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外国人が日本での生活で困ること 7パターン

法務省入国管理局の統計によると、2010年の外国人入国者数は大幅に増え、前年度比24.6%増の944万3696人となりました。着実に増え続ける日本在住の外国人ですが、その生活は母国にいた時よりも苦労することが多く、思うようにいかなくてストレスをためてしまう人も少なくありません。日本人も海外で生活するとなれば色んな問題が発生しますが、日本に住む外国人も同様のようです。そこで今回は、日本で生活する外国人が困ってしまうことを7つ紹介します。あなたの周りの外国人の理解が深まれば幸いです。

 

1. 言葉(特に漢字)がわからない

海外に生活する人の悩みナンバー1である、「言葉の障害」。日本で生活する外国人も例外ではありません。特に日本語の場合は漢字がとても厄介で漢字が読めないことで苦労することが多いと言います。看板や駅名、レストランのメニューなど日本の至る所に漢字が登場してくるため、漢字が読めないことが大きな障害となる場合が多いようです。まさに、漢字が読めるかどうかで日本の生活の快適度が変わると言っても過言ではありません。

 

2. 日本の文化や習慣に馴染めない

日本人からすれば当たり前のことでも、外国人から見たら、日本社会には不思議なことがいっぱいあるのです。例えば宗教に関することでは、「結婚式を教会で、葬式を寺でする日本人の宗教観」が理解できなかったり、生活習慣では「お風呂のお湯を家族みんなで使いまわすのが汚い」という人や、白米中心の日本食文化に馴染めないという人もいます。これは海外に住む日本人にも当てはまることですが、その国の文化や生活様式に合わせるというのは簡単なことではないようです。

 

3. どこにいっても“ガイジン”扱い

日本生活10年、20年でも見た目が外国人なら、どこにいっても“ガイジン”扱いされてしまうのが日本での難点です。いつまでたっても日本人の輪に入れないような気がして、疎外感を感じてしまう外国人もいます。また、日本語が話せる外国人は英語で話しかけられると馬鹿にされたように捉える場合も。日本人と外国人を“分ける”という概念自体が考え物ですが、外国人も日本人も隔たりなく接することのできる人になりたいものですね。

 

外国人が日本生活で困ること 7パターン4. 日本人の気質、国民性に馴染めない

「今度飲みに行きましょう」という社交辞令やYES・NOを明確にしない受け答えなど、外国人から見ると理解しにくい日本人のコミュニケーション方法に戸惑う人も多いです。自分の考えや意見をはっきりと言葉にしない日本人は「何を考えているかわからない」思われがちです。日本人はとても親切だけど、なかなか友達になれずに悩むという人もいます。

 

5. 仕事して安定した収入を得ること

日本の文化や習慣が身についておらず、さらに日本語が流暢に話せない場合、日本で仕事をして安定した収入を得るのは至難の業です。英会話教師などの仕事が仮に見つかったとしても、収入が安定しなかったり、年収が全くアップしなかったりで不満を抱える人が多いです。海外の現地採用で安定した収入を得て、自立した生活を送るのはどこの国でも難しいようです。

 

6. 日本人向けサイズ

欧米人たちが意外に苦労しているのが、日本人向けの小さなサイズです。洋服や靴などの衣類はもちろん、電車やバスの座席なども日本人サイズで小さいと感じてしまうそうです。建物のサイズや空間も平均的な日本人のサイズに合わせられているので、外国人は時々窮屈に感じると言います。トイレが小さくてドアが閉められなかったという外国人も。

 

7. 部屋探し

外国人の人たちは住居を探すのにとっても苦労しているのを知っていますか?保証人が見つからなかったり、保証人が見つかっても外国人という理由で入居を断られたり、外国人の日本でのお部屋探しはなかなか難しいといいます。日本人の場合は海外の部屋探しで“日本人だから”という理由で断られることはあまりありませんが、家賃を払わずに帰国されてしまう可能性のある外国人は断られてしまうそうです。

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8 コメント

  1. 2と4に挟まれた3にものすごく違和感を感じました。
    日本の文化に馴染めないから気を使われているだけなのでは・・・

  2. ガイジン扱いはよく言われてるでしょ。流暢な日本語はなせて10年以上住んでてもガイジンとして見られるってのはよくある話。

  3. 外人自らが日本人同等に振る舞えないと主張してるのに、外人扱いは不当とワガママを言ってる。
    だから外人なんだなぁ~と思われ扱われる。外人とはワガママでご都合主義なのだよね。

  4. 例えばアメリカでは実力のある人は国籍がどうであれ認められるし、ご都合主義になる必要は無い国です。まあ日本と比較してね。
    空気を読んで出世する日本人社会だからこそ、ご都合主義なんて言葉が生まれる背景がそこにあるんでしょう。
    ガイジンがご都合主義というなら何をもってご都合主義なのか教えて欲しいものです。

  5. ある国に行ったら、あそこの法律を守ることが大事です。これは外国人たちみんな知ってると思います。が、文化に従うか従わないかこれは個人な選択だと思い、無理矢理させるのがよくないと思います。例えば敬語、人間の上下関係とか。自分の育ちの国はそんな文化がない、みんなフレンドリー、平等の国のであれば、大人になって日本に来たら日本人みたいのペコペコ(とくに接客業のウザい客に対する時)は絶対無理です。残業もやるかやらないか自分が選べると思ってる外国人は少なくないですよ。

    • その道理はさすがに通らないでしょう。「郷に入れば郷に従え」というのは、何も法律だけ守っていればいいというわけではありません。日本にいる限り、日本人がルールとしてやっていることは、外国人であってもしなくてはいけません。
      「俺はそういう文化じゃないから」では済まされません。しかも、そうやって周りに合わせないでいて、一番損するのは本人です。周りの人も嫌がるでしょう。
      日本にいる限り、周りに合わせるというのがルールです。これができなけでば、日本に適応することは難しいです。
      私もフランスに住んでいますが、人に会うたびに「あいさつのキス」をするのが嫌だと断ることはできません。それと同じことです。
      日本に住んでいるのなら、日本人みたいにうざい客にもペコペコし、上下関係を尊重し、残業もしっかりやって下さい。
      これができないと、日本じゃなくても、どこの国に行っても、何もできないと思います。

      • フランスですね。フランスは日本より細かい不文律なルールはかなり少ないです。法律を守るは当然ながら、全ての社会ルールを守るのは無理です。そして、それが日本人も難しいと思います。私はできるだけ両方ともを守るようにしているが、空気を読めなくて、失礼なことをした時も山ほどあります。少しずつを覚えるしかないが、全部を気にすると、リラクスできなくなって、とても変な雰囲気(自分が不自然)になりますね。そこで、皆が違和感を感じているものです。

    • >自分の育ちの国はそんな文化がない、

      なるほどね。
      日本でもそんな外国人は確かに意外と多いけど、日本に限らずどこの国に行っても
      現地の文化や風習に適応できない人はできないんです。
      だから私はそういう外国人は元から他国へ行くべきではないと思いますよ。
      それと日本なんか世界中の国々の中で異国人には最も生きにくい国ではないかと思いますよ。

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