私はこのブログを書いていると、日本sageで海外が大好きな人だと勘違いされることが多いですが、実際はそんなことはありません。本音を言うと、住んでいる国フランスに対する不満のほうがずっとずっと大きいぐらいです。何でも日本と比べているつもりはないですが、フランス生活で不便に思うことや不満があると、「これだからフランス(人)は嫌だ!」、「日本だったらこんなのありえない!」とついつい愚痴をこぼしてしまいます。

言葉の壁、文化の違い、慣れない気候の変化など、自分でも意識しないところでストレスがたまって、心が疲れ切ってしまい、いつの間にか愚痴ばかり言う「グチおばさん」になってしまっていることもしばしばです。しかし、自分の住んでいる国の悪いところばかりをあげて、不平不満を並べたところで仕方がないなと思います。愚痴るよりも、心がネガティブになってしまったら、どうにかポジティブにもっていく術を身につけておくべきです。


そこで今回は、住んでいる国に対しての愚痴がとまらなくなってしまったときに有効な「心をポジティブシンキングにスイッチする方法」を5つご紹介します。自分の住んでいる国のここが嫌だ、あそこが嫌いと不満をこぼしてしまっている海外在住者の方はぜひ実践してみて下さい。

 

1. 日光を浴びる

心が塞ぎがちになっているときこそ、日光を浴びましょう。“幸せホルモン”と言われるセロトニンは、光を浴びることで分泌が促されます。日照時間の少ない北欧人が積極的に日光浴をするのは、心のメンテナンスでもあるわけです。私も実際、気分が落ち込んでしまったときはできるだけ太陽に当たって散歩したり、読書したりするようにしています。すぐに心がスカッと晴れるほどの効果はありませんが、何となく気持ちが落ち着いてくるはずです。

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2. そこでしか味わえない美味しいものを食べる

海外生活でネガティブになってしまっているときは、その国の嫌なところにばかり目がいってしまいます。「ここがいやだ」、「あそこもいやだ」と不平不満を並べたくなったら、その国でしか味わえない美味しいものを食べるようにしましょう。美味しいものを食べると自然と元気がでてきます。さらにその土地のおいしいものを食べることで、その土地のポジティブな面に目を向けることができます。「元気がないから食べない。食べないから元気も出ない」という悪循環に陥らないように!心から感動するようなおいしいものをリサーチして食べに行ってみるといいです。

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3. 「自分は自分」と言い聞かせる

このブログを通して、海外在住者の方から様々な相談を受けます。そのなかでも多いのが「周りの人や環境に合わせられない」という悩みです。しかし実際のところ、話を詳しく聞いてみると、本人を苦しめているのは「合わせられない現状」ではなく、「合わせなければいけないのに気持ちと行動が追い付かない」という自責の念です。周りに合わせなくちゃ!と自分で自分にプレッシャーをかけている状態が苦しく、うまくいかなかった時の自分を責めることが辛いのです。

そんなときは、「自分は自分」だと言い聞かせてみて下さい。ストイックにならなくても大丈夫です。「環境になれなくてもいいや!」と開き直ってみて、周りに無理して合わせる必要はないと考えてみると気持ちが楽になるはずです。

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4. 旅行ガイドブックを見てみる

海外生活に疲れきったあなたへ「現地国の愚痴」をやめる5つの方法 毎日重い曇り空のパリの天気がや自分勝手で冷たいパリジャンに嫌気がさしていたある日、友人から日本の旅行会社が発行した「パリの旅行ガイドブック」を借りたことがあります。

パリの旅行ガイドを見て、私は衝撃を受けました。本の見出しには「パリっ子に人気のパティスリー」、「パリに行くなら絶対に行っておきたいショッピングスポット」、「地元の人しか知らないパリの必見!穴場レストラン」などの文字が並び、写真とともにパリの素晴らしいところを紹介してありました。それまでパリのネガティブな面しか見ていなかった私は、パリにはこんなに楽しめることがあるのか!と感心したのを覚えています。見方を1つ変えるだけで、あなたの世界が違って見えてきます。そのきっかけとなるアイテムが旅行ガイドブックです。

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5. 日本にはない「良いところ」を箇条書きにしてみる

手帳やノートに「私の住んでいる国の良いところ」や「好きなところ」を箇条書きにして書いてみてください。いくら日本の方が良いと思っても、どんな国でも日本にはない素晴らしいところが必ずあるはずです。それを書きながら見つけてみてください。箇条書きにしたものを眺めてみると、嫌なところしかないと思えていた場所でも「案外悪くないかも…」と思えるようになります。

日本はいい国ですが、完璧ではありません。あなたの住んでいる国も同じで、完璧ではないのです。しかし、どんなに嫌だ嫌だと思っても、本当に「嫌なところしかない国」というのはないと私は思います。

ポジティブに生きるか、ネガティブに生きるかは自分次第です。問題はどこに目を向けようと意識するかだと思います。

 


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