日本とは全然違う!海外の国際結婚式を挙げる前に知っておきたかったこと10

私事ですが、昨年フランスで結婚式を挙げました。

私たちは結婚してフランスに来て7年ということもあり、また旦那の家族のほうが人数が多く、フランスでできた友人のほうが多いため、フランスで式を挙げることにしました。

国際結婚と言うと、日本と外国の両方で挙げる人もいるようですが(実際周りのフランス人にも「日本での結婚式も楽しみにしているよ!」と言われる)、フランスでの式の準備に燃え尽きた今となっては、日本の結婚式はしなくてもいい、いやむしろ、もうしたくないですw。

それぐらい、フランスでの結婚式は体力的にも精神的にも、非常に疲れました。これほど精根尽きたことは今までの人生でなかったのではないか、というくらい大変でした。

では、何がそんなに大変だったのか?そこで今回は、これから国際結婚式を海外で挙げる人に伝えたい「私が国際結婚式を挙げる前に知っておきたかった10のこと」を紹介します。これは、フランスで式を挙げるカップルのほんの一例にすぎませんが、これから式を挙げる人の参考になればと思います。

(私たちの挙げた結婚式の概要)

  • 場所 ・・・パリからTGV(新幹線)で3時間ほどの地方都市
  • 招待客の数 ・・・150人
  • 挙式の場所 ・・・カトリック大聖堂
  • 市役所での挙式はなし
  • 披露宴会場 ・・・シャトー(王族や貴族の住居。 田舎にある、大きくて美しい やかた。)
  • かかった費用 ・・・300万~400万円程度
  • お祝い金総額 ・・・100万円程度
  • 日本からの招待客 ・・・両親、弟、友人3人+子ども1人=全部で7人
  • 挙式15時、披露宴カクテル18時、披露宴ディナー20時~、朝7時まで

1全て自分で手配する

海外での現地の人たちが挙げる結婚式と、日本で言う「海外挙式」は全くの別物です。日本の場合は、プランナーさんがいて、会場選びから引き出物、当日の流れの打ち合わせなどを全て引き受けてくれますが、フランスでの結婚式はプランナーさんがいないケースがほとんどです。

もちろんフランスにもウェディングプランナーという職業はありますが、フランス人はあまりプランナーを利用しないので、この職自体があまり発展していません。フランス人の仕事の適当っぷりを考慮し、プランナーを頼んだところでお金の無駄になると判断して、プランナーは頼まないことにしました。

プランナーがいないということは、全て自分で手配しなければいけないということです。会場選びの段階から、会場一つ一つに電話をしてアポイントを取ります。料理のケータリング会社選びや、ドレス選び、メイクさん選び、美容院選び、司会者(DJ)選び、飾りつけ選び、花屋選び…。これらすべてを、別々にアポを取って、それぞれに細かく指示をしなければなりません。これだけで、膨大な仕事量です。

さらに私たちの場合は居住地がパリ、結婚式が地方だったので、その分スケジュール管理や連絡が難しかったです。フランスで結婚式を挙げる場合は、何といっても「手配」に一苦労です。ここは、最初に覚悟しておきましょう。

2結婚費用はどっち持ち?

アメリカは伝統的に花嫁の親が結婚資金を出すという伝統があるようですが、フランスの場合は親同士が話し合って費用を出し合うというのが一般的です。フランス人の親と日本の親はコミュニケーションがとれませんから、当然私が間に入って話をすることになります。

招待客のほとんどがフランス人だったので、旦那の親が費用のほとんどを手伝ってくれましたが、やはり日本人の親がどれほど手伝うつもりなのかを気にしているようでした。にもかかわらず、私の父親は最後の最後まではっきりと手伝うつもりでいるのか意思表示すらしてくれなかったので、フランス人と日本の親の間に挟まれて非常に窮屈な思いをしました

結果的に、結婚式の1カ月後になって私の父親からお祝いと一緒に結婚費用送られてきたのですが、これまでの間(1年以上)に、何度もフランスの親に「お祝いはもらっている」と嘘をつかなければならず、とても肩身の狭い思いをしました。国際結婚の場合は、結婚費用をどちらの親がいくら手伝うのかで揉めることがあるかもしれません。

3教会での挙式手続きは面倒

フランスの教会で結婚式を挙げる場合は、その手続きや準備に非常に時間がかかります。挙式の半年前から準備は始まり、提出する書類の量も多いです。その後、結婚予定カップル6組でなされる『結婚準備講座』が4回神父と2対1で聖書を学ぶ『聖書講座』が3回ありました。講座は平日の夜8時から11時くらいまででした。

これに必ず参加し、神父から許可がでたカップルしか教会で結婚することはできません。私の場合、教会の挙式の手続きや準備講座がどういうものなのか全く知らなかったので、驚くことが多かったです(詳しくは、フランス教会での結婚式前に行われる「結婚講座」の内容が凄いを参照)。

4日本人のおもてなしはほどほどに

日本から家族や友人が来るとなると、当然同時に観光を組むことになるのですが、これもほどほどにしておけばよかったと後から思いました。私の場合、結婚式の1週間前に両親と弟、1週間後に友人というように優先順位をつけてわけていたのですが、結婚式前の両親の観光に付き合うのが非常に疲れました

両親を迎えることばかりに意識がいってしまい、肝心の結婚式の準備が直前になっておろそかになってしまいました。さらに父親が結婚式前日になって、靴がない、スーツのサイズが小さすぎるということが判明し、これでさらに精神的にどっと疲れ、ストレスがピークに達し、結婚式前の1週間は毎日ほとんど寝られませんでした。

基本的に、日本からくる家族は、フランスのことはわからないから「全部おまかせ」というスタンスでやってきます。全ての家族がそうなるというわけではありませんが、私の場合は頼りになるどころか、はっきり言って負担でしかありませんでした。

5予定通りにいかない

何もかもが予定していた通りにはなりませんでした。例えば、当日になってネイルが割れたり、ドレスを着つけるのに思いのほか時間がかかったり。結婚式前日には、日本語とフランス語の通訳をしてしゃべりすぎたせいで声がガラガラになり、当日はオネエのようなカマ声になってしまいました。

さらに、日本の結婚式は前もって一通りのリハーサルがあるようですが、フランスは全てがぶっつけ本番です。かなり細かいところまで打ち合わせをしておく必要があるのはもちろん、当日は時間にかなり余裕をもっておいたほうが良いです。「これだと準備時間が長すぎるかな?」くらいがちょうどいいと思います。

6新郎新婦がもてなす→余興準備が大変!

日本の結婚式は「招待客が新郎新婦を祝うための会」という要素がとても強いですが、欧米の結婚式はどちらかというと、「新郎新婦が招待客をもてなす」という意味合いが強いです。

そのため、新郎新婦が自分で用意する余興が重要です。例えばフランスでは、ouverture de valという新郎新婦がダンスをする余興が伝統となっており、ダンスの練習を何カ月も前から始めます。私たちも結婚式の3か月前から結婚式用のワルツを教えてくれるダンススクールに通い、毎晩遅くまで練習しました。

そんな努力の甲斐あって招待客にはとても喜んでもらい、その後のダンスも非常に盛り上がりましたが、やっぱり準備は大変でした。

7当日のギリギリまで細かく打ち合わせすべし

行き当たりばったりでテキトーなフランス人と仕事をする場合は、何度も進捗状況を確認し、細かく打ち合わせしなければならない…。長いフランス生活の間で、このことは理解していたつもりですが、決めるべきことが膨大な結婚式の準備ではついつい、一度言ったことは伝わっているだろうと思い、当日の打ち合わせを省きました。するとやはり、頼んでいたことは伝わりません。

例えば、結婚式の2か月前に司会者(DJ)と当日の流れについて打ち合わせをしました(それ以降は当日まで一度も会っていない)。私が両親の手紙を読むことになっていたので、「これは日本の結婚式の伝統だ」と一言説明を入れてもらうように頼んでいました。この説明がないと、会場にいるフランス人はなぜ新婦だけが手紙を読むのかと不思議がると思ったからです。

しかし、やはり当日には丸っきり忘れていたようで、この説明はされませんでした。他にも、当日に「こう言っておけばよかった」という細かいことがありますが、本当に大切なことは当日のギリギリにもう一度確認したほうがいいでしょう。

8化粧&ヘアが崩れる、崩れる…

フランスの結婚式は日本の結婚式と違って、とがにかく時間長いです。朝の9時頃にしたへアメイクは、次の日の朝7時まで持ってくれません。しかも、フランスの結婚式はダンスなどで体を動かし汗だくになるので、夜の9時くらいには化粧もハゲハゲ、髪は崩れまくってしまいます(招待客全員ですがw)。

ディナーの前にお色直しを一度してもらうように頼んでいましたが、結婚式の写真を見ると、それだけでは足りないほど化粧と髪の毛が崩れていました。もしもう一度結婚式ができるなら、当日にさっと手鏡を見て、化粧&ヘア直しができるような道具を事前にそろえておくと思います。化粧&ヘア直しの準備をしておくといいでしょう。

9写真ショットは具体的に指定せよ

プロの出来上がった写真を見てみて、もっと具体的にこういう写真をお願いしておけばよかったと思いました。私も旦那も写真に関してはこだわりが強いので、プロの写真を見返して、「この角度のほうが綺麗だったのに」、「照明を消してフラッシュなしで撮ってほしかった」などの要望があとから出てきました。

結婚式前は他の準備で忙しく、そこまで気が回らなかったのですが、式前にこういう写真をこういう角度で、こういう照明で撮ってほしいというリストを作っておけば良かったと思います。

10とにかく周りの人に協力してもらうこと!

ここまで読んでわかるように、フランスで結婚式を挙げる場合は本当に準備が煩雑で、大変です。新郎新婦の二人だけで全ての準備をするのは、招待客が100人以上の場合、ほぼ不可能だと思います。なので、自分たちの準備に協力していくれる人が必要です。

私たちの場合は、旦那の姉弟がずいぶん前から一生懸命用意をしてくれたおかげで、かなり楽になりました。前日&当日に色んなハプニングはありましたが、多くの招待客に「今まで行ったどの結婚式よりも素晴らしかった」と褒められたのも、旦那の姉弟のおかげだと思います。彼らには本当に心から感謝しています。また、結婚式のおかげで、彼らとの絆が深まったと感じて、嬉しいです。

準備が大変だからこそ、新郎新婦だけで仕事を抱え込まず、周りを巻き込んで協力してもらうことが成功へのキーとなるように思います。みんなを参加させ、みんなでいい結婚式を作りましょう。

 

まとめ

反省点: 完璧を目指し過ぎた…

フランスでの結婚式を何もかも完璧にすることはできないのだと、結婚式をした後に気が付きました。直前になってハプニングがあると精神的に参りますが、それでもたかだか結婚式。

何事も広い心で、おおらかに対処していくことが大切だなぁ…と、この国で生活して7年になる筆者は、改めて思い知らされました。

 

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