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【世界のがっかり観光名所トップ10】行って後悔した人気スポットと代案

インターネットの旅行サイトや旅行パンフレットではすごく素敵な観光地なのに、実際に行ってみたら大したことなくてがっかりしたという経験はありませんか?お金と時間をかけて行った海外の観光地ががっかりスポットだったときの虚しさといったら、言葉で表現できませんよね。

そこで今回は、米大手旅行サイトsmartertravel.comより、「世界のがっかり観光スポットトップ10」をご紹介します。どれもがっかり要素が満載です。

 

1.ストーンヘンジ(イギリス)

【世界のがっかり観光名所トップ10】行って後悔した人気スポットと代案

ストーンヘンジとは、ロンドンから約200kmに位置する環状列石(ストーンサークル)のこと。遺跡の目的についてはさまざまな説が唱えられているが、未だ結論はでていないというミステリアスな遺跡です。世界で最も有名な先史時代の遺跡で、1986年にユネスコの世界遺産に加えられました。

しかし、ストーンヘンジのロケーションはロンドンから200kmと遠く、さらには2つの交通量の多い道路に挟まれた場所にあります。また、実際にはストーンの近くに寄ることはできず、少し離れた場所からの見物しなくてはなりません。もちろん、入場料もかかります。日本人観光客の中には「満足した」という声も多いですが、イギリス人が選ぶがっかり観光スポットに選ばれているそうです。

代案: ストーンヘンジから北に30kmの小さな村エイヴリー(Avebury)に行ってみては?村丸ごとがストーンサークルの中にすっぽりおさまる面白い遺跡です。

 

2.ブラーニーストーン(アイルランド)

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ブラーニーストーンとは、アイルランド Cork 近くの城内にある石のこと。この石にキスをすると話し上手になれるという迷信があり、世界中から多くの観光客がこの石にキスをしていくのだとか。

しかし、それだけ多くの人が口をつけた石は衛生的に大丈夫なのか?という疑問の声もあります。さらに、現地の人が嫌がらせでこの石におしっこをするという噂もあるので、きれい好きな人にはちょっと厳しい観光地です。しかも、キスをするまで長蛇の列に並ぶ必要があり、有料で、上の写真のように係員に支えられながらキスをしなければなりません。

代案: 行列を避けて、ブラーニーの城内を散策しましょう。

 

3.ギザの大ピラミッド(エジプト)

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ギザの大ピラミッドとは、ピラミッド建築の頂点とされる「クフ王のピラミッド」です。世界の七不思議で唯一現存する建造物であり、毎年多くの観光客が訪れる人気スポットです。

ピラミッド自体は素晴らしいのですが、ピラミッド周辺の環境が悪いという声も多いです。客引きがしつこく、ぼったくりの被害に遭う観光客も少なくありません。到着したと同時にギフトを手渡され、返そうとしても受け取ってもらえず、ギフト代を請求されたり、千円でラクダに乗り、降りるときには5千円を請求されるなど、観光客を狙った悪質な商売をする現地人が目立つスポットです。

代案: 人ごみが少なく、ストレスも少ないダハシュールのピラミッドを観光しよう。

 

4.ピサの斜塔(イタリア)

【世界のがっかり観光名所トップ10】行って後悔した人気スポットと代案ピサの斜塔は、イタリアピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼であり、世界遺産「ピサのドゥオモ広場」を構成する観光スポット。かつてのガリレオの実験に対して行われた異端審問の弾圧に関連して、ローマ法王が侘びの公式声明行った場所としても有名な塔です。

実際に行ってみると、塔の周りで写真を撮る以外、することも見るべきところもなく、観光地としては魅力に欠ける街なのだとか。ピサまでの道のりは長く、特にローマからわざわざ斜塔を見に行った観光客はがっかり感もさらに増します。塔の近くに行くにも長蛇の列があり、並ぶだけで疲れてしまうという旅行者の声も。時間をかけて行く観光地なので、そのぶん期待値もあがってしまうようです。

代案: ピサ大聖堂を観光しよう。ロマネスク時代を代表する建築物は一見の価値あり。

 

5.プラハの天文時計(チェコ)

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600年もの長きにわたり都市の最大の宝物の一つとされているプラハの天文時計。このプラハの天文時計が作られたのは 1410 年。今まで何度も止まってしまったことがあり、幾度となく修理が繰り返されてきました。プラハの観光名所として名高いスポットです。

世界一古い天文時計として有名ですが、実際行ってみた人は「期待してがっかりした」という感想を述べる人が多く、仕掛けも「えっ、これで終わり?」というくらいあっけないと言います。わざわざ時間を合わせて見に行くほどのものではないそうです。

代案: パリのオルセー美術館には駅舎の名残を強く感じさせる美しい大時計があります。

 

6.タイムズスクエア(アメリカ)

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ニューヨーク1の繁華街と言えば、タイムズスクエア。建物外壁へのビルボードの設置が多く、世界中の企業の広告や巨大ディスプレイ、ネオンサインや電光看板が多くあり、アメリカのみならず世界の繁華街の代表的風景です。世界中からの観光客が集まる場所でもあり、ここの交差点は世界の交差点とも言われています。

とにかくいつ行っても人が多いタイムズスクエア。地元のニューヨーカーたちは観光客を避けるためにあまり近寄らないエリアです。ニューヨーカーに言わせると、「なぜわざわざ旅行に来て、広告を見て、何が楽しいんだ?」、「M&M’sで食品買う意味がわからない 」のだとか。「タイムズスクエアに行った!」という自慢をするため以外では、わざわざ行く必要がない場所だそうです。

代案: ニューヨークミュージアム・マイルに行ってみよう。タイムズスクエアに比べて人混みが少なく、他では見られないユニークな展示品が多いです。

 

7.ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(アメリカ)

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ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(ハリウッド名声の歩道)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ハリウッドの約5kmほどの歩道のことです。エンターテイメント界で活躍した人物の名前が彫られた2,000以上の星型のプレートが埋め込んであり、観光名所となっています。日本の早川雪洲とマコ岩松、ゴジラの星があることでも有名です。

実際に行ってみると、人が多すぎてゆっくり見られなかったり、知っているスターの名前が見つけられなかったりで、がっかり度が高いと言われています。わざわざ行ってみても、単に名前が彫られているというだけであまり面白くないという感想を述べる旅行者が多いです。「期待するほどではない観光地」といった感じでしょうか。

代案: ハリウッドのマダム・タッソーろう人形館に行ってみよう。文字だけよりもスターに会った気分になれます。写真を撮ってSNSで自慢することも可能です。

 

8. 小便小僧(ベルギー)

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小便小僧は放尿する少年を模した像、噴水のこと。 同様のものは世界各地に存在するが、起源とされている像はベルギーのブリュッセルにあるものです。

世界3大がっかり観光地のひとつであり、実際に行ってみても「だから何?」という感想が多く、周りにいる観光客もがっかりした表情を浮かべているそうです。世界3大がっかりが実際どんなものかを実際に見てみようというスタンスで訪れる人も多いため、小便小僧自体もユニークですが、そこを訪れる人の動機もユニークで、ある意味面白い観光地なのかもしれません。

代案: 小便犬を見てみましょう。あまり知られてはいませんが、小便小僧よりはかわいいです。

 

9. ミッター・デル・ムンド(エクアドル)

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ミッター・デル・ムンドとはエクアドル、キトの北約23kmに位置し、北半球と南半球を分ける赤道上に建てられている赤道記念碑のことです。ミッター・デル・ムンドとはスペイン語で「世界の真ん中」という意味であり、エクアドルを代表する観光地のひとつとされています。

実際に行ってみると、赤道記念碑の展望台からの眺めはいいのですが、他にこれと言ってみるものがなく、それほど面白くない観光地だといいます。写真を撮る目的以外では、わざわざ行ってみるまでもない場所で、この近くで売られているお土産も値段が高く、ショッピングにも向かないそうです。

代案: 線の間に足を広げて両足を挟んだポーズの写真を撮りたいのなら、イギリスのグリニッジ子午線に行ってみるのもいいでしょう。

 

10. 人魚姫の像(デンマーク)

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デンマーク・コペンハーゲンにあり、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話をモチーフにしたブロンズ像と言えば、人魚姫の像です。コペンハーゲンのシンボルであり、有名な観光名所でもあります。

世界3大がっかり観光名所としても最近は知られていますが、見に来た人をがっかりさせる最大の原因は「その小ささ」。人魚姫の像は高さ1メートル25センチしかなく、「想像していたよりも随分小さい」という印象。市内の中心部からは少し離れたにポツンとある像という感じです。波打ち際の石の上にひっそりたたずんでいますが、お顔がかわいいのだとか。

代案:

むしろ、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの銅像を見に行きましょう。ニューヨークセントラルパークには彼の銅像があり、彼と一緒にユニークな写真が取れる言わずと知れたスポットです。

 参照:smartertravel.com

さいごに

“がっかり”と言われると、逆にそれがどれほどのものなのかを確認したくなるのが人間の嵯峨なのかもしれません。人魚姫の像や小便小僧はあまりに有名ながっかり観光地ですが、実際に見てみて、「あぁやっぱりがっかりだ」と思うのが旅の楽しみのひとつになっている感じもします。

わざわざ目指していくような所ではないですが、これらの場所がどれくらい”がっかり”なのか、自分の目で確かめてみるのも面白いでしょう。

写真提供:Emily Orpin

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1コメント

  1. プラハの天文時計は、以前イモトがイッテQか何かで見に行ってましたが
    あっけなさ過ぎて他の観光客にFINISH?って聞いてたくらいでした。

    がっかりっていうのは、逆に考えるとそれだけ期待されてたって事かも
    しれませんが、余程のものじゃないかぎりは期待以上とまでは
    いかないのが現実かもしれません。

    ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームは、多分実際に見た事あったと
    思うんですが、あまり記憶にないくらいですから特に見ていて面白い物では無かった気がします。
    ハリウッドの有名人に詳しい人なら面白いかもしれませんが。

    ベルギーの小便小僧は、すごい小さいってのもがっかりポイントの1つだとか。
    別の場所には小便少女っていうのがあるようですが、ひっそりとした場所にあって
    扱いもあんまり良くないと聞いた事があります。

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