もうすぐ楽しいたのしいクリスマス。日本では仕事が終わって、家族や友人とKFCやクリスマスショートケーキを食べながら祝う地味なイベントですが、クリスマスの本場のアメリカやヨーロッパでは一年で一番大切な一大イベントです。海外在住の日本人妻はプレゼントの用意やパーティーの準備でこの時期は大忙しですが、海外のクリスマスにストレスを感じる人も少なくないようです。

そこで今回は、海外在住の日本人妻たちによる「現地クリスマスの苦労話や愚痴」を集めてみました。筆者も海外在住日本人妻のひとりですが、ここに挙げられた不満は本当に“あるある”で納得できるものが多いです。クリスマスが“クルシミマス”に感じてしまう海外在住妻の方は必見です。


 

1.プレゼント選びが面倒

海外在住妻のクリスマス時期の一番の苦しみはやはりプレゼント選び。買い物客でごった返すクリスマス商戦まっただ中のモールで家族全員分のプレゼントを買うだけでも、どっと疲れます。毎年違うものをプレゼントするのもなかなか難しいものです。値段も高すぎず、安過ぎないものを選び、家族の他のメンバーとかぶらないようにしなければなりません。

今年はプレゼントを買いに家族で4回も買い物に行きました。  子供達のおもちゃは、携帯にリクエストのメールが来て、それを見て買えばいいのでまだ楽ですが、問題は大人。去年と同じじゃダメ、小物じゃダメ、家で使う物でははくてそれぞれに贈りたいなど、主人の希望もあるので、手伝うしかありません。(わたしも…さん)

クリスマスって夢があって、きれいで、昔は大好きなイベントだったのに、あのプレゼント攻撃のせいで大嫌いになりました。アメリカではプレゼントの中身よりも、量に意味があるような気がします。(ベーグルさん)

「プレゼント交換をやめるのを提案すればいい」と思いつき、何年か前に夫を通して義母に提案してみました。見事に却下です。しかも泣かれました。義母いわく、「クリスマスは私の唯一の楽しみなのに、それを私から取り上げるつもり??プレゼントを買って何がいけないの!?」とのこと。(涙) (ちーちゃんさん)

 

2.もらって困るプレゼント

プレゼントはあげるのに一苦労、もらっても一苦労です。なかには貰ったけど使わなかったものをネットオークションで売るという人もいます。筆者も毎年旦那の家族から様々なものを頂きますが、なかには「いらないもの」も多く、置き場所に困ってしまいます。やはり、贈り物というのは難しいものです…。

義理の母が毎年大量の服や化粧品、装飾品をくれるのですが、趣味に合わない服で出歩くのは嫌ですし、家の中も自分の趣味でまとめたい。かといって、捨てるのは気が引く・・・と、結局2-3年タンスの肥やしにした後に、ポイというパターンがほとんどです。(gontanさん)

 

3.ラッピングも面倒

日本ではお店でプレゼントを買った時にプレゼント用に包装をしてもらえますが、海外では自分で包装紙を買って、自分で包装するのが一般的。買ったプレゼントをひとつひとつ丁寧に包装するだけでも1日がかりです。

日本の「無駄遣い」に対するアレルギー反応が何年たっても起こるのは包装紙!夫は高品質な包装紙を使いたがるんです。私は「なんで?一瞬のことなのに。お金ももったいない」派です。いつも包装が終わる頃、ぐったりです。

姑が私を頼りにしている、ギフトラッピングは壮絶なものがありました。50個以上のギフトをラッピングしました。「今年も包みました!」って感じです。四角いものだけじゃないし、家族へのギフトだけでもないので、気を使ったり頭を使ったりテクを使ったりでもう大変です。(はなこさん)


 

4.クリスマスディナーが苦しい

国際結婚は辛いよ…海外在住日本人妻のクリスマスの苦労、愚痴まとめ

家族で集まって食べるクリスマスのディナー。これもなかなかの強者です。親戚に作ってもらっている人も自分で作る人も、大変です。筆者も毎年胃薬持参でクリスマスディナーに挑んでいます。

ワタシは肉があんまり好きではなく、ベジタリアン傾向の食生活を送っています。 米国人のオットとその家族(義母は英国人・義父は米国人)は、肉が大好き。毎年ホリデーシーズンになると、「食べたくない」とは申し訳なくて言えなくて、かなり無理してターキーを食べてます。(ねえねえさん)

ありえないのが料理の内容。これでもかってくらい超ヘビーなクリーム、チーズ系ソースてんこ盛りの料理、激甘系ドレッシングのサラダ、デザートなど。アジア系料理大好きな私には作るのもしんどいです。(にゃんこ2匹さん)

ターキー、ビーフ、ハム、ダック(一人半羽づつ)、クリスマスプディング、酒酒酒・・・つらかった。サラダがないのは本当につらい。毎日胃薬飲み続けました。いまだに食後は胸焼けが続いてます。日本の正月が恋しいです。(Tom Catさん)

 

5.プレゼントのリクエストが図々しい

「ほしいものをほしい」と口に出して主張する欧米人。当然、クリスマスプレゼントのリクエストもします。日本人から見ると、図々しく感じて嫌気がさしてしまいます。

義理の弟の元奥さんが、自分と自分の子供たちのために「これとこれが欲しい、このリストの中から選んでくれ、あ、領収書も必ず付けること。忘れないでね」なんて平気でメールを回して来る。義理の父母も「何が欲しい?」とは聞いてくれるものの、自分たちが欲しいものも、きっちりと要求する。(マックminiさん)

毎年いろいろ要求してくる姉、そして彼女から毎年送ってくるのは自分の古着や飽きたポスター、早く言えば要らなくなったもののリサイクル、この姉には私は何も買いませんが夫は相変わらずリクエストに答えている様子。気に入ったものが欲しいからギフト券を要求してくる兄にも唖然。(same hereさん)

 

6.返品、交換当たり前

せっかく選んであげたプレゼントでも、相手に喜んでもらえなかったら返品や交換は当たり前。特にアメリカではレシートの他にギフト用レシートがあり、これをクリスマス後に持っていけば返品や交換ができる仕組みになっています。店によってはレシート不要の店もあるそうです。毎年、クリスマス後には返品受付カウンターには長蛇の列ができるといいます。

数年前のことですが、夫が兄にセーターをプレゼント、それも兄が自分で選んでリクエスト、それなのに私が夫にあげたセーターのほうを気に入ってしまいトレードの要求、それに応じた夫には悲しくなりました。(same hereさん)

欧州の某個人商店でバイトしています。毎日一人二人はクリスマスプレゼントが気に入らず交換に来る人がいます。たいていご主人からのプレゼントですね。(某店員さん)

 

おわりに

海外在住日本人妻の皆さんはクリスマスにそれなりの苦労をしているようです。この時期に憂鬱な気分になるという人も多いですが、幸いなことにクリスマスは1年に1回です。12月だけは家族孝行と割り切って前向きにやっていきましょう!(笑)

 参照:発言小町

 


5 コメント

    • 本当に!在米20年以上ですが、そういう人たちに会ったことありません。
      コメントしてる人って、
      そういうずうずうしい人間ばっかりの家に嫁いだ・・・ってことなんでしょうか?
      それとも、それこそ
      「日本人はカネ持ちだから、なんでも要求していい」
      って思われてるってことかな?
      と、疑問です・・・。

  1. 英、米のクリスマスと違ってフランスのクリスマスはずっと地味目です。ターキーも鶏肉も食べません。
    生牡蠣とフォアグラ主流で上等なシャンパーニュと高級ワインを楽しみます。勿論、家庭によって違いますが…ジビエを食べます。

    1999年のクリスマスから大晦日(Reveillon)、正月は大変でした。クリスマス前の20日頃から2000年の正月5日頃まで毎日何処かの友人宅でパーティー。
    さすがに、二週間ぶっとうしで生牡蠣とフォアグラには閉口しました。

  2. いらないものあげてクローゼットの肥やしやオークションに出されるよか良いと思うんだけどな?
    しかしビリビリに破いて開けるとか聞く包装を懇切丁寧に包む作業とかつら・・・

  3. 私の場合、プレゼント選びはそんなに大変では無いです。一番キツイのは親戚一同が会するディナーそのものではないでしょうか。。アメリカのクリスマスは日本の盆正月みたいなものなので、親戚が集まる場です。主人の家族はクリスマスに限らず、Thanksgiving でも何でも集まりますが・・

    言葉も自由にならないのに、家族にしか分からないヒストリーみたいなもので盛り上がられた日には、ただニコニコ笑って時間が過ぎるのを待つだけです。毎年この時期は特に憂鬱です。

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