海外かぶれ事情|フランス生活が長くなると驚く!日本人的な感覚5つ

唐突だが、筆者は海外かぶれである。

フランス人と結婚し、フランスで生活してかれこれ8年。気をつけていても、日本に帰れば「フランスでは~」と頼まれてもいないのに説明しちゃうし、イラッとしたときなんか思わず「メールド!」と言ってしまう。日本の友人からするとウザいことこの上ないのだろうが、この土地でこれからも生活し、骨をうずめる覚悟でいるのだから、ある程度はナイズドしてしまうのも無理のない話だと思う。日本に住む日本人にどう思われるかなど気にしてはいられないし、より自分たちの生活に影響力のある周りの人=フランス在住者からどう思われるかを重要視するようになるのは仕方ないことだろう。

しかし、あまりに海外生活が長くなり、海外かぶれが進行してしまうと、たまに日本在住日本人と話しているとギャップが生じて、ギョッと驚くことがある。そこで今回は、筆者のようなウザさ満点?の海外かぶれが日本人と話していて感じてしまうギャップを5つ紹介しようと思う。あなたはこれらの日本人的な感覚についてどう思うだろうか。


1「海外」に対する偏見

海外、外国、外国人、国際結婚する人など、「海外」に関するものに対して一定の凝り固まったイメージを持っている人がたまにいて驚くことがある。日本人はこうで、外国人は~のように決めつけて、日本人と外国人を全く別物のように語ったりするのを聞くと、何となくギャップを感じてしまう。これは何も日本人だけに限った特徴ではないかもしれないが、日本と外国の間を行き来している感覚の在住者にはギョッとする。

他にも、国際結婚して海外に住む人に対して「外国人になったつもりでいる」と揶揄する人がいるが、これも正直意味が分からない。そもそも外人を「あっちの世界の人=自分とは別のカテゴリの人間」と見ていないし、相手が日本人だからといって「自分と同じ」とは思わない。白人・黒人だから「自分とは違う」という意識・感覚がない

日本人のなかでも、海外や外国(人)に対する距離感が遠い人とギャップを感じてしまうのは、海外在住者にはあるあるだと思う。

2「日本語だけで全て情報が入る」という意見

英語を学ぶ必要はあるのか?という議論になった時に、こう発言する人が必ずいる。だが、この意見にはどうしても賛同できない。確かに今の時代、海外のあらゆるものが日本語に翻訳され、外国語を学ぶ意味がないような気がしてしまうのも無理はない。

しかし、日本語だけで”全て”の情報が何でも手に入るというのは絶対に違う。世の中に出回っている情報のなかで「日本語で書かれたもの」というのは本当にごくわずかだからだ。例えば、インターネットにおける言語の使用の割合を見てみると、全ネット人口に対する割合では英語が28.6%日本語が3.9%。実に日本語の約7倍の情報が、今日もネット上で繰り広げられているわけだ。インターネット以外でも、書物や雑誌、映画、テレビ番組などを加えたらさらにこの差は大きくなるだろう。

さらに、日本語に翻訳されたものというのは常に「誰かのフィルター」を通した情報だと言うことも忘れてはいけない。

日本語で”必要”な情報は手に入るのかもしれないが、国際スタンダードでみたときに情報に強いかといえば話は別である。

32週間の休みすら取れない

筆者に子どもが生まれ、「フランスに遊びにおいでよ」と実弟に言ったら、「去年もフランスに行ったのに、今年も休みなんて取れるわけがない」と言われた。フランスで毎年バカンスを取るのが当たり前となってしまった筆者にしてみると、「日本ってそんな感じだったっけ?」と拍子抜けしてしまった。

職種や業界によっても違うのだろうが、1年のうちにたった2週間有休を使って休むことすらできないというのは、フランス人からするとかなり衝撃的である。有休が認められているのに消費できないというのは、労働者の権利をはく奪されているのと同等ではないのだろうか。こんなことを言うとまた「あんたは感覚がズレている」と叱られてしまうだろうが、どうにも納得のいかない日本の風潮だなぁと思う。

45分前行動+テキパキが当たり前

やはり日本人は勤勉だ。時間に厳しく、5分前行動は当たり前だし、段取りに滞りがなくテキパキ行動してくれる。時間にルーズで遅れてくるのは当たり前のフランス人と行動していると、たまに日本に帰った時に驚く。行き当たりばったりで何とかするフランス人とは違って、事前にしっかり計画を立てて準備に余念がないきちんとした日本人に接すると、「本当に偉いなぁ」と思って感心する。頭が上がらない。

こういった日本人の真面目さは世界に誇るべき国民性だと思う。責任感があり、相手への思いやりがある。フランスに長く住むとこういった人に出会うのが稀になるので、余計に有り難く思う。

5サービスに厳しい

自分にも厳しい分、他人にも厳しい。勤勉さの裏目なのかもしれないが、日本人は他人の仕事っぷりにも厳しいなーと思うことが多々ある。フランスにいても良いサービス、悪いサービスいろいろあるが、日本でいうところのそれと程度が違いすぎる。「お客様は神様」の日本の接客スタンダードに比べると、フランスのサービスレベルはどれも”悪い”になってしまうと思う。

良いサービスに慣れているせいか、日本人は店員に対する態度もデカい。「私は神様、お客様」という態度で、店員をまるで目下のパシリかのように扱う横柄な人を、フランスよりも多く見かける。筆者ももおそらく、日本で生活していた頃は同じような態度だったのだろうが、フランスに慣れた今では、こういう日本人を見るとちょっと引いてしまう。

 

おわりに
とはいえ、海外在住者が「どれだけ日本的でいられるか」というのは個人差が大きい。3年くらいで帰国してしまう駐在員と、これから一生日本に住むことはない在住者とでは「日本人らしさ」に差が出てしまっても不思議ではないだろう。

海外生活が長くなるにつれ、だんだん現地人化してしまうのも仕方がないことだと思う。周りの環境(現地)に全く影響されず、海外に住んでいるのに「日本」の殻に閉じこもって生活するほうがむしろ難しい。

そもそも、「かぶれ」って言葉自体、何なのよ。


4 コメント

  1. 日本語だけで全ての情報は手に入りませんが、それは英語でも同じことなんですよね。子どもの頃に読んだ本で、中南米の一本足の妖怪かUMAにペ・デ・グラファ(Pé de garrafa)というのがありましたが、英語圏では全然知られてないのか英語のサイトではそれっぽい情報は無かったです。ポルトガル語らしきサイトにはありますが正直読めません。もちろん、英語の情報の方が日本語よりも遥かに多いですが、全ての情報が英訳されるわけじゃないですし、そもそもの問題として大半の人は全ての情報を知る必要性もないので、母語+英語さえ知っておけば大抵の事は間に合うかと思います。

    日本では2週間の休みを取るのは難しいでしょうね。かなり休みの融通が利く所でも2週間が良い所だと思います。大人数での長時間の会議など、無駄を減らすだけでも大分効率的に働けそうですが、効率以前に1人あたりの仕事量が多いのかもしれません。

    お客様は神様って感じでやってる所は今もあるとは思いますが、正直今の時代だとそんなに多いとは思えません。結構無茶苦茶な人が経営しているお店とかも少なくないです。店員に対する態度がデカイ人というのは、多分ですが年配の人が多い気がします。年配の人、特に6,70代くらいの人がキレている場面は割と見かけます。この年代の人はまだそれなりに元気なのと、年功序列意識が強く自分の方が相手より偉いと思いこんでる部分があると思います。

  2. 日本語だけでも、膨大な量の情報があります。それは処理しきれない程に膨大です。
    本を読まない人は、それが理解できません。
    なぜなら、安く薄っぺらい流行の情報しか見ていないからです。本を読めば、情報不足にはなりません。むしろ、圧倒的な知識を蓄積できます。そこから深く物事を追求できます。このブログを書かれている方は、フランス在住という事ですが、西欧社会の人種差別問題を理解していないのではないか?という疑問があります。
    どうでしょうか?

  3. トランプ大統領により、エルサレムがイスラエルの首都と認定されました。
    これをもって、イスラエルは孤立化し、解体されます。
    さようなら偽ユダヤ人の皆さま。国際金融資本の皆さま、地獄へ落ちる時が来ましたね。さようなら。wwwww

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here