代都市へと旅するまたとない機会を得ることができる。
営業時間:遅くまで明るい
テクニック:バルセロナのベストシーズンは冬。バルセロナの地元の人で活気溢れる時期だそうだ。この時期のバルセロナは静かすぎず、かといって観光客であふれるわけでもない。
注釈:イギリス人観光客が多いので、イギリスの休暇をチェックして人ごみを避けよう。
【アジア】
タージ・マハル(インド、アーグラ)
行くべき理由:インドに行ったら必ず行っておくべき場所。1631年に死去したムムターズ・マハルのため建設した総大理石の墓。大理石の輝きと、空気のかすみ具合がとても幻想的。
営業時間: 日の出から日の入りまで(金曜日はやっていない)。満月の夜の観光は8.30pm~12.30am 、前後2日日間で観光できる。
テクニック: 日の出時間に合わせて行くと混雑も避けられ、早朝のうっとりするような美しい景色も見られて一石二鳥。
注釈: 信用のおけるガイドさんを選ぶこと。夜の鑑賞は治安の関係から避けた方が良い。夜のタージマハルは近くのホテルから観るにとどめておく。
アンコールワット (カンボジア、シェムリアップ)
行くべき理由:スーリヤヴァルマン2世によって建立された石造寺院。トリップアドバイザーによる「日本人が行ってよかったと思う旅行先」の第1位の観光地だ。
営業時間:5am-6pm
テクニック:ハイシーズンは11月から3月まで。10月末は観光客が比較的少ない。多くの観光客が寺院で日の出を鑑賞し、朝食を摂るためにそのままホテルへ戻る。おすすめはピクニックの用意をして、寺院で朝ごはんを食べること。9時ごろまでは混雑しないでゆっくりできるだろう。
注釈:ランチタイムも比較的人が少ないのでおすすめ。
万里の長城(中国、北京市)
行くべき理由:これぞ中国。人生でやはり一度は行きたい絶景です。ユネスコの世界遺産に登録され、新世界七不思議にも選ばれている有名な観光地。
営業時間:最も有名な八達嶺長城は6.40am-6.30pmまで
テクニック:中国人観光客がとても多い場所なので、中国の祝日は避けるべき。5月と10月の最初の週は中国での休暇日なので、この日も避けるべし。
注釈:北京の冬はとても寒いので、逆に言えば冬は人ごみを避けれる。
【北米】
マジック・キングダム(アメリカ、フロリダ)
行くべき理由:ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある4つのディズニーパークの内の1つ。アトラクションの数も多く、東京ディズニーランドより待たされずに乗ることができる。
営業時間:9am-11pm、祝日は営業時間が短くなることもある。
テクニック:アメリカの祝日にかけて行くといい。感謝祭とクリスマスの2週間前は比較的人が少ない。大晦日の次の週も少ない。いつも人が多いが、時間帯は朝の11時から昼の3時が一番混雑する。
注釈:花火の時間に人気アトラクションに並ぶと、ほぼ並ばなくて済む。
グランド・キャニオン (アメリカ、アリゾナ)
行くべき理由:自然の力や美しい造形美をまじまじと感じることのできる、世界一有名な峡谷。こんなに圧倒される風景に出会ったのは初めてという声も多く、旅行者を確実に満足させる素晴らしい景色が見られる場所だ。
営業時間:北側は5月15日~10月15日まで。南側は1年中
テクニック:特に夏は南側を訪れるべし。グランドキャニオンの観光客の90%は南側に行くので、他の観光客を避けたい人は北側へ行った方が良いが、北と南では運転時間が同じグランドキャニオンでも大きく違う。
注釈:5月から11月には北と南に行くバスシャトルが運行する。4~5時間のバストリップを是非利用してみよう。
スミソニアン博物館(アメリカ、ワシントンDC)
行くべき理由:世界最大の博物館群である、スミソニアン協会。アメリカの首都ワシントンDCにあり、地球上のさまざまなおタカラを所蔵する、まるでテーマパークのような博物館たちだ。映画『ナイト ミュージアム2』の舞台になった。
営業時間:10am-5:30pm、クリスマスは休み
テクニック:学校の授業時間の後、放課後に行ってみよう。学校による博物館見学は大体正午から昼の3時まで。しかし、スミソニアン博物館は世界で一番人が多い博物館なので、事前に何を見たいのかチェックしておくといい。
注釈:無料で入場できる。
ナイアガラの滝(カナダ、オンタリオ)
行くべき理由:水量、景観、迫力で世界一とも言われるナイアガラの滝。豊富な水力資源と景観の美しさで知られる。迫力のある自然美を鑑賞できる世界有数のスポットだ。
営業時間:冬季にはやっていないサービスもある
テクニック:Goat Island,とThree Sisters Islands、Luna Islandは最も人が少ない場所。人ごみを避けたいのなら夏はやめた方が良い。カナダで毎年開催されるThe Winter Festival of Lightsに合わせて行けば、カナダで一番大きいイルミネーションも鑑賞できて一石二鳥。
注釈:エンバシー・スイーツホテルの9階にあるステーキハウスとバーから見えるナイアガラの滝はとても美しく、穴場スポット
【その他】
ウルル (オーストラリア)
行くべき理由:オーストラリア大陸にある世界で2番目に大きい一枚岩。とにかくスケールの大きい情景はオーストリアならでは!
営業時間:ウルルカタ ジュタ ナショナルパークは毎日7am-6pm
テクニック:6月から8月がピークシーズン。暑さに弱い人は3月から6月までのショルダーシーズンに訪れると良し。ウルルの目的地には日の出前に到着できるように計画すれば、朝ごはんをピクニックしながら食べれていい。
注釈:地元の先住民がしているツアーに予約すること
ギザの大ピラミッド(エジプト、カイロ)
行くべき理由:ピラミッド建築の頂点とされる「クフ王のピラミッド」。世界の七不思議で唯一現存する建造物である。観光客はその大きさに圧巻する。
営業時間:朝7時から夜7時まで。ラマダーンの時は短い。
テクニック:ピラミッド内を回りたい人は早い時間がおすすめ。チケットの数は限られており、基本的には早い者勝ちだ。
注釈:呼び込みに注意。事前にインターネットで現地のスリや騙しなどの情報を集めておくこと。基本的には呼び込みの言うことは相手にしない。
グランドバザール(トルコ、イスタンブール)
行くべき理由:1400年ごろからあると言われているトルコのグランドバザールは、世界で最も大きく、最も古いマーケットだ。広さ30,700平方メートルで、66の街路、4000の店舗がある。宝石類、陶器、香辛料、絨毯類を扱う業者が、業種ごとに同じ街路に集中して出店している。
営業時間:9時から7時、日曜閉店
テクニック:早めに行って、メインの店を10時までに回ってみる。人が多くなってきたら、観光客向けではないストリートへ移動。地元でしか味わえないローカルな体験ができるはずだ。
注釈:地元の人が通うような小さなケバブ屋さんを見つけてみよう。
マチュピチュ(ペルー、アグアスカリエンテス)
行くべき理由:行きたい世界遺産第一位にもあげられるマチュピチュ。多くの謎に包まれた“空中都市”. 尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上にある。
営業時間:6am-5pm 。6pm-1amの間でナイトツアーを行う旅行会社もある。
テクニック:余裕をもって二日間じっくり時間をとるべき。Huayna Picchuは一日400人しか入場できないため、早めの予約が必要。午前中は人がいっぱいで見るのも大変だが、午後からは人も多くなく、2時間くらいでゆっくりとしたペースで遺跡全体を見ることができる。
注釈:荷物は少なめ、水と酸素は持っていった方がいい。