おしゃれな女性が多いとされる日本とフランスの女性ですが、そのおしゃれ感覚には多くの相違点があります。それでは具体的に、日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚はどのように違っているのでしょうか。そこで今回は、スキンケア、化粧、髪、ファッション、ネイル、香水、下着の7項目で、日本人女性とフランス人女性が重要視するところの違いをご紹介します。もちろん人によっておしゃれの感覚は違いますが、それぞれのおしゃれ感覚の一般傾向として、参考にしてください。

 

1. スキンケア

日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚の違い


フランス人女性のスキンケアは実にシンプル!日本人女性の多くが洗顔後に化粧水→乳液と段階を踏んで保湿するのに対し、フランス人女性はクリーム一本で済まします。実際にフランスで販売されているスキンケア製品も、化粧水がいらないタイプのクリームの種類がとても多いです。また、洗顔料を使って顔を洗わないという人も割と多いです。スキンケアに関しては日本人女性よりも、“ナチュラル”や“オーガニック”にこだわる傾向にあります。BIO化粧品の種類や人気度は日本とは比べ物になりません。パックや美容液、乳液後のクリーム、マッサージクリームなど、日本人はスキンケアに手間をかけますが、フランス人はあまり時間をかけません。日本人女性の肌がきれいだと言われるのは、こういった日々の努力の差からくるものなのかもしれません。

 

2. 化粧

日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚の違い

これもナチュラル傾向からくるのかもしれませんが、フランス人はあまり濃い化粧はしません。人によってはファンデーションは塗らない、眉毛しか描かない、アイメイクのみ!というポイントメイクだけの人も多いです。また彫りの深い顔立ちのせいか、化粧を取った時のスッピンが化粧した顔と全く変わりません。日本では日常メイクでつけまつげを付ける人もいますが、フランスではそういったことはありません。フランス人女性がしっかり化粧をするのは、クリスマスパーティーや結婚式などでたくさんの人が集まり、正装をするときです。フランス人は化粧もナチュラルですが化粧に興味がないというわけではなく、化粧品自体は好きな人が多いようです。

 

3. 髪

日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚の違い

フランス人女性は毎日髪を洗いません。美容院でも、「髪が傷むので毎日洗わないように!」と指導されます。またハリがあり量も多いアジア人の黒髪に比べ、フランス人の髪はとても柔らかくネコっ毛。ボリュームがでなくペタンとなってしまいやすいため、美容院でのカット方法も日本のモノとは変わります。日本では毛量調節をしたり、段やシャギーを入れたりしてくれますが、フランス人の美容師にこういったことをしてもらうとなると、あまり経験にないことなので苦労します。横一直線に切られてしまうフランス在住の日本人が多いそうです。また、人によってはシャンプーの後のコンディショナーをしない人もいます。

 

4. ファッション

日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚の違い


フランス人女性も日本人女性もファッションに敏感。しかしそのテイストは両国ではかなり異なります。まず、日本ではお姉さん系、妹系、古着、B系、ギャル系…など多くのファッションジャンルがありますが、フランスではこういったジャンルはあまり見られません。また、日本ではファッションアイテム(例:レギンス)が一斉に流行ったりしますが、フランスではこういった現象はあまりありません。ファッションテイストの傾向としては日本はより“かわいいデザイン”のものが多く、フランスではよりシンプルで大人っぽいテイストのものが多いです。夏には、フランスのレディー服は胸元が日本のものよりも大きく開いたトップスが多く見られます。また、日本では足を出すファッションが多いですが、フランスでは日本ほど多くありません。ヒールも同様で、フランス人は日本人に比べヒールの低い靴を履く傾向にあると言えます。

 

5. ネイル

日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚の違い

フランス人も日本人もネイルにはこだわりがあります。ただ人気ネイルの傾向にはやはり差異があります。日本では職場などで派手な色のネイルを禁止されている場合も多く、そのため色の傾向は薄いピンクやベージュ、ゴールドなど肌馴染みの良い色が人気です。反対にフランスではそういった職場での規制があまりないため、真っ赤なネイルやチョコレート色、ビビッドピンクなどはっきりとした色のネイルをしている人が多いです。また、日本ではラメの入ったネイルも人気ですが、フランスでは“子どもっぽい”とみなされるようです。フランス人女性にとって、ラメ=ティーンエイジャーのイメージだそうです。

 

6. 香水

日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚の違い

無臭を好む日本人の傾向とは違い、フランス人は匂いに対してとても積極的(?)な国民です。これもネイルと同様、日本では職場などで香水を禁止している場合もありますが、フランス人にとって香水は身だしなみです。特別な時だけに限らず、香水をふる行為は歯磨きのように日常的にすることです。70歳のおじいちゃんやおばあちゃんでも香水は毎日3プッシュ。クリスマスの季節になるとテレビのCMは香水だらけ。こういった環境で育つフランス人は、自分のお気に入りの香水を誰でも1つはもっています。香水をプレゼントしたり、プレゼントされたりすることも日本の場合に比べてとても多いです。日本人も匂いに敏感ですが、フランス人はまた別の意味で匂いに敏感な人種なのです。

 

7. 下着

日本人女性とフランス人女性のおしゃれ感覚の違い

日本では最近、“胸を小さく見せるブラ”が人気となり話題を呼びましたが、日本人女性は下着に「機能性」を求める傾向にあります。ヒップアップ効果のあるガードルや、Tシャツに響かないブラなど下着の上から服を着た時にどう見えるか?を重要視するのです。しかし、フランス人は服を着た時のことは考慮しません。下着だけになったときに“どれだけセクシーに見えるか?”が最重要視されます。フランスの下着広告によく見られる単語はセクシー、グラムール、セデュースなどです。フランス人女性はより肉食的(?)なのかもしれません。


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