正直者が馬鹿を見る国籍法!二重国籍について日本人が知っておくべき6つのこと

民進党の蓮舫代表は臨時記者会見を開き、日本国籍と台湾籍の「二重国籍」について、台湾籍を離脱したとする証明書など複数の資料を公表し、台湾籍を有していないと説明した。

この問題は国会議員の年金未納問題と同様、本来法律を遵守し、広めていくべき立場の人間がそれを破っていたことがわかり、「信用問題」に繋がったものだと筆者は解釈している。蓮舫氏の一連の説明が、二転三転したために多くの批判を浴び、それが積み重なって叩かれる…というのが国民の怒りが募っていく流れだったように感じる。

しかし、”国籍法”に何の関係もない多くの日本国民が、せっかくこの問題に着目してくれたのに、蓮舫氏の批判という形で議論が終わってしまうのでは非常にもったいないと思う。蓮舫さん本人だってできればこういうバッシングを避けたかっただろうし、「国籍についてもっと関心を持って勉強して、確認する行動を取るべきだったと反省しています。」と語ったように、日本の国籍法は根本的におかしい点が多いのは事実だからだ。


実際に、自民党本部会国籍問題プロジェクトチームで座長だった河野 太郎議員も、国籍法について、「この法律は正直者が馬鹿を見る制度になっている」と語っている。

それではなぜ、日本では二重国籍を認めていないのに、蓮舫さんのような国会議員でさえ多重国籍者が生れてしまうのか。日本の国籍法や二重国籍問題について、日本人が知っておきべきことを6つにまとめてみた。

国籍法に関して、日本は世界のなかでどんな立場をとっているのか。国籍法の今後の在り方はどんなものか。これを読んだ読者の方が考えるきっかけになってくれたら幸いだ。

1国籍取得方式は2種類ある

まず基本的なことだが、ある国の国籍を取得するのには大きくわけて2つある。

  1. 血統主義…国籍取得において、親のどちらかの国籍が子の国籍となる方式。日本、ドイツ、イタリア、中国、韓国などがこれに当てはまる
  2. 出生地主義…国籍取得において出生した国の国籍が付与されるという方式。アメリカ、カナダ、フランス、ブラジルなどがこれに当てはまる

これだけ聞くと、血筋か土地か?という分類に感じられるだろうが、実際はより複雑だ。例えば、血統主義のドイツでは両親または片親が8年以上ドイツに合法滞在している場合、ドイツで産まれた子どもは出生によりドイツ国籍を取得できるとしている。

また、出生地主義のフランスでは親のどちらかがフランス国籍なら子どもも自動的にフランス国籍となるとしているものの、外国籍同士の結婚で子の出生地がフランスの場合、子どものフランス国籍申請には継続的または通算で最低5年以上フランスに住んでいることが条件とされている。

どちらの主義が良い悪いというわけでなく、どちらを選択した場合でもある程度制限させる制度や線引きが必要なのだ。「日本国籍を際限なく与える」のではなく、国際結婚の子や多国籍のバッググラウンドをもつ子供などを「日本人じゃない」と差別することなく、いい塩梅で線引きすること=制度改革が必要なのではないかとされている。

2機能していない国籍選択制度

日本の国籍法で最も批判されているのは、国籍法14-15-16条で記されている「国籍選択制度」である。これは今回の蓮舫さんの問題にもつながっている。

現在、日本の国籍法14条には「外国国籍有する日本国民は、外国及び日本国籍有すること となつた時が二十歳達する以前あるとき二十二歳に達するまでに、その時が二十歳に達した後であるときはその時から二年以内に、いずれかの国籍を選択しなければならない」と記されてある。

このようにして日本では重国籍を禁止しているのだが、実際にはほとんどの重国籍者は国籍選択をしていない。

これを議題にした国会答弁がある。法務省が2008年に行ったサンプル調査から割り出した推定では、22歳に達するまでに国籍選択をした人の割合は約1割。さらに、この期限までに国籍選択をしていないものに対して、法務大臣から催告が出された例は1件もないそうだ。

ここらへんが、河野太郎議員の言うところの「正直者が馬鹿を見る国籍法」なわけである。国籍選択制度自体が形骸化しているのではないかと指摘されているのはこのためだ。こんな機能していない制度を設けている意味はないのではないか。機能しないなら削除すべきだという意見があるのもうなずけるだろう。

3日本人がいる海外居住国の93%は重国籍を認めている

先進国では多重国籍が緩和されるなかで、「我が国に定住したいのなら我が国の国籍を取得しなさい」というのが世界の傾向である。そんななか、現行の日本国籍法では、海外在住者がますます身動きが取れなくなるのではないかという指摘もある。

外務省領事局政策課が発表している「海外在留邦人数調査統計平成26年版」によると、海外在住邦人の総数は129万人。この数字は大きくわけて「長期在住者」と「永住者」に分けられるのだが、そのうち永住者は34%約43万6千人である。そして、その永住者の9割は北米、南米、大洋区、西ヨーロッパに在住している者だ。

要するに、日本国籍で海外永住している者の90%以上が重国籍容認国に滞在しているという計算になる。となると、移住国での仕事関係の人は簡単に「この国の国籍をとったら?」という話になるのだが、日本は二重国籍を認めていないので、多くの人が不便な状況で断念しているというのが現実だ。そういう意味で、現行の国籍法は海外で活躍する日本人の足を引っ張っているともいえるのではないだろうか。事実、これが原因でキャリアを諦めてしまっている人もいる。

4国籍法が改正されたのは30年以上前

1873年(明治6年)、外国人と結婚した日本人女性は日本国籍を失うという法律ができた。この法律はその後77年間変えられることなく続いた。

戦後、1950年(昭和25年)に公布された新憲法の国籍法では、日本人男性と外国人女性の間に生まれた子は日本国籍を取得できましたが、外国人男性と日本人女性の子には日本国籍の取得は出来ないというものだった。


1984年(昭和60年)に国籍法と戸籍法の一部が改正され、男女の区別なく外国人と日本人の間に生まれた子は日本国籍を取得できるようになったのだが、この改正から現在まで33年間この法律は改正されていない。

ここで問題にされるのは、世界経済のグローバル化は(法改正があった)1984年以降に起こっており、二重国籍を認めないとする現行の日本国籍法は時代遅れになっているのではないかという点である。実際に、G8のなかで重国籍を認めていない先進国は日本だけである。もちろんヨーロッパと島国の日本では抱える事情が異なるし、何でも欧米に習えというわけでもないが、上の世界地図が示すように現在も多重国籍を認めていない先進国というのは、日本以外にはほぼない状態に近い。

さらに着目すべきは、これまで日本よりも同質性が高く、ナショナリズムが強かったお隣の韓国でさえ、2011年、限定的に重国籍を認める改正国籍法を公布している。出生時に重国籍となった場合や、配偶者が韓国人である外国人が韓国籍に帰化した場合などに対象者を限定した上で、外国籍を放棄しなくても韓国籍を保有できるようにしたものである。これは国籍唯一の原則が国際競争力を高める上で不利益になるという考えの元らしい。

韓国も日本同様、少子高齢化に悩む国の一つである。1997年からの10年間で韓国籍を離脱した人の数は17万人。韓国籍に帰化した人は5万人なので、差し引きで12万人が韓国外へ流出したという計算になる。さらに韓国国外で暮らす韓国系の人は700万人と言われており、この人たちを「よそ者」と排除するより積極的に呼び込んだほうが国家戦略的に有益だと判断したらしい。

日本も韓国を習えというつもりはないが、この点に関しては韓国の戦略のほうが一歩先を行っていると言わざるを得ない。経済がグローバル化し、訪日外国人がますます増えている現代、「日本人の血統で、かつ日本で生まれ育ち、日本に住んでいる人だけが日本人」と限定してしまうのは無理があるように思う。少子高齢化に伴う人口減少が進む日本が、これからも先進国としての地位を保っていきたいのであれば、日本国内の経済成長だけで生き残っていくのはいつか限界が来る。そうなると、やはりこれまでの「純日本人主義思想」を変えていかなければならないのではないだろうか。

5日本国籍者=日本に忠誠ではない

日本人の多重国籍反対派の意見を聞いてみると、「多重国籍を認めると日本に対する忠誠心が失われるのではないか」と懸念する人の声がある。これを聞くたび、筆者は戦中の「日本国のために死ねるか?」と問われた君主の時代のような、時代遅れも甚だしい印象を受けるのだが、「日本国籍を選んだ人は日本に忠誠」だと信じてしまうのはやはり危険だと思う。

例えば、筆者の知り合いの在仏30年以上になる女性は、日本人男性との間に一人目の息子がいる状態で離婚し、フランスへ移住してきた。その息子は幼いころからずっとフランスで育ち、現在もフランスで仕事をしているのだが、22歳の時に国籍で「日本」を選択したのだ。これは個人の自由だし、他人が口を出すことではないのかもしれないが、日本の教育も受けておらず、これまで一度も日本で暮らしたこともない彼が「日本国籍」を選択したという理由だけで、日本での選挙に投票できるというのは何とも妙な気がしてしまう。日本の国籍を取得することが、果たして本当に日本に忠誠を誓っていることになるのか、非常に疑問である。

また、多重国籍を認めるかという議論になると、「国籍を認めれば選挙権も与えることになる」というように”セットで”考えている人がいるが、海外在住者のなかには「国籍と選挙権は別に考えたほうが良い」という意見も多い。

確かに、おそらくこれから何十年もフランスで暮らすことになるだろう筆者も、例え日本とフランスの国籍の両方を取得できる時代がきたとしても、フランスの大統領選挙に投票したいかと聞かれれば、そうでもない。

今年5月には、ルペン対マクロンの仏大統領選があった。移民の立場から言えば「絶対にマクロンに大統領になってほしい!」と思ったが、この一移民の意向を果たして選挙に反映していいものか、多数の移民の意見をフランスの意見としていいものかと疑問に思った。(かといって、現在の生の「日本」をきちんと把握できている実感もないし、この先ずっと日本で暮らすつもりもないので、日本の選挙にも投票していない)

このへんの考え方は海外在住者でも大きく異なり、一括りにはできない。

だから、日本国籍を選択した人→日本に忠誠心がある→日本の選挙権を与えてもいいという安易な構造にはならないのである。

6国籍=アイデンティティでもない

日本国籍を持っている人が日本に忠誠心があるとは限らないと言ったが、これはアイデンティティの問題でも同じである。日本国内にいるとあまり気が付かないが、世界には国籍とアイデンティティが一致しない人がごまんといる

例えば、筆者はブルーノマーズの音楽が好きなのだが、彼はハワイで生まれ育ちながら、父親はプエルトリコとウクライナとハンガリーに祖先をもつニューヨーカーで、母親はスペイン系フィリピン人だという。こうなるともう何がなんだか…。どこの国に一番愛着を持ち、アイデンティティがあるのかというのはわかりにくいのではないか。日本人から生まれた宇多田ヒカルだって、自分を完全な日本人と思っていないとツイッターでつぶやいていたことがある。

要するに「海外で生まれ育った人」や、「国際結婚の間に生まれた子供」を一括りにはできないということだ。

筆者と同じように国際結婚して海外で暮らしている日本人女性のなかでも、一生懸命子どもに「日本人としての誇り」や、日本文化を継承していこうとする人もいれば、そうでもない人もいる。海外で生まれ育った子供や国際結婚の子供が「日本好きになるか?」というのは親の考え方や教育、環境、そしてなんといっても本人の性格によるところが大きい。

同じ両親に育てられたハーフの子でも、兄弟のなかで「日本への愛着度合い」には違いがあるし、親が子に「日本」を教育していったところで、子どもが日本好きになってくれるとは限らないからだ。

 

最後に
一連の日本の「多重国籍問題」について考えてみると、これは「日本人とそうじゃない人」の2つに分けようとする発想自体に問題があるような気がする。

両親が日本人であっても外国で育てられて「日本嫌い」になる人もいれば、両親のどちらかが外国籍のハーフであっても日本人以上に日本人だと自覚している人もいる。そうすると、「日本と外国のどちらかを捨てるなんてできない」という意見があるのも至極当然だと思う。

結局のところ、国籍というのは親の国籍や出生地などで単純に線引きはできないし、だからこそどちらにも可能性を残すという意味で多重国籍を認めるべきではないだろうか。

また、海外在住者は海外に住んでいるというだけで、たびたび日本在住日本人に「よそ者」扱いされるが、離れているからこそ日本への思いが強くなっている人も多い。日本から出たからといって日本を嫌いになったわけではないし、日本で暮らしている日本人以上に日本文化を重んじている人もたくさんいる。

このへんの微妙なニュアンスを国籍法が拾ってくれるように法改正することが必要だ。これまでの「海外に足を突っ込んだ人はよそ者」として払いのけるのではなく、むしろ国際競争力のための国家財産として迎え入れたほうが、今後の日本の未来には有益なのではないかと筆者は思う。

 

↓ この記事で参考にした動画です。とても勉強になりました。


16 コメント

  1. 興味深くお話を拝見させていただきました。いくつか気になる点がありましたのでコメントします。

    1.5「日本国籍者=日本に忠誠ではない」の部分ですが、まず、私たちは今も「君主の時代」に生きています(国家という制度的・有機的結合体が効力を強く持つ時代と言うべきか)。それは何も日本の皇室や英国の王族と言った意味に止まりません。フランスにも「革命の精神」という「君主」がいますし、アメリカにも「建国の精神」という「君主」が今なお存在している、と少なからぬ人が信じています。言わば主権国家としての根本基盤(憲法等)とフレーム(枠組み)ですね。
     そして、現在でも「(日本)国のために死ねるか?」と問われ、それに応えて職務をこなしている人が無視できないほどいらっしゃることは筆者もご存じと思います(例えば自衛隊は入隊時に誓いますし、文民の公務員にも職種に応じた誓約・覚悟が求められます)。フランスにも当然いらっしゃいます。「国籍保有者≒国民」という概念は今も社会の骨格部で機能しているわけです。
     蓮舫さんがあれだけ問題になっているのも国会議員・首相(候補)として場合によっては誰かに国家のために死を命じ、自らも(本当にそうするかはともかく建前としては)国に殉ずる覚悟を求められる立場だったのに…、というところが大きいはずです。
     その上で、国籍と「公務員の選定・罷免権」を分離して考えること自体は個人的には考慮の余地があるとも思っています。いわば「選挙権と被選挙権がなく、公務員資格等に制限がある多重国籍を認める」とか(それと現行の永住資格者制度にどの程度の差があるのかは分かりませんが)。
     蓮舫さんの問題と絡めて報じられましたがオーストラリアは憲法で多重国籍者が国会議員に成れないそうですね(ばれて2人辞めてました。ブレア首相は疑念を持たれて資料を開示しました)。オバマ大統領のときに話題になりましたがアメリカはアメリカ生まれのアメリカ国籍保有者しか大統領になれません(からハワイ生まれかで論争になった)。

    2. 蓮舫さんに端を発する「多重国籍問題」はこの記事も含めて、国籍法や戸籍制度、差別に話が持っていかれがちです。ただ、今回のようなケースは仮に日本が多重国籍を認めたとしても、公務員法や公職選挙法・憲法等の改正ないし解釈変更等がなされない限りスッキリ解決とはいかないでしょう。「日本人とそうじゃない人」の2つに分けようとする発想自体に問題があるわけではなく、主権国家として「いい塩梅に」線を引くべきポイントが機能不全になっていた(いる)ことがこのケースの焦点だったはずです。そして、日本国民にとっても蓮舫さん自身にとっても最も不幸なことは彼女が「馬鹿正直」でなかったことでしょう。

  2. 「お前は何人だ?」と聞かれたとき
    「私はフランス人だ」と答えられるようになってください
    いつまでも「移民」という認識のままでいないでください
    もしあなたが日本国籍を捨ててフランス国籍だけ持つなら
    あなたのアイデンティティはフランス人以外にあり得ない
    国籍を選択してはじめてあなたはフランス人になれる

    ところで、あなたの夫が二重家庭保持者でも何とも思わないか?

    • うーん、仰っている意味が私にはよくわかりません。
      自分のことをフランス人だとは思わないですし、これから先もそのつもりはありません。
      こっちでの滞在許可書申請が面倒なので、いっそのことフランス国籍をとったほうが早いのではないか?と在仏のロシア人と話したことがありますが、「自分がフランス人になる」と考えると全然しっくりこないです。
      かといって、それなら「日本人国籍を何が何でも保持したいか」と問われると、正直微妙です…。はっきり言って、どっちでもいい。
      海外のユーチューブで、Big Thinkというチャンネルがあるのですが、そこでこのような説明がありました。

      人間は2つのタイプに分かれる。前者は「somewhere」タイプで、自分の属する土地やコミュニティと自己アイデンティティを結び付けるタイプ。後者は「anywhere」タイプで、自分のこれまでの実績と自己アイデンティティを結び付けるタイプ。

      これでいうと、私も(夫も)「anywhere」タイプです。正直、どこに住むとか、どこに自分が属しているとかが私にとってはさして重要ではありません。地元や国に誇りを持つという感覚が私にはよくわかりません。
      なので、「あなたの夫が二重家庭保持者でも何とも思わないか?」と聞かれても、家庭と国籍を同じことのように語るあなたのセンスが私には理解できません。
      重国籍=裏切っているという意味で捉えておられるのでしょうが、むしろ私からすると「二重であることがその人のアイデンティティだ」と思います。

      これは純粋な好奇心なのですが、田中さんのような方はブルーノマーズのような色々な国や文化が混ざった環境で生まれてきた人のことをどう思いますか?
      彼は見た目からして、アジア人のような、白人のような、ヒスパニックのような、どの人種にもカテゴライズできないような見た目なのですが、こういう人のことはどう思いますか?

      • anywhereタイプは信用できない。彼らは所詮よそ者で、共同体の利益のために尽くすつもりがない。彼らは自分とその家族の利益にしか興味がない。(それなのに日本の未来のためだとか国益のためだとか欺瞞も甚だしい)
         
        anywhereタイプはグローバリストとも重なる。グローバリストは国やコミュニティを破壊する有害な存在だ。経済のために有象無象を迎え入れて、数十年後、その国が肥溜めになれば「自分が外国に移住すればいいや」と考えている。
         
        ただ、日本だけ守られればそれでいいから、日本人が外国に住む場合には二重国籍を容認し、日本人および外国人が日本で住む場合に限り二重国籍を禁止すればいいと思う。
         
        > ブルーノマーズ
        人種やルーツはどうでもいい。その人が共同体のメンバーなのか否かが重要だ。仮にその人が日本国籍を取得して日本人として日本のために生きるのであれば仲間だ。その人をガイジン呼ばわりしたり差別する者がいれば許さない。
         
        それから、豚肉が食べられないやつは日本人ではない。

  3. 海外にいると日本という立地においての生命、財産へ他国からの危機というのは感じにくいかもしれませんが…周りの国がアメリカ除き侵略の意図があるような行動をとって来ているので二重国籍に対してセンシティブになるのは仕方ないかなと思います。日本国籍者≠日本に忠誠ですが良くも悪くも日本は監視社会かつ血縁社会なので基本滅多なことは出来ません。一方国民総動員法(母国と戦争を行っている国において国民全員が予備役として攪乱任務にあたる義務)を持つ国も周辺国にはあるのでまずは少なくともその人達を公務員や政治家に就かせない、基地や原発周りの土地を購入出来ないようにする法整備が必要だと思います。一兵卒として兵役に就くことや国歌斉唱し国家に忠誠を誓う誓約式、ペーパーテストで国の文化、歴史を答えさせるなどで国への忠誠心を見せてもらい国籍取得出来るようにしてる国もあるようですけどペーパーテストはともかく、他はやったら逆にファシズム復活とか騒がれそうで難しいと思います。

    • >周りの国がアメリカ除き侵略の意図があるような行動をとって来ているので二重国籍に対してセンシティブになるのは仕方ないかなと思います。
      なるほど。確かにそう考えると説明がつきますね。ちなみにフランスでも国籍を取得する際は、フランス語試験に合格し、面接試験もあると、フランス国籍を取得したロシア人の友人が言っていました。やはり、日本の国籍が際限なく広がっていくことは避けるべきだと思います。
      しかし、ペーパーテストがファシズム復活というのなら、22歳で国籍を選ばせるのは「踏み絵」ではないでしょうか。

      • ペーパーテスト以外(国家斉唱、兵役参加、国への忠義の誓い)がファシズム復活と言われそうと言いたかったのですが、文が分かりにくかったですね。22歳と言えば大学の専攻も大体決まりどこの国で食べていくか決断するにはいい頃じゃないんですか。パスポートがあれば、渡航もある程度自由ですし踏み絵と言うほどのことかどうか…。

        • 確かにそれもそうですね。結局のところ、どこの国で就職したいかで決めればいいのでは?と私も個人的には思います。どこの国にいても、自国籍の人を雇いたいとするのは同じですし。

  4. 私はカナダのバンクーバー出身です。ウクライナと中国の血が流れています。
    あなたの人種や民族は?国籍はどこですか?何て名前ですか?どんな人ですか?
    これをハッキリしないと自信をもてないし、自分が何者か解らなくなります。自分がそんな事気にしないなんて言っても相手は気にします。フランス系かインド系かとか。私はアジア人とスラブ人のハーフ特有の風貌ですから、それから逃げられません。だから、自信をもつには自分が何者かをはっきりさせます。簡単です。嘘をつかなければいいだけ。だけど、みんな一緒に名前のない人になろう、みんな財産を捨てて裸で生活しようなんていうのは、共産主義者やグローバリストに騙された人だけです。
    それか自分の国が嫌いな人です。バカにされていた人や、差別された人はみんなそうなります。でも、そうなれば異民族や外国人の前で自分だけ何もない人になってしまいます。私は言いたい。ちゃんと自分が何者かを考えて答えを出すべきです。それは自信を持つ為に必要です。

    • ハーフの人は、純血の人よりもしかしたら人種の所属問題に悩むでしょうね。
      英国人と日本人のハーフの人を知っていますが、思春期に色々あったのでしょう、見事に性格が歪んでしまっています。不平不満ばかりで、日本の悪口ばかり言っています。「自分の居場所はここじゃない」と英国に留学したみたいですが、英国ではアジア人扱いで日本と同様で馴染めなかったようで、日本に戻ってきました。
      それでも、住んでいながら日本の悪口は言い続けており、日本人の友達は居ない感じです。日本に住んでる外国人とつるんでますね。暗く死んだような目をしています。

      アメリカやブラジルの日系人たちの歴史をみると、わかるように現地で認めて貰う為に、とてつもない自己犠牲と努力があります。アメリカの日系人達は軍隊に志願して、ヨーロッパの激戦地に派遣されてとてつもない死者数を出しています。そのアメリカへの命をかけた忠誠が、日系人の信用にも繋がりました。ブラジルでも、働いたのに給料も貰えないような酷い待遇で「これなら日本に住んでた時の方がマシだ」という状況でしたが、辛抱して努力してブラジルの経済に貢献して、今のブラジルでの地位があります。

      わたしも、自分の立場をはっきりっさせてどちらか一つ選択する事は、その国の人々の信用を獲得する上で、必要不可欠な事だと思います。
      多重国籍者は、戦争があった時に都合の良い方に逃げられるぶん、同じ民族としての絶対の信頼は得られません。一心同体ではないのですから。日本の治安の良さや強さは、やっぱり何か困難が立ちふさがった時の不思議な「安心感」にあると思うんですよね。何があっても、みんな一緒だっていう。それがまた自分の自信に繋がります。他国で差別されても、その場で傷付きはしますが、仲間がいると思えばへっちゃらです。

  5. 子供がどちらの国籍を選ぶか、親として直面する時が近い将来待ち受けているものです。リリーさんの書かれている、選択すべき時期に通知が来るわけでもないという国の曖昧な対応は、国際結婚している方々では良く知られている話でした。
    大変興味深く拝見し、また、様々な御意見や事例も参考になりました。
    夫の国は移民が多く、二重国籍も当たり前にありますが、移民してきた理由はその国の移民移住受け入れや不動産取得の甘さに一番魅力があったから、という感じがします。選挙に関しては移民し国籍取得した方々のほうが投票率が高い傾向にあります。苦労した移住からの国籍取得者には大事な選挙権で、生まれた時から当然の権利を数々持つ国民よりもずっと真面目に行きます。希望託せる方が行政につけば住みやすくなります。しかし、住みやすくするというのは、そこで生きる覚悟が甘くなりがちで、良い意味でのナショナリズムは大事であり、その国の歴史や文化的な面にあまり興味がないと、何もかもが万国共通になりすぎて、かえってそれが受付ない個人ですと逃げのない世界になるおそれもあるな、と感じます。
    日本で多重国籍の許可は認めていく傾向にはあって欲しいと、やはり私も願います。ただ、国際結婚した私でも、公に務める職業の採用は、厳格に慎重に議論を重ねて結論を出すべきとは思います。

  6. 日本が未だに頑なに二重国籍を認めないのは特定の国籍保持者(敢えていいませんが)に選挙権を与えないため、に過ぎないでしょう。自然に二重国籍になった人物、取り分け西洋先進国の子に国籍の選択を迫るわけがないのです。正直者が馬鹿を見る制度ではなく、その裏にどこにも記載されない政治的意図があるのです。何故なら日本は良くも悪くも(個人的は最悪だと考えますが)そのように行政や法律までもが『よしなに』運営されてきているからです。法律の成立ちや他国の比較によってのみで国政の裏側を覗くことは不可能です。

  7. 明確な誤りないし誤解を招く表現だと思われるので指摘させていただきます。
    「4 国籍法が改正されたのは30年以上前」「1984年(昭和60年)に国籍法と戸籍法の一部が改正され、男女の区別なく外国人と日本人の間に生まれた子は日本国籍を取得できるようになったのだが、この改正から現在まで33年間この法律は改正されていない。」とありますが,それ以降も次のとおり国籍法は4回改正されています。特に違憲判決を受けての国籍法第3条の改正は話題にもなった国籍取得要件に関わる大きな改正ですし,知らないのはどうかなというレベルかと思います。
    ①平成5年11月12日法律第29号 行政手続法の制定に伴う第16条3項の改正
    ②平成16年12月1日法律第147号 民法の一部改正に伴う第5条の改正
    ③平成20年12月12日法律第88号 違憲判決を受けての第3条の改正・第20条の新設
    ④平成26年6月13日法律第70号   行政手続法改正に伴う第18条の2の新設

  8. 私の2歳の娘はハーフですが、生まれたときからどこに出かけても「外人さんだよ!見て!」と指さされたり、スーパーで会ったおばさんに「日本人じゃないよね?」等とよく言われます。
    日本生まれの日本国籍で、親の私も日本人なのに、自分の娘を外人さんとかって言われたりすることに、初めはすごく抵抗がありました。
    主人と3人でお出かけすると、回り込んで娘の顔を覗き込んだり。かなり明からさまです。笑
    すごく嫌だったのですが、私なりに一つの結論にたどり着きました。
    それは、相手が外国人だと分かると、日本人はいきなりみんな積極的になったり、失礼なことでも平気でやったり聞いたりするんだということです。笑

    「外人さんですよね?」って聞かれたときは、「いえ、日本人です」って答えますが、不思議そうな顔をされます。法的な国籍のことではないですが、少なくとも一般国民は、肌が白くて頭が小さくて、髪の毛がクルクル茶髪で目が大きいのに、日本人で日本国籍だって言われても、信じられないのだと思います。それだけ日本人(アジア人)ってみんな見た目が同じってことでもあるのかな。。単一民族国家なんだなぁと改めて感じます。

    • 「ハーフの日本人」です、と言えば済む問題じゃないですか?(苦笑)

      外見だけみれば、白人や黒人の血が入れば見た目が一般的な日本人と違うのは明らかなんですから(勿論日本にも濃い顔や薄い顔まで色々いますが、ベッキーさんのような顔は普通居ないでしょう)
      それを聞いてきた人は、「ハーフなのか知り合いの外国人の子供を預かってるだけなのかを」知りたがってるんだと思いますよ。

  9. ハーフの方は自分から望んでハーフになったわけでもなく両親の離婚などで母子家庭で育っている方も多く見受けられます。職業でもタレントや芸能人としての道を選ぶように見受けられます。多分、日本国籍を有していても国家公務員の道は塞がれているでしょう。さらに上場企業への就職も厳しいものがあると思います。一方で日本の民間テレビに頻繁にハーフが飾りとして登場しますが海外ではあまり例がないと思い異質です。海外の場合は国によって異なるでしょうが表面的にはリスペクトするものの特に白人層には根強い人種的な偏見が存在し異邦人として葛藤しながら一生生きていかなくてはいけないでしょう。おそらく成人になったハーフの方にアンケートを取れば二度とハーフになりたくないという回答になるでしょう。

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