「パリで人種差別を受けた」と勘違いする、うるさい日本人へ
image: las - initially (Lori Semprevio) - Flicker

以前書いた記事『なぜGACKTはフランスで差別されたのか?』は、反響が大きかった。コメントのほとんどが「ガクトがされたのは人種差別」という意見だったが、やはりこれは“日本人的な視点”の見方だと思う。ガクトが区別・差別されたのは間違いないが、これを人種差別に結びつけるのは短絡的すぎるのではないだろうか。

なぜなら、これらはフランス的な視点や常識を全く考慮に入れていない意見だからだ。フランスではサービス業の「お客さんに対する差別」は当たり前で、日常茶飯事である。常連客に対するひいきの度合いは、日本とは比べ物にならない。

人気のある窓際の席を常連客のためにとっておくお店はたくさんあるし、普通のお客さんに頼まれても出さないメニューを、常連客のためなら文句一つなく作る。常連客なら、まだ来店していなくても、電話で料理の注文を受け付ける。パリの席数が少ない小さなレストランでは、団体の貸し切り予約を断るお店が多いが、これは団体客のせいで常連客が入店できないことを懸念しての策だ。フランスのレストランでは、目先の利益よりも常連客との長期的な関係を優先させる文化が根付いている。これがフランスでの客商売のやり方なのである。


客のほうも、十分これを承知している。「このお店と長く付き合いたい」、「このお店はひいきにしたい」と思った客はチップをはずんで、店員との世間話に花を咲かせる。こうしてお店側と客側で、対等で友好な人間関係を築いていくのが、フランス流ひいき店との付き合い方だ。逆に、一度しか行かないであろうお店にはチップもあげなければ、あいさつもしない。常連客びいきは、フランスでは一般に受け入れられている“差別”であるのだ。

「お金がなくても平気なフランス人、お金があっても不安な日本人」でおなじみの作家、吉村葉子は著書のなかで、態度が悪かった銀行員のフランス人に手土産を持って行ったところ、その翌日から行員はコロッと態度を変え、長蛇の列があるときにも優先して接客してもらえるようになったというエピソードを語っている。

このようにフランスでは、店側からすれば客の階級があり、客側もお店の階級がある。お店と常連客が一緒にプライベートで飲みに行くこともあるし、互いに持ちつ持たれつの関係を保とうとする。

そんな階級社会であり、観光客が世界一多いパリのサービス業では、当然外国人観光客が一番下のランクにあたるのだ。

一度きりで二度と来ることはないだろうし、チップもくれないことが多い。パリジャンのディナータイムは大体20時頃だが、外国人観光客はそれよりもずっと早い時間帯に入店する。クレジットカードの暗証番号4ケタを知らずに、日本と同じようにサインで決済しようとする人もいて、支払いで問題が生じることも外国人観光客には多い。フランス語がわからないので、注文で間違えてしまうリスクもある。目の前にいる外国人観光客に感じ悪く接しても、観光客は次から次へとやってくる…。

こういった事情から、パリでは外国人観光客はどの人種であれ、嫌がられる。日本人に限らず、世界中の観光客がパリジャンに対して良い印象は持っていない。実際、海外の旅行情報サイトのレビューを見ると、「パリの街並みは素敵だけど、パリの人たちは冷たくて嫌いだ」というような意見が多いのはこのためだ。しかし、英語圏の観光客なら、フランス語が通じなくても英語で会話ができるというアドバンテージがあるし、彼らはチップの額もアジア人に比べて多い。白人が優先されるのは、このような背景もあるのだ。

逆に言えば、アジア人であっても、英語やフランス語をきちんと話し、チップをはずんで、店の常連になり、店員にコマンタレヴ?と話しかけてみれば、お店にひいきされるのは言うまでもない。

誰もが公平に接客されているべきだという日本と同じルールが海外でも通用すると勝手に思い込み、事情を知らない観光客がフランスでの接客のやり方をジャッジするから、「人種差別」というお門違いな結論を導き出すのではないだろうか。

店の奥に追いやられたGACKTだって、アジア人だからという理由ではなく、パッと見で観光客だとわかったからテラス席には座らせなかったのだろう。もしかしたら、テラス席は常連客のためにとってあったのかもしれない。「お客様は神様」ではなく、店も客も対等だという意識があるフランスでは、客にどのような扱いをするのかは、店員個人の裁量によって決まるところが大きく、これは客に対する差別であって、人種差別ではない

それでは、逆にどんな場合が「人種差別」に値するのだろうか。このGACKTの例でいうと、店側にはっきりと「アジア人は窓際に座らせない」と言われたのなら、人種差別だと断定できる。「アジア人入店お断り」の張り紙があるお店も人種差別だ。筆者の知り合いで、パリの道端で黒人からいきなり背中を押され、「俺はアジア人が大っ嫌いなんだ」と言われた日本人がいるが、これも立派な人種差別である。

しかし、パリで人種差別を受けたという人の体験談を聞いてみると、そのほとんどが「嫌な顔をされた」というような抽象的すぎるものだ。「ニーハオと言われた」、「軽蔑の目で見下した表情をされた」、「チラチラ睨まれた」、「馬鹿にされた」というような受け取る人によってどうにでも解釈できるような内容で、とても人種差別だとは言い切れない。これらは、単なる被害妄想でしかない

筆者の友人で、自分はいつも人種差別にあっているという妄想を抱いていたパリ在住の女性がいる。行きつけのパン屋の店員がいつも彼女にだけ態度が冷たいように感じたそうだ。ある日、彼女は自分の旦那(フランス人)と一緒にそのパン屋さんに行ってみた。すると、その店員はフランス人である彼に対しても態度が悪かったそうだ。

そこで彼女は気がつく。自分が日本人だから差別されたのではなく、この店員はフランス人に対しても態度が悪いのだと。それを知った彼女は、ほっとした気持ちになったそうだ。

このパン屋の店員がどのようなアルゴリズムで、感じよく接客する客を選び出しているのかはわからない。しかし、「人種差別された」と騒ぐ人のほとんどは、彼女のように蓋を開けてみると、単なる勘違いなのではないだろうか。

日本では日本のルールがあるように、外国では外国でのルールがある。それを知らずして、勝手に日本的価値観で批判し、安易に「人種差別」と結びつけるのは、あまりに短絡的で、幼稚な気がしてならない。

日本で生活する外国人が「日本のこういうところが嫌だ」と批判すると、嫌なら出てけ! と目くじらを立てて怒るるのに、その一方で、海外でちょっと嫌な目にあうと、「この国の人は人種差別的だ」と決めつける。こんな矛盾に気がついていない人も少なくない。

なぜパリ旅行に来た日本人は、人種差別の被害者になるのか?
…それは、パリジャンの言動のせいで嫌な気分にさせられた日本人が、安易に“人種”差別に結びつけるからである。


その国のルールや文化をよく知りもしないで、差別されたと批判するのは、無知無学を露呈することと同じだ

大切なのは、批判や決めつけをする前に、「なぜこうなのか?」と理解しようとする寛容さである。


36 コメント

  1. 全くその通りだと思います。フランスでは店や店員から優遇されるためには、それなりの努力が必要です。フランス語はもちろん、その他もろもろですね。そして、それが成功したら融通のきくサービスが受けられる。日本のサービスはある意味凄いけど、融通の利かない所もあると思います。
    フランスには、フランスのやり方があるだけ。差別と怒らずにうまく過ごしてみれば観光でも楽しめると思います。
    良い記事でした。

  2. 私が南欧で通りを歩いていたらヨーロッパ原住民が目を狐目に指で吊り上げて、チーノ!チーノ!と叫んで来たのですが、これは人種差別でしょうか。

    • 馬鹿にしたニュアンスだったら人種差別なのかもしれませんが、これくらいのことはさせておけばいいのでは?
      「アホやなぁ」で流せばいいんです。アホはどこにでもいますし、いちいち真面目にとらず、相手にしないのが一番です。

      • チーノ!チーノ!と言ったのは小学生の団体(先生付)だったのですが、完全にバカにしたニュアンスでしたね。先生も注意する様子も謝る様子も見せず当然、といった感じでしたし。イタリア(もう国名言っちゃいますね。)ナポリの学校では差別が許されているのでしょうか。楽しく旅をしていただけにショックでした。

      • いや、それは違うでしょう。アメリカ人だと思った相手(実際はフランス人)に、鼻を大きくしたジェスチャーをして、アメリカン!というのと同じです。
        「帰れ」という単語を使ったら、それはまた別のニュアンスになると思います。

      • 中国人を見て『朝鮮、朝鮮ぱかするな!』と囃し立てるようなレベルかなと私は判断しました。絶対、必ずや中国人は怒ると推察。

  3. 昔、『ここがヘンだよ日本人』という番組で島崎敏郎がアダモちゃんというキャラを演じたら外国人(特に黒人)が怒りだしました。
    個人的には差別的な意味合いがあったとは微塵も思いませんでしたが、こちらが差別とは思わなくても向こうが差別と思えば差別認定されるのが現状でしょう。
    白人にしても、以前全日空のCMで出演者が金髪のカツラに付け鼻という格好をしたら、在日外国人から人種差別だと苦情が殺到して放送されなくなりました。
    あと、ワンピースという漫画では、白ひげ海賊団のシンボルには元々は卍が描かれていましたが、何らかの圧力で十字架に変更されてしまいました。
    自国では差別ではないと判断される事であっても、今の時代はそれじゃ通らなくなってる気がします。

    • 確かに、パリジャンも悪いです。これだけ観光客の多い街なのですから、パリのやり方を押し通すのではなく、世界のスタンダードへ帳尻を合わせていくべきだと私も思います。
      >自国では差別ではないと判断される事であっても、今の時代はそれじゃ通らなくなってる気がします。
      その通りです。
      こういった背景もあって、パリ観光協議会はパリ市内のホテル、タクシー、レストラン経営者のために外国人観光客対応マニュアルを配っています。効果のほどはわかりませんが。

  4.  以前、アメリカでレストランに入ったら、なかなか注文を取りに来ない、やっと取りに来たら、今度が料理がなかなか出てこない、という事がありました。最初は、「日本ではないから、そういうゆるいところもあるのか」と思っていましたが、私よりも後から来たお客には注文を聞きに来ているし、料理も出てきているので、段々不安になってきました。

     「もしかしたら・・・差別されてる?」とか「私が何かマナーに反した事をしていて、暗に”とっとと帰れ”という事なのか?(いつも挨拶はしているし、勝手に席についたりしませんが)」とか「ウェイターの人に袖の下を渡さないといけないのか?」とか色々思いました。何か言うべきだったかもしれませんが、「これを下さい」「幾らですか」程度の英語力では、「私よりも先に来たあの人が食事をしているのに、どうして私の料理がまだ来ないのですか」などと言えるわけもありません。結局二時間近くかかって、嫌な汗をかきながら食事を済ませました。終わる頃には、「兎に角、これ以上何事も無く、この店を出たい」と安全料だとチップを弾みました。ウェイターさんは当然というべきかニコニコしていました。

     韓国でも、カフェでモーニングを食べて、次の日に又食べに行ったら、「ウチはモーニングはしていない」と言われ、「昨日ここで食事をしたんですよ」と言っても、相手にしてもらえず門前払いにされた事もあります(これは流石に反日感情というものなのかな)。

     「そういう店もある」のか、もし私に問題があったのなら、それは何なのか、未だにわかりません。これを以てその国や、その国の人を嫌いになったわけではありません。只、やはり不愉快な思いをするのは嫌なので、入らなければならない状況(連れがいる、とか)でなければ、レストランには進んで入らなくなりました。入っても「ちゃんとオーダーを取りに来るのか」とか「ちゃんと料理は出てくるのか」とか気になって、さっさと済ませて出たいと思ってしまいます。場合によっては、最初から安全料としてチップを弾んでスムースに食事をしようをしたりします(だからといって、サービスが特別良くなった印象もないので、単にカモになっているような気もします)。だから一人の時には、食事はファーストフードやカフェやベーカリーやいわゆるデリカで極力済ますようになりました。その方がくつろげます。

     この記事を拝見して、もし私がフランスへ行ったら、多分愉快な目には遭わないのだろうと思いました。だからといって、フランスという国やフランスの方に悪い印象を持ったわけではありませんが、そういう状況を楽しめるほど寛容であり続ける自信が無いので、行きたいなとは余り思わなくなりました。

    • わたしは色々ヨーロッパの国々にいきましたがホテルでも、レストランでもチップを払ったことは一度もありません。サービス料金は含まれているからです。アメリカは違うと聞きました。アメリカはわかりませんが、フランスでは丁寧でない店の方が実は多いです。しかし、実はそのような店をその後克服することがあります。それが楽しめるようになるまでが、大変ですが。店を口説き落とすテクニック、それがその国に真に認められたという意味だと思います。私なんて最初はコーヒーを頼んだらサンドイッチがでてきました(笑)精神のタフさが必要なのかもしれません。

      •  コーヒーを頼んだらサンドイッチ、ですか・・・なるほど。
        「店を口説き落とすテクニックが、その国に認められた証」という発想は、今の今までした事もありませんでしたが非常に説得力があります。
         私は恥ずかしながら、ヨーロッパへは行った事がありませんが、皆さんのお話など伺いますに、フランスは言われるように心身共にタフな方でないとなかなか楽しむという境地まで行き難い、上級者向けの国のような感じがします(別にフランスが悪いとか言っているわけではありませんよ)。

         私は押しの強い方では無く、又言葉にも自信がないのに、何故か海外一人旅へ行ってしまうので、行く時には現地の習慣、特に「やってはいけないこと」を調べました。一人なので、何かあっても誰にも頼る事が出来ませんから、可能限りトラブルを回避しようという発想になります。それでも、よその国の全ての習慣を知る事は出来ませんし、やはり現場に行かないとわからない事も多々あります。それに現地へ行けば、元々そういう性格なのかもしれませんが、自分はつかの間ここにいるだけの、習慣にも疎いよそ者の外国人だという意識が強く、郷に入らば郷に従わねばと、いつも控えめにしてしまいました(だからと言って、日本に来る外国の方達が控えめにするべきだとは思っていませんが)。
         概ねトラブルは無いのですが、上記のような事に出くわすと、人種差別か?というよりも、「私は何か非常識な事をしているのだろうか?思い当たる節も無いけど、ここは私の価値観が通用する場所ではないから、思いもつかない事もあるかもしれない」とか思ってしまう方が強いです。別に高邁な発想というわけでもなく、早合点してしまった後で自分に非があるとわかったら、やっぱりマズいだろうという事です。
         自分に非があれば改めるべきだと思うし、相手に非があれば、それを知って、次からは可能な限りそれを察知して対処しようかとも思いますが、考えても調べても理由がわからないと消去法で「じゃ、食事はなるべく簡単に済むところにしようか」となります。元々食事は静かにしたい方なので、隅っこの席でも全然気にならないし、窓際の目立つ席など案内されたら、かえって落ち着きません。ベーカリーのイートインでパンをかじりながら、本でも読んでいる方が性に合っています(連れがいると、流石にそういうわけにもいきませんが)。私はあしらい易い客なのかも。

         でも、皆さんが言われるように自己主張してナンボの社会に行って、いかにも引っ込み思案みたいな事をしていたのは、やはり私という日本人の無知の成せる業、なのかもしれません。

        • あなたの謙虚さは日本人らしく素晴らしいものですが、トラブルの原因を自分に求めすぎるなんてことはしなくても良いと思います。そんな特殊なしきたりなんてフランスや多くの先進国にはありませんよ。記事のように観光客を冷遇するなんて失礼な慣行に合わせる必要はありません。こちらが礼を尽くしているにも関わらずそういった対応を取られたなら怒れば良いのです。差別をされたら怒って良いのです。文句を言わず後でうだうだ考える方が精神上毒です。

  5. ガクトが泊まったのはパリの空港の近くのホテルだったと思いますが朝食に来ていた白人は全員フランス人だったから(空港そばにも関わらず)差別されなかったわけですか?良くガクトの文章から判断できましたね。また見た目がアジア人だから観光客と決めつけたのならこれも人種差別ですね。実際アジア系フランス人からこの種の差別は聞こえてきます。なぜここまでして他人が差別に傷付いた事実を矮小化しようとするのか理解できません。どういう意図だったとしても結果人種差別が疑われるようなことをしでかせば批判されるのは当たり前でしょう。観光客を差別・冷遇するフランスのしきたりを知らないことが無知無学だなんて驚きです。ちなみにニーハオと勝手に国籍を判断してニヤニヤしながらからかってくるのは明確な人種差別でありほっとけばいいなんて私は思いません。見下された目をされた、バカにされたという体験談も実際には本当に差別的であったのかもしれません。被害妄想と決めつけるその思い込みの強さと独善性の方が問題であり、旅先で冷たくされ差別されたかもしれない人たちに寛容さを持てと説いている場合ではないと思いますが。

    • 自分も全く同感です。何もかもを差別と思ってしまうのは良くないでしょうが、無理に被害妄想だと言うのも同じコインの裏側です。からかいをほっておけって、バカを気にしない私って理解ある、って酔ってるだけだと思います。そんな概念を皆が持てば人種差別は広がります。もっと広い視野を持って現地のしきたりを考えてみようと説いている作者こそ、狭い視野にとらわれている様に感じます。

  6. パリで「トレ(3人)」と言ったら感じ悪いチャンネーに「スリー?」と言い直され、奥の席が空いてるのにテラス席が空くのを待たされたことがあったなあ。
    男性の偉そうな人に諭されて奥のテーブル席に通されたけど。
    注文取りに来た別の男性は、私が憮然としてるのに気づいてかすごいフレンドリーだったが、件の女は私が睨みつけてるのに完全シカトしてた。
    今思えば、ケータイでガンガン写真でも撮ってやれば良かったなあ
    こういう経験があるから、パリの女は大嫌いです。

    • うーん、パリの女性は確かに高慢だなぁと私も思いますが、テラス席が空くのを待たされたというのは、その女性がそっちのほうがいいと思ったからでは?
      フランスでは、テラス席のほうが人気が高いレストランもたくさんありますし、何か意向があるのなら、それを言葉にして相手に伝えないと察してはくれませんよ?
      というか、睨み付けるくらいなら「奥のテーブル席が良い」と言えばいいのではないでしょうか?なぜ言葉にしないのですか?
      相手が察してくれるまで待ったり、こっちの意向をわかってくれるものとして行動するのは、日本では通用しますが、海外ではそうはいきませんよ。

  7. なるほど~
    大変勉強になりました

    私自身はパリジャンめっちゃ怖いわー絶対に行きたくないと思いながら娘のために泣く泣く行ったところ
    たまたまいい人にしか出会わなくて
    パリジャンっていい人ばっかり!また行きたい!
    となったくちなので本当に運次第なところなんだなと思いました。

    ただ、最近パリに行ってきた友人(アメリカ人。毎年パリに長逗留)の話では現地では緊張が高まってきていてアジア人に対する差別も激しくなってきていると感じたそうです。

    ルーブルの入り口に並んでいたらアジア人女性がひったくられて殴られたけれども回りにいた警備員も並んでいた人も誰も助けおこそうともしなかったそうです
    彼女の意見ではそれは事件に巻き込まれたくないとかではなくアジア人に対する人種差別からだと思うと。
    被害者が白人(ちなみに彼女は白人)であったならみんなまず助けに入ったでしょうねと。

    なので、席の場所の差別のほうが身の危険をはらむ差別よりもましかななんて思っちゃいました

    もちろんどちらも絶対にいけないことだと思いますが

    どこの国でも人種差別意識の強い人というのは教育レベルが低くて視野が狭いもの。
    その世界から引っ張りあげてくれて世界を見せてくれる人に出会うチャンスもない。

    世界中の全ての人に高レベルの教育が行き渡る日が早く来るといいですね

  8. Il est juste. S’il vous plaît accepter la culture.
    Nous Français, j’aime ce sentiment depuis le début.
    Donc, je ne le fais pas, donc je suis discrimination.

  9. 露骨な差別の一件に対して、何故無理してここまでフランス人を擁護した記事を書かれたのか分かりかねます。結局、我々は差別される対象である事をこの一件はしっかりと表している、と認めればよいのでは。何とも気分の悪い記事でしたので、コメントを残します。

    • 本当にそう思います。悲しいことに差別を受け入れ、白人のオリエンタリズムに基づいて自我を形成するというのは現地法人の病理なのですが、それがよく出ている記事だと思いました。

  10. 私もminkさんや、作者様の言うとうりだと思います。
    他国に行くのだから、まず前もってその国の文化やルールを知っておかなきゃいけないと思います。
    日本だって同じ国だけど、地域によってルールがあるので、旅行に行く時調べたりしないと、影で言われたりする。
    日本人は、表に出さないようにしてるだけで、他の国と変わらないと思います。
    波風立てないようにするのが美徳だと考えているから。
    あと、面倒くさいって思ってるのが本音です。
    ただフランスでは、それを表に出すのが当たり前なのでは?
    だから、国によって考え方が違うだけで、人種差別とゆう大きなくくりに入れるのは、早急過ぎだと思います。
    私もフランスに行ってみたいと思っているので、この記事の事参考にさせて頂いてます。
    今、まさにフランス語の勉強中!
    語学だけではなく、文化やルールも勉強中です!

  11. 先ほどのコメントの続きですが、著者が考えなければいけないのはGackt云々ではなくなぜフランスの邦人はあえて日本伝統文化の使者のように振る舞い、アラブ・アフリカ系移民を(現地の保守派白人のように)嫌い、フランス人の差別的振る舞いに対しそれを「フランス文化」を「理解」することによってレイシズムとは別の文脈に置こうとする傾向が強いのか、でしょう。問題なのはフランスにおいてはアジア人は白人より劣位に置かれ、偏見およびレイシズムの対象であるという社会構造そのものであって、ガクトの経験はその表象にしか過ぎないのです。著者のようにフランスへのやみくもな擁護に終始していてはこの構造の保持および強化に貢献することにしかならないはずです。本来であれば現地邦人フランス社会そのものに批判的な視座を持ちつつ、アジア人としてオリエンタリズムの文脈を超えたところでの主体の構築を目指すべきと私は考えますし、それに成功することによってしかレイシズムの克服はないのではないでしょうか。

  12. パリに住んでますが、差別を受けたと感じたのは1度だけです。
    それは、秋か冬に、ジム帰りだったので短パンで激安店に入り、うろうろしてお菓子を1つだけ買って商品をカバンに入れ店を出ようとした時、黒人の警備員に呼び止められ、カバンの中身を見せろと言われました。
    警報機がピーピーなった訳でもないし(そもそもない)、嫌だと答え、なんだ差別かと聞いたら、そうではない、全員にやっていると言っていました。
    そもそもカバンを見せるのは入る時はあっても出る時は求められたことがないのに、かつ、他の人の荷物チェックを出る時にしていないと思ったので腹が立ちました。
    押し問答しても面倒なので中身を見せて、メルシーと言われて終わりました。
    まー彼も仕事の一環で、ランダムにチェックしてるのかも知れません。
    そしてこれは人種差別というより自分の恰好が原因だったかもしれません。

    いずれにせよ、これ以外に一度も差別に遭ったと感じたことはなく、むしろビストロやレストランでもいい席に案内してもらってるし、スーパーでも普通に対応してもらってます。

    日本の基準を外国に求めること自体が違う気がします。その国・その土地の文化がありますし。その土地の文化・習慣を理解していれば、腹が立つことも減るかと思います。この国ホント馬鹿だなーと思うことは多々ありますが。
    こう考えると、日本の素晴らしさを一層感じます。

    • 店によっては、出るときに必ず荷物検査をするところもありますよ。うちの近所のカストラマやフナックは、必ず荷物検査と買った商品とレシートを見せなければなりません。かなり面倒ですが。
      あ、でも警備員と何だか口論になっているフランス人(白人、黒人、アラブ人など全人種)も割といますよね。差別といえるかは、微妙なところではないでしょうか。

  13. いや、「フランスのサービス業がクソだから」は、ただの人種差別からの逃げにしか感じません。

    フランスの日本人サッカー選手は、うしろから「スシ」と嘲れるそうですし。
    しかし、本人は「フランスはアジア人に敬意を持っているわけではない事を発見した」「スシは偉大なんだなと思った笑」と強靭な発言をしていました。素晴らしいですね。
    そして中東に対する、また日本の大震災と原発に対する風刺も、物凄くひどい+それを擁護している始末です。
    (勿論それが全てではないでしょうが。)

    人種差別するような圧倒的格下の事を、何故かばうのでしょうか?日本人の白人コンプレックスにしか見えません。
    日本人は本物の外人をみたことが無いので、日本ではできる判断力が急激に落ち、無能な幼児のようになってしまうそうです。だからナメられ、カモられるんでしょうね。
    フランスには確実に醜い人種差別は実際にある、という事は現実として理解していたほうがいいと思います。
    あるもんはあるんだから、無いふりしたってあります。 スリや泥棒に気をつけるのと同じことです。
    勿論、フランスでまともな人間にあたったら、感謝を忘れずに。海外だろうがどこだろうが、「日本人として、人間として」応対すればいいと思うのですが。

    とにかく、クズ対応をしてくる相手に、異常な媚は必要はありません。そういう事はたんにナメられるだけです。日本人が悪いわけではないのに、日本人に全ての重労働を背負わせようとするのはやめてください。
    言葉を皆憶えろとか、クズ店員に媚て、チップ沢山払って認められろとか、鬱陶しいのです。
    白人が、日本に来て、同じことをやっていますか?
    (自分の目的が、そこで暮らなきゃならない(在フラ)とか、会社を起こすとか、友達づくりならまだ分かりますが。

    単なる旅行なんだから、言葉なんて、伝えたい単語が少々分かれば上等です。だいたいヨーロッパなんて、見れるものは景色くらいでしょうから。
    明るい笑顔で楽しんで、自分の目的を達し、クソみたいな格下の店にあたったら、笑って去り、あとでSNSにでも悪口ぶっこんでやればオッケーです。「この店、人種差別のフラがいた!やばいから気をつけて!」みたいな笑
    そして世界には、国も街もいくらでもあります!

  14. たまにフランスに滞在しますが、抽象的でなくあからさまな差別を感じることがあります。なぜこの筆者は、そこまでフランスの差別を、さも被害者の妄想のように書くのでしょうか。自ら、私の友人は背中を押されアジア人は嫌いだと言われたと書いておきながら。。色々と矛盾を感じたので、投稿しました。「差別はある。しかしこれがフランスの文化だ」と言ってくれた方がまだ納得がいきます。

  15. フランスに住んだ経験がありますが
    フランスが好きになれなかった理由が
    作者の記事でよく理解しました。

    事実、人種差別やら、区別はあるが
    しかし単に自分が差別されたなんて
    考えたくないし見たくないだけって聞こえる。

    全員がそうではないが
    個人主義だからなのか知らないが
    フランス人は性格に癖のある人
    結構多かった。

    そんなフランスに馴染める日本人は
    現地寄りな思考に染まるのか。
    ま、そうならざるを得ないかもしれない。
    決してそれが良いとか悪いとか
    じゃないですが。

    擁護記事を書かれた作者の中身が
    フランス人になってるのが興味深い。
    最後までそれが何かを敢えて説明しませんが。
    別の視点から読ませてもらいました。

  16. 無神経な日本人。

    新訳聖書「上座と末席」ルカ14章7-11節
    に、「婚礼に招かれたら上座に座ってはならない」とあります。
    もし知らずに上席に座ってしまったら、ふさわしい
    客のためその席を譲ることになり恥ずかしい思いをすると書かれています。 自分よりも他に相応しい人がいるかもしれないと言う意味です。

    私が14年暮らした英国は、キリスト教的中世の社会でしたから一番良い場所は取り敢えず空けて置く暗黙の了解がありました。予約席の表示があろうと無かろうと余所者がそれを侵す事は歓迎されません。

    一方で金を払うから客は好きな所をと言う考えがあるわけで、それは野蛮とみなされます。先着順に場所を決めるというのは一見平等みたいですがアナキーです。

    さしずめ日本なら床の間に座り込む客を受け入れがたいのと同じでしょう。

    フランスのキャフェテラスで好きな場所に座らせてもらえなかった日本人。本人が差別されたと怒っている様ですが考えが浅いですね。

    障害者という理由で入店を断る店は社会からバッシングを受けますが、日本人だからという事くらいでは相手にされないでしょう。 少なくとも英国では・・

    人間誰しも上席に座りたい希いはあるものです。だがいざ椅子取りゲームとなれば欧州で育った人々の方が日本人より上手に席を手に入れますね。単に同じ人間だから差別をするな。だから俺には良い場所に座る権利があるというのは理屈にもならんです。

  17. はっきり言って筆者の分析や意見には大きな違和感しか感じませんでした。
    いろいろ話されていましたが、それならば何故、当のフランスのメディアも、アジア人客を窓際のいい席(テラス席)ではなく奥の悪い席に案内したり、アジア人客への接客態度が白人客に比べて悪いということなどを人種差別的、アジア人蔑視的で問題のある行為として度々報じているんでしょうか?
    私は父親の仕事の関係で10代をフランスで過ごしましたけれど、その時から同じような問題記事は度々フランスのメディアで取り上げられていましたよ。
    また、客にランク分けして対応するというのは、フランスに限らず日本でもあることですし、常連客を優遇するのもどこでもあることです。
    それはあくまでも客を区別しているのであって、差別しているのではないことはみんな分かっていることでしょう。
    問題視されているのは、そういった次元のことではなく、アジア人、白人という単なる外見的な違いによって接客等に大きな差をつけられることであって、これはフランスに限らず欧米のような白人国家では、アジア人が当たり前のように受けているのが実態ですし、私もフランスで生活していた時にはそんな扱いは何度も経験しています。
    なのに、今回の記事のように単なる個人的な問題であったかのようにして、擁護している方が正直気持ち悪い印象を強く感じました。

  18. はじめまして
    一つ教えて頂きたいのですが、マダムリリー様は差別を受けたことがないとのことですが、その理由についてどの様に思われますか

    フランス在住で、文化や言葉に精通されているご友人でも差別に遭われたとのことでしたので、その違いについて教えて頂ければと思ってコメントさせて頂きました

    • うーんと、私が「アジア人だから差別されるかも?」と思っていないからだと思います。差別されるかも?と普段から不安に思っていると、日常のちょっとした嫌なことが「差別が原因」だと思ってしまうのかなと。
      フランス人は態度が悪い人が多いので、それをいちいち「自分が悪い=差別されている」と感じてしまう人と、「なんだこの人、態度悪いな」で流せる人の違いかなと。
      実際、面と向かって「アジア人は嫌い」と言われるような、誰から見ても100%差別っていう状況になることって限りなくゼロに近いでしょう?要は、取り方の問題で、自分とは違う文化の人のなかで生きていくには、これくらいの図太さが必要なのかなーと思います。

  19. こんにちは。
    南フランスに住んでいたころ、道を歩いていたら「土人」(savage)と言われましたね。
    フランスの人種差別は実際にありますし、あまり過小評価されるのもどうかなと思います。
    フランス人の友人はたくさんおりましたよ。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here